2012年11月5日月曜日

新&旧モロヘイヤの茎、通常の雑草の茎よりはるかによいみみず君の餌

雑草の茎を餌として与えた時、みみず君はやせ細ったが、モロヘイヤの茎ではどうだろう?葉っぱにあれだけ栄養があるので茎にも栄養がありそうな気がする。

9月25日に新&旧モロヘイヤの茎の食べっぷりの比較実験を設定した

見たかったのは新鮮なモロヘイヤの茎の食べっぷりだったのだが、予定外に15日間ココ繊維の中に置きっぱなしのモロヘイヤの茎があった。
丁度2種類の条件の茎が揃ったので、みみず君が処理出来るスピードやみみずの栄養状態の差を見てみようという実験を設定したのだ。

これまでの経験からモロヘイヤの繊維を食べ尽すには最低2ヶ月かかると考えていた。
その頃のチェックを考えていたが、今日チェックしてみて予定外のことが起こっていた。
設定40日にして、分画用のダンボールが完全に食べられていたのだ。
恐らくモロヘイヤにはもう食べるところが無くなっていたにに違いない。


下は設定時の写真(9/25)2分割実験の境はいつものように下の写真のようなダンボール。

 こちら側が丁度15日置きっぱなしだったモロヘイヤの茎


 こちら側は新鮮なモロヘイヤの茎



茎には餌になる成分が多くないだろうと考え、設定時参加してもらったみみず君は青年ミミズ中心にそれぞれ20匹づつだ。

ということで、全く予定外ではあるが今日観察小屋の御開帳だ。
まず上から見ると、ダンボールが食べられて上の部分だけ倒れていた。
何となく、つぶれた茎繊維と形のある茎繊維が見えている。それぞれがモロヘイヤの新旧の区画だろう。

観察小屋を上から見たところ。ダンボールはちぎれている。その下にはダンボールのカケラもない。ちぎれたダンボールの左側にしっかりした茎が見えてるが、そちらが新鮮な茎を投入した区画だろう。
そこで、観察小屋の内容を広皿に取り出してみた。
やはり、どこが境であったか全く分からないし、境を作っていたダンボールは全く見当たらない。
皿に内容を移してみた。区画用のダンボールは完全に食べられている。堆肥はそれなりに出来ている。モロヘイヤの茎繊維の状態はしっかり残っているものとヘナヘナになっているものがある。恐らくしっかり残っている繊維は新鮮な茎を投入したもので、ヘナヘナの繊維は15日置いて投入した茎と思われるが、境が無くなったのでその証明が出来ない。
これまで、雑草の茎を与えた場合、ミミズがやせ細り、繊維性の茎だけではみみず君の餌として不十分と考えられた。
しかし、下の写真のみみず君たちを見て頂こう。結構もりもり太り、投入時の青年ミミズは大人ミミズになっている。数は投入した40匹のままだった。老衰などで死亡したミミズはいなかったことになる。また、内容をよく見るとに卵を散見され、繁殖活動も始まっていたことが伺われた。やはりモロヘイヤの茎にはみみず君が1ヶ月程元気に生活する分の栄養があったのだろう。
ミミズは極めて元気、赤ちゃんは見当たらなかったが卵は散見された。繁殖活動をしていたということはこの1ヶ月、観察小屋中の環境がよかったことを意味する。

しかし、ダンボールも食べ切っていたところを見ると、残りかすのモロヘイヤの繊維にはもう食べるところが何もないのは明らかだ。
このままでは間違いなく太ったみみず君もまた痩せてしまったに違いない。今回のチェック時期は何とか手遅れにならないぎりぎりのところだったのだろう。

さて大皿に内容を移したあとの作業だが、まず下の写真のように、皿にあった残っている茎繊維のほとんどを再度観察小屋に戻した。さらにみみず君が太り、繁殖活動に励むように、40匹のミミズ君たちと共に、十分な量の餌を観察小屋に入れておいた。救った卵も同じ小屋に戻した。みみず君たちの今後の活動状況やモロヘイヤの残った茎繊維がいつ頃完全に無くなるかを今後チェックしていこう。


ということで、この小屋はまた1ヶ月後にチェックをすることにした。

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