2012年11月11日日曜日

里芋:親芋を逆さに植えたものと順方向に植えたものとどちらが収穫量が多い?


我が家には昨日まで7株の親芋を種芋として使った里芋があった。これらすべてを昨日収穫した。

そのうち6株は親芋を逆さに植えたもので、これらについては昨日報告した。あとの1株が順方向に植えたものだ。

今日は順方向に植えたものの収穫状況の報告と、逆さに植えたものとの収穫量の比較をしてみよう。

その前に、芽出しの時期、逆さに植えたものと順方向に植えたものでは育ちがどうだったかを振り返ってみよう。
順方向に植えた親芋は1個しかなかったので正確な比較にはならないのだが、その時点では逆さに植えたものがいい感じだった。
下の写真がその時期のものだ。1個づつを並べている。左が逆方向、右が順方向だ。
この時点で、写真から分かることは
1)芽も根も左の逆方向に置いたものが勢いが良かった(ただ、これは順方向の芋が1個しかなかったので必ずこのようになるかは不明だ)
2)右の順方向は親芋の上の方から芽も根もが出ている。
3)左の逆方向では写真上は親芋の下の方の切り口(通常の親芋での位置では上の方)から芽と根が出ている
つまり順方向でも逆方向でも芽の出る位置は親芋の上の方からということだった。
4)逆さに植えた親芋からは切り口の端から芽が出る形になるので、順方向に植えたものの芽の出方より広い間隔で芽が出る傾向にあった。

さて地植えした方の1株は芽掻きの際2本立ちにした。逆方向に植えたものも2本立ちで収穫量の比較をしてみよう。

芽掻きした時点では劣勢だった順方向に植えた親芋、果して子芋の出来はどうだろうか?

これが、親芋を順方向に植えた1株の結果だ。
予想以上の大健闘と言ってよい。若干子芋の大きさが小さめの傾向はあったが。
2本立てにした場合、逆さ植えとの違いは茎と茎の間隔が狭いということだ。
新しい親芋2本が隙間なく、その周りにびっしり子芋がついていた

下の写真が昨日報告した逆方向に植えた3株からの収穫量。



上の写真を順方向に植えたものと比較してみると、順方向の収穫量は、逆方向に植えた3株の収穫量の丁度中間的な量だ。

ということで、今日の結論は、親芋を逆さに植えても順方向に植えても収穫量には変わりがないということだ。

敢えて付け加えるなら親芋逆さ植えの方は広い間隔で芽が出てくるので、最初に植える時2〜4分割くらいの分割植えが出来そうな感じだった。種芋をたくさん植えたいときには親芋逆さ植えの分割植えがよいかもしれない。

2 件のコメント:

  1. 種芋は親芋がいいのか、又逆さ植えがいいのか迷っていましたが実験までされたデータでスッキリしました。親芋の逆さ植えにすることにしました。ありがとうございました。

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  2. コメントチェックが遅くなりました。
    いよいよ里芋の種芋を植える時期ですね。
    お互い頑張り、また楽しみましょう。

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