ミミズ小屋に熟し柿を大量に与えると、時に柿が発酵しみみず君が危険にさらされることがある。全く同じような条件を観察小屋に設定してみた。
設定したのは10月26日
上の写真の大きさの観察小屋に熟した柿を2個入れた。これはミミズ小屋で熟し柿を大量投与したときと同じ条件と考えていいだろう。 |
みみず君には20匹のみ参加してもらった。熟した柿は若干潰して入れた。 |
下の写真は11月初めの写真。途中経過だ。早くも3匹ダウンしているのが見えた。
この時期からこの実験は悪条件での生き残り実験の様相を呈してきたようだ。
ここには壁にへばりついているものと表面で黒ずんでいる2匹のダウンしたミミズが見える。 |
さて、それから1週間が経った。まだ外から眺めてみると柿は食べられていない。
もしかして、食べるミミズがもう居なくなってしまったのだろうか?
そこで、今日は実験設定から12日目にあたるが
この時点で、生き残っているミミズがいるかどうか?
中の状態はどうなっているか?
発酵臭はするか?
などののチェックをしてみることにした。
まず蓋を開けてみた。新たなみみず君の亡骸は見えない。以前亡骸があったところにはカビが生えていた。壁にへばりついて亡くなっているのも以前観察したままの姿だ。表面はそんなに臭くはなかった。
アップするとこんな感じだ。
亡くなったミミズが居た部分にカビが生えたのはなぜだろう? |
一旦ここで観察小屋を外側から観察してみた。
んっ、生存者を1匹発見!
観察小屋を外から眺めると柿と入れた状態のままの色のココナッツ繊維が見えるのだが、この写真左に見える部分だけが変化がある。柿と右上のココナッツ繊維は他の場所と同じ感じだが左側が黒ずんでいかにもミミズ堆肥が出来ているように見えるのだ。そしてその部分をよく見ると1匹生存みみずが見えた。 |
この観察小屋の中に生きているミミズが居ることは間違いない。
どの辺に何匹くらい居るのだろうか?
そこで、表面から3〜4cmほどのココ繊維をはぎ取って皿に移してみた。そこには茶色のココ繊維があるだけで、ミミズの姿は1匹も居なかった。臭いを嗅いでみると果汁のためか若干臭みがあった。
上層部を外したところの写真が下にある。この写真には左手に1カ所黒ずんだ部分が見える。この色はこの部分のどこかにみみず君が生きていてミミズの糞が混じっている証だろう。
そこでさらに掘り下げていった。
柿の残骸というか、食べられてないままの柿?がいっぱい出てきた。臭いもさらにきつくなってきた感じだ。これも皿に広げていった。
その時、極く一部の柿に食らい付いているみみず君を数匹発見した。ココ繊維が黒ずんでいた部分の下の方にあった柿だ。
上の写真では分かりにくいが、間違いなくみみず君が一部の柿に群がっていた。 |
最終的に、観察小屋の中で生き残っていたみみず君はジャスト10匹。生存率は50%ということになる。
もちろん卵や赤ちゃんはいなかった。
左上にみみず君を集めている。10匹だ。残念ながら半減してしまった。でも全滅でなくてよかった。 左下にはまだほとんど食べられていない柿。右側は柿汁がしみ込んで少し臭くなっているココ繊維。 |
さて、
皿に広げた内容物はすべてそのまま観察小屋に戻した。
強烈なアルコール臭ではないが、何となくクサイ臭いが残っていたのが気になる。
みみず君は最初、下の方に多く群がっていたので同じような場所に戻した。
間もなく、1匹のミミズが観察小屋の上の方にやってきた。悪いサインでなければいいのだが。
間もなく、1匹のミミズが観察小屋の上の方にやってきた。悪いサインでなければいいのだが。
全内容を再度観察小屋に戻して間もなく、1匹のミミズが小屋の上の方に上がってきた。直ぐその上にはお亡くなりになって小屋にへばりついているみみず君の亡骸が見える。同じようにならなければいいのだが。 |
熟した柿を使ったこの実験、みみず君に取ってはサバイバル実験だ。
うまくいけばこれ以上みみず君が亡くなることなく経過するかもしれない。
しかし、一旦混ぜ返したことで環境がまた悪化すれば、さらに厳しい状況になってしまうかもしれない。
経過は気になるところだが、次はしばらく時間をおいてチェックしてみよう。
うまくいけばこれ以上みみず君が亡くなることなく経過するかもしれない。
しかし、一旦混ぜ返したことで環境がまた悪化すれば、さらに厳しい状況になってしまうかもしれない。
経過は気になるところだが、次はしばらく時間をおいてチェックしてみよう。
10匹の生き残ったミミズ君が思う存分柿を食べて、元気モリモリ繁殖活動をはじめ、次のチェック時にはみみず君がいっぱい増えている、なんていうことを期待するのだが.......。
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