いつも虫に食べられ放題になってしまうのだ。
そこで今年は、育てるのが簡単というミニ白菜を、防虫ネットの中で育ててみた。
概ねうまく育った。
鍋料理に自分が育てた白菜を使えるのは格別だ。
しかし、今日収穫した白菜、何とも変なのだ。
右側は上等白菜。 問題の白菜は左の小さなものだ。 |
その白菜、小さくて出来も悪かったのだが、よく見ると横っちょから火山が吹き出すように小さな白菜が飛び出しているのだ。
横から飛び出してきた小さな白菜。 一見、2つの芯があるように見えるこの白菜。一体どうなっているのだろう? 開いた葉が巻いていく白菜に2つの中心があるなんて考え難い。 |
「どうしてこんな白菜が出来たのだろう?」
家人に聞いてみた。
すると
『白菜に聞いてみたら?』
とのすげない返事。
いやいや、確かにこれは白菜自身に聞いてみるしかないのだ!
ということで、まず白菜にいくつか質問を投げかけた。
白菜は、一旦、開いていた葉が巻いていく。
「どうして、開いていた葉が巻いていくの?」白菜に聞いてみた。
「葉が巻くことにより、開いている時より虫の害に遭う率は減るから。」
また、「葉が巻くことにより、何枚も服を着た状態で寒い冬でも暖かい。」
なんて、答えが白菜から聞かれたような気がした。
しかし、この横から顔を出した変わり者の白菜がどうして出来たのかは、どうしても教えてくれなかった。
この白菜の中心が1箇所なのか、2箇所あるのか、どうしても確かめたい!
白菜が教えてくれなかったので、自分の目で確かめることにした。
外側から1枚1枚葉を外していった。
ここまで見ても、まだ中心が1箇所なのか2箇所あるのかが分からない。 |
そして、ここまで外側からの葉を外して、やっと分かった。
こんな風に曲がった状態で伸びた内側の葉が、外側の葉を突き破った形になっていたのだ。 |
中心は1箇所だったのだ。
内側の葉は、なぜ180度近く屈曲して伸びていったのか? これもおおよそ見当がつく。 |
この白菜はある時期に倒れたのだ。
その時点で、まわりで巻いた葉はもうそれ以上大きくなることはなかったが、中心にある葉はまだ成長中で、倒れた状態で上に向かって成長しようとしたのだ。
そのため、外側の葉を突き破る形で横っちょから顔を出したのだ。
白菜は巻いたあとでも、外側の葉はあまり大きくならないが、内側の葉は成長を続けているのだ!
ということで、一つの疑問が解けて嬉しかった。
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