今年は剪定をしっかりしたので、今年も立派な梅が出来ていた。
大梅ちぎりと梅漬けは、梅雨が本格的に始まる前の我が家の一大イベントだ。
ただし、全部の梅を収穫するとなると大変な労力が要る。
その上、梅の貰い手を捜すのも大変だ。
ということで、収穫出来ない梅には目をつぶることにして、昨日我が家の必要な分だけ梅を収穫した。
昨日の夜から、さっそく梅の処理が始まった。
まずは簡単な選別、ゴミはずし、そしてアク抜きのために樽に漬けた。
樽の中でゴロゴロかき混ぜて、不良な梅の選別やへた取りなどをした。
今年は不良な梅がほとんどなかった。
アク抜きのため水につける時間は昨年と同じく4時間程とした。
以前長い間水に漬けていて発酵したことが以前あったのだ。
昨年は大量の梅を漬けるため大中小全部で4個の樽を使った。
昨日使ったのは、中と小が1個づつ。
漬ける量は昨年の約半分だ。作業時間もかなり短縮出来た。
レシピは昨年と同じ割合で、塩、砂糖、そして焼酎を加えた。
小;梅7.1kg これに塩710g 砂糖500g 焼酎158ml
中:梅8.9kg これに塩890g 砂糖630g 焼酎200ml
そして、これが、重石をする前の状態。
まず中樽を一番下に、小樽をその上に置く。
さらに、小梅を入れた樽、6〜7kgだと思うが、それを上に乗せた。
そして最後に小梅を入れた樽の上に重石を7kg乗せた。
小梅と違って、大梅の梅酢は出難いことがある。
しかし、梅酢の出が遅れると容易に梅はカビてしまうのだ。
ということで、十二分と思われる重石を乗せたのだ。
以前重石が足りなかったと思われる失敗をしたことがある。 今回は、十二分に重石をしたつもりだ。 |
ところが今日の朝、梅を漬けている玄関先で、ゴトンという大きな音がして目が覚めた。
すぐ分かった。重石が落ちたのだ。
重石は樽の上に乗せているだけだった。昨夜から朝までの間に3段に重ねた樽が少しづつ傾いていたようだ。
さっそく、樽を少し移動した。
今度は重石が落ちないように傾いている方を壁にピッタリ付けた。
これなら、重石が落ちることはないだろう。
下2段の樽が、今回大梅を付けている樽。 その上に重石として、小梅を入れている樽。 さらに、7kgの重石を乗せている。 |
そこで、梅酢が上がってきたかどうかのチェックをした。
残念ながら梅酢はまだ上がっていなかった。
今日の夕方時点ではまだ梅 |
しかし、樽をローリングしてみると、梅酢がかなり溜まっていることが分かった。
明日は恐らく、上まで上がってくるに違いない。
しばらく毎日、樽のローリングと続けることになりそうだ。
ところで、最近のジャガイモやタマネギ、ニンニクの収穫に合わせて、カレーライスや肉じゃがなどの料理がおいしい。
黄色味を帯びたデストロイヤー。 申し訳ないが男爵芋の比ではない。 |
そして、今日家人が料理中、「ちょっと見て」と声がかかった。
そこで見せられたのは、下の写真にある真ん中の色が少し変わったタマネギ。
「ところでニンジンはこの時期作ってないの?」
年中野菜が切れないように作っているつもりでも、うちは農家じゃないんだ。
無茶な注文しないでほしい。
右がいい状態のタマネギ。左側が傷み始めたタマネギ。 もちろん、これくらいなら傷んだところだけを外して十分食べれる。 |
予想はしていたが、収穫が遅れたタマネギの中には傷み始めたものがあるようだ。
野菜の収穫時期は本当に難しい。
しばらくは、我が家の食卓はタマネギ料理のオンパレードになりそうだ。
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