くの字に曲がって伸びているズッキーニ。 長さは60cmを超えるくらいありそうだ。 |
最近の黄緑ズッキーニや白ズッキーニの成長は凄いが、今年育てているズッキーニ栽培で最も収穫を楽しみにしているのが、下の写真のようになるかもしれない長〜いズッキーニ。
これは、昨年夏スペインでゲットしていた種子袋の写真。 こんなズッキーニが我が家でも出来るだろうか? |
イタリアでは、Zukka LungaとかZucckina Lungaと呼ばれ、そのまま訳すと長いズッキーニ。
この種袋は、スペインでゲットしたので、スペイン語で書かれているかと思いきや、やはりイタリア語でZucchetta da pergolaと記載されていた。
正確には分からないが、恐らくZukka Lungaと全く同じものだろう。
日本人でこの長いズッキーニ(Zukka Lunga)を食べた方の話を調べてみると、味は冬瓜に似ているとか?
果たして、我が家でもこのズッキーニを育てることが出来るか?とても興味があった。
ところが、この種を他のズッキーニの種と同じ時期に蒔いたのだが、ほとんど芽を出さなかった。
で、最終的に種袋の全ての種を蒔くことになった。
もう芽出しは無理かと思った矢先、僅か3本が芽を出し、苗として育ち始めた。
ところで、種袋から出したこの種、何度も育てたことがある、ひょうたんの種そっくりだった。
こちらがその種。 他のズッキーニとは似ても似つかない形の種だ。 この長いズッキーニは、ズッキーニの親戚で、ひょうたんの兄弟なのかも。 |
芽出し率が極端に低かったので、日本の気候には合わず育てるのは無理なのかな?と心配していたが、5日ほど前、3株のうちで、一番育ちの良いものに花が咲いているのに気づいた。
もう枯れた花もあったので、気づくかなり前から花は咲いていたようだ。
黄色い大きな花が咲く通常のズッキーニとは、花や葉の状態が全く違う。 やはり、ひょうたんとよく似た白い花で、より小さい。 葉もカボチャに似ているが、成長もカボチャのように地を這って伸びている。 もし、支柱を立てたら、上に伸びるのかもしれない。 |
そこで、葉の影を探してみると、あった!!
長〜いズッキーニのBabyだ。 もう実がなってかなり時間が経っていたのだろうか? これは、5日前の写真だが、もう30cm以上の長さに見えた。 |
嬉しくなって、翌日メジャーを持って長さの計測に行ったら、実はさらに長くなっていた。
とても細いのだが、もう長さ46cmもあった。 |
ということで、この長〜いズッキーニの成長も他のズッキーニの負けず早いようだ。
長さを測って4日後の今日、最初の写真のようにその長さは60cmを超えるくらいになっていたのだ。
この成長スピードからいくと、この長〜いズッキーニ。
最終的にどれくらい長くなるのだろうか?
あまり大きくなると味が落ちるかもしれないので、最初の1本はそう遠くない日に収穫することになりそうだ。
次の1本は、どこまで長くなるのか?その成長を確かめることになるだろう。
まずは、最初の1本で、本当に冬瓜に似た味なのか?早く確かめてみたい。
また、調べてみると、この長いズッキーニの葉や芽は、テネルーミtenerumiと言い、これも料理に使えるのだそうだ。
今は美味しい野菜が有り余るほである時期で、まだ食卓に乗ることはないだろうが、こちらも一度は味わってみたいものだ。
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