2017年12月28日木曜日

2017年の菜園を振り返って。



明日から、年末の旅行に出かけるので、今日が今年最後の畑仕事 、と言うか来年からも気持ちよく農作業ができるように、農具の手入れや小屋などの片付けをやっておいた。

ということで、今日は今年1年の我が家の菜園を振り返っての総ざらい
もとよりこの日記は私のための記録という一面があるのだが、今日はまさにそれが前面に出ている。
つまり、他の方が見てもダラダラと長くて、面白くない内容になっていると思われるので、見てくださる方は興味があるところがあったらそこだけに目を通してほしい。

今年の一大事業は、1月の第2菜園の笹竹に対するユンボでの掘り起こしだった。
昨年晩秋の第2菜園。笹竹の森状態だった。
ここをユンボで掘り起こし、さらにそこにいろいろな畝を作った。
畑で、笹竹がなくなった部分はこんな感じになった。
新しく作った畝では、耕すときなどに、まだ小さな笹竹の残党が所々で顔を出すが、長い間続いてきた笹竹との戦いがほぼ終わったことを実感し、思わず嬉しくなる。
そして、そんな場所に作った畝で収穫できた野菜たちは予想以上に立派だった。
中でも特に成績が良かったのはヤーコンだろう。
ヤーコンは昨年まで育てていた場所と、笹竹を取り除いた場所と2箇所の畝に育てたのだが、今年初めて育てた場所では、土は固かったのに大きな芋が出来た。

ところで、我が家の野菜作りでは、大敵なのは虫と雑草なのだが、特に夏の終わりから秋の初めに種をまく葉っぱ野菜でのコオロギによる被害が大きいかった。
今年はその被害を減らそうと、夏の間太陽熱マルチという透明マルチを数カ所の畝に掛けていた。
しかし、効果のほどは??で、今年も非常に大きな被害を受けた。
来年は夏の終わりに種をまく場所に小さな焚き火をして虫を寄せ付けないようにしようかと思っている。

作った野菜で面白かったのは、長いズッキーニ
こちらが長いズッキーニ。
味の方は、冬瓜とそっくり。
野菜作りは毎年天候の影響を受けるのだが、今年は梅雨が短くズッキーニは大喜び、結構風が長い時間強かった台風は、初収穫を期待したオリーブの実を全部落とし、秋野菜を結構痛めつけた。

それでは、今年育てた野菜たちについて簡単に総ざらいだ。
青シソ:こぼれ種から育った苗を増殖しすぎないように10本弱残して収穫したが、秋までの長い期間収穫出来た。量的には丁度良かった。
アスパラ:今年第2菜園から第1菜園移植した3〜4年目の苗がぼちぼち育っていたが、収穫量は今ひとつ。サポートがいい加減だったので、苗が倒れて、これも株を傷める原因になった?来年はこれらの苗のサポートを全面的に変更予定でアスパラネットなるものを用意している。
アーティチョーク:私が夢見ている花が咲き乱れる園は、まだ程遠い。
ブロッコリーと同じ畝に防虫ネットを掛けて育てている苗が元気がいい。
今年は去年より増えて10株くらいが冬越しに挑戦する。
この時期8割くらいの株に防虫ネットを掛けて、春先のアブラムシ被害を予防しようとしている。お茶用の葉も相変わらず収穫した。来年こそは多くの花を拝みたい。
アーモンド:昨年弱り、今年は少しは花を咲かせたがまだ今ひとつの状態。実も収穫できなかった。
イタリアピーマン:長細いピーマン。非常に長い期間収穫できた。最高の出来。
来年2月には今年と同じように、温室内のポットに種まき予定。
10月に入っても、こんな量の収穫が続いた。
イタリアンパセリ:昨秋に蒔いた種が、2月〜5月に収穫出来た。5月に蒔いた種は6月以降には収穫出来た。使う分には丁度良かった。今年も9月の初めに種を蒔いたが、種が古くなっていたためか、発芽率が激減。来年は新しい種をゲットしたい。
イチジク:1月の剪定が良かったようで極めて良い収穫量。カラス予防のネットも効果あり。
8月の終わりころはこんな大収穫が続き、一部はジャム作りに使った。
インゲン豆(モロッコと長い鞘):4月にポットに種を蒔く。蔓あり種で、5月に蔓植物専用の畝に移植。収穫はそれなり。
ウコン:春ウコンと秋ウコンを混在して育てている。ほとんどがお茶用だ。今年は畝を縮小、3箇所に分散。
こちらは今年5月の春ウコンの花。
梅:小梅には虫(カメムシ)被害が今年も多かった。量的には十分収穫出来た。大梅は豊作採れ過ぎ。梅干し作りのは丁度良い量のみ収穫。紫蘇も上手く作れたので美味しい梅干しが出来た。
枝豆:100円ショップの種2袋使用。畝には虫除けネットをかけていたが、雑草の被害の方が大きく収穫は不足だった。
穴あきマルチに苗を植えて大丈夫と思ったら甘かった。
枝豆は雑草と共存し、力負けした。
エンドウ豆:うまく育てれた。80cm×3mの畝で十分量を収穫できた。
今年1月のエンドウ豆の畝。
この防寒防風措置は成功。
キヌさやとグリーンピースは上等の収穫量だったが、スナップエンドウが少し不足。
  ちなみに今年は、こんな防寒防風措置。
こちらは第1菜園のもの。
第2菜園でも同じタイプでもう少し広い範囲で育てている。
オクラ:1箇所(1×3m)に植えた。株間が狭すぎ?かと思ったが、問題なかった。昨年に比べ芋虫被害は少なめ。6月終わりから収穫開始。10月の終わりまでは収穫出来たので上等。12月に自家採種した種も十分な収穫量だった。
8月頃が収穫量は一番多かった。
これで、来年の種蒔きも全く心配なさそうだ。
オリーブ:去年2月に植えた苗木5本を含め、6本の木がある。今年は2本の木に初めて20個以上の実がなった。しかし10月の台風で全て実は落ちて収穫できず。3年後くらいの自家製オリーブオイル作りやピクルス作りを目標に置いている。
:富有柿、渋柿共に昨年よりかなりいい状態で収穫できた。渋柿は吊るし柿を2回挑戦して2回とも失敗。天候不順で雨の日続きや台風が原因と思われた。
来年は熱湯に10秒つけて、焼酎スプレーとあとは天気を頼りにしよう。
カボチャ:全て自家採種種からの育苗。今年はハイブリッドカボチャがほとんど。笹竹を外して作った畝で育てたが、去年より若干収量が少なかった。それでも十分。バターナッツかぼちゃだけは失敗。来年再挑戦だ。
今年採れた多くのハイブリッドカボチャの中で、特に変な形のカボチャ。
キクイモ:第2菜園の端の方に集めて植えている。畝周囲に雑草のように育つ苗はほとんど引き抜いた。芋は味噌漬けに使用する分だけ収穫。お茶用の葉は5月中旬まで、花は主に9月に収穫した。葉も花も芋も丁度良い収穫量。
キャベツ(スペイン):防虫ネットの中で育て、初夏と冬時期に収穫。丁度良い。種取り6月。今年は9月種蒔き、今の時期1苗のみだが立派に育ち十分だ。
クコ:今年は11月から少量を数回収穫。まだ不足。
クコの実の本格的収穫は来年からだ。
ゴーヤ:全て自家採種種から育て、蔓専用の畝で育て十二分の収穫量。結構お裾分けも出来た。
ゴボウ:袋栽培はまずまず、短型ゴボウは超短型。波板栽培は水不足?で完全に失敗。若干不足。
小松菜:元気に育ったが、虫被害が多すぎて食べれたのはごく僅か。不足。
小松菜は収穫したものより、土に戻したものの方がはるかに多かった。
コリアンダー:蓮は種を蒔かず。9月に種蒔き。まだ収穫出来ていないが順調に育っている。不足
サツマイモ:4種類をほぼ土嚢袋で育て、パープルスウィートロードはイマイチ。紅はるかは最高。
土嚢袋いっぱいに育つ大きな紅はるか。
サニーレタス:昨秋時間差で種蒔きは6月まで収穫可。パオパオや、虫除けネットが有効。この秋遅めに蒔いた種からは育ち悪く食べる量がやや不足。年末にロメインレタスの種も蒔いている。ロメインレタスは来年しっかり育てる予定。
里芋:たくさんの大きな親芋を逆さ植えにしたのに発芽状態最悪。畝に松葉を鋤き込んだのが失敗だったと思われる。やや不足。
シシトウ:形が似ているのでイタリアピーマンと区別できずに栽培。ピーマンと思って料理して辛かったのがシシトウだ。
紫蘇:プランター1個に種を蒔き、たくさん出た小さな苗を畝に移植。梅干し作りにも十分。そのあとは紫蘇ジュースも作った。丁度良し。
ジャガイモ(デストロイヤー):心配した笹竹後の畝でもしっかりできた。お裾分けすると非常に喜ばれるので夏冬ともに丁度良し。初夏は15cmのサイズが採れた。
5月に採れた15cmサイズ。
秋は9月に入って種芋を植え、芽が出た後にマルチ掛け、うまくいった。台風被害は少しあったが、収穫量丁度良し。今の所13cmが2個出ている。
今月採れた13cmサイズ2個。
シュンギク:冬の時期パオパオ内で成育。
パオパオから畝に移植したシュンギクは大豊作。若干食べきれなかった。

ショウガ:種ショウガの保存には成功したが、芽出しが思ったより悪く、最終的にちょっと不足?この冬は種ショウガとして保存するショウガを残せそうにない。
四角豆:今年も種を買って育てた。収穫量は昨年よりかなり増え丁度良し。種採りも十二分に出来た。来年も自家採種種で種蒔き予定。
種は大量に採れ、来春の種蒔き用に20個ほど選別している。
ズッキーニ:種は自家採種種と購入種を混ぜ育てた。
6月中旬は雨の少ない梅雨に合わせて出来過ぎ。大爆発だった。畑に行くのが怖くなった。
  白:お裾分けが間に合わない程、6月中旬の一時期だけは採れ過ぎ
  黄緑:6月の初めから結構長い期間、よく採れた。お裾分けが間に合わない程、
  緑&薄緑:6月の終わりから7月にかけてよく採れた。
  花:丁度良し
  UFO:少し少なめだったが、食べる方ではそれほど人気が出ないので丁度よかった。
  長:7月の初めから8月の終わりまでよく採れた。乾いた2個がオブジェになった。
こちらは6月中旬頃の収穫。
ズッキーニは、すべての種類で上等な種がたくさん採れているので、来年の種まきは全く心配なさそうだ。
セロリ:昨年秋苗をゲットできなかったので春収穫できず。5月に種蒔きしたが、小さな芽が出ていたが、そのあとうまく育てれず。来年は種蒔きからの育苗にもう一度挑戦したい。この秋ゲットした苗は順調に育っている。
空豆:昨年は竹支柱を使って4本の枝をU字型に誘引したが、今年はシンプルにビニール紐で“逆ハの字変法”に枝を固定。アブラムシ被害多かったが、まずまずの収穫。
今年3月頃の空豆の畝。
現在は自家採種種で苗が順調に育っている。
ターツァイ:9月の初めに種を蒔いたものは、虫被害が多すぎ。夏の太陽熱マルチの効果もなかった。9月の終わりからの種蒔きの分は上等。炒め物に合うので。毎年ある程度の量を収穫したい野菜だ。
ターツァイ;右が9月初め、左が9月終わりの種まき。
ダイコン:今年も自家採種した種を8月末に蒔いた。最初小さなものが多かったが最近は丁度良い大きさ。初めて育てた葉大根も時々食べた。
また、聖護院大根の種を初めて蒔いたが、12cmサイズが採れ、柔らかくて煮物に美味しかった。
最初なかなか大きなものが撮れなかったが、最近になってこの大きさを収穫。
葉大根と聖護院大根は来年も育てる予定。
タマネギ:赤タマネギの苗のみ育てたが、まずまずの収穫量。今年は種から育てるものや芽が出てきた玉ねぎを分けて植えたものなど、4通りの方法で育てている。
ダラ:野生種も栽培種も十分な収穫があった。
チンゲンサイ:種を蒔いたのが早すぎた?虫にやられて不良。最近育ってきたものは何とか収穫できている。
ツクネ芋:今年は復活。種芋が小さかったので心配したが、20cm級の芋が幾つか採れた。全体の数はもう少し欲しかったが、十分満足だ。
11月も後半、やっと20cmの芋が採れて大喜び。
ツワブキ:果樹園に自生している。皮むきは大変だが家人の仕事。食べるのには最高!使う分は十分収穫できた。
ディル:昨年秋自家採種した種を蒔いたもので3本の苗が、夏近くまで収穫できた。今年も自家採種した種で収穫できる状態になっている。
トウガラシ:2本の苗を買って育てた。ちょうど良い収穫量だった。
冬瓜:まずまずの時期に出来、量的にも大きさ的にも満足。
10月初旬、最終収穫の冬瓜には、5.4kgの大きなものがあった。
トマト:種から育て苗までは順調だったが、その後発育不良、原因は不明。不足。
トウモロコシ;土壌クリーニング作用のことを考え久しぶりに育てたトウモロコシ。
芽出しがうまくいかないものも多かったが、なんとか満足できる収穫にありついた。
害虫(アワノメイガの幼虫)予防に雄しべを早めに切り落とし人工授粉させた。
それは効果あったみたいだ。
ところで、トウモロコシを育てた後に土のPHを測るのを忘れていた。その畝でデストロイヤーを育てたがまずまず上等の出来だった。
ナス:温室での種蒔きから初めて育てたが、長い期間収穫出来た。上等だ。温室での芽出しに関してはナスが一番難しかった。
にら:プランターの中で育て、何度か収穫。少し不足?
ニンジン:9月初めにペレット種を蒔いたが芽出しが少しよかった。年内に少し収穫。来春にはかなり収穫出来そうだ。
ニンニク:それなりの収穫量。秋に種ニンニクを蒔いて出た芽が台風で傷んだ。今はそれなりの苗がしっかり育ちつつある。
白菜:種から育て、虫のダメージを極力減らすように努力はしたが、それなりの虫被害あり。それでも、十分食べれている。これだけの量を育てたのは初めてだ。春にはトウ立ちした花芽も収穫する予定。
11月の終わりから、まだ巻きが不十分なものを収穫している。
かなり気を使って育てたが、ヨトウムシや他の虫の被害は受けている。
バジル:種から苗を作り、数個のプランターに育てたが、食べる分は十分収穫できた。
ビワ;摘果をしたが効果は不明。4本の大きな木があるが、なぜか3本が少し弱ってきた。
ブロッコリー:2月に種を蒔き3月苗植え、5月の終わりから収穫できた。3月の終わりに種まきしたものは虫被害と雑草被害で全滅。6月に種蒔きしたものが秋の初めから収穫できてよかった。この冬から来春まではまたヒヨドリが集まって来るはずだ。
フェンネル:初秋、株元から出てきた自然発生苗を秋から収穫。株元も初めて美味しいと思った、秋の種まきは芽は出ているが小さい、2月に再度種まき予定。
今の時期のフェンネル。
小さな株元も美味しく食べられる。
ホウレンソウ:秋収穫はコオロギにやられ不足。この時期になりある程度の収穫が出来始めた。
ミカン:ミカン類は総じて、数が少なめ。それでも十分量が収穫できている。
   温州みかん;少なめだが実が大きかった。猿被害が出ないうちに早めの収穫。
   伊予柑;やはり少し数が少なめ、大きさも小さめ。1月に入って本格的収穫予定。
   八朔;数は例年通りだが、実の大きさが小さめ。お裾分けはできた。
   晩白柚:1月に半分以上盗まれたが悲しい。今年は実に番号を書いて盗難予防。
   レモン;成りはかなり少ないが、使う分には十分。
水菜:パオパオの中で特に元気が良い。時間差植えも非常にうまくいって嬉しい。
ミツバ:自然発生で出来過ぎ。青シソと同じく、一部は雑草扱い。
ミョウガ:丁度良いが、これ以上増殖してもらっても困る感じ。
モロヘイヤ:自家採種種からプランターに2本、地植えで2本。皆立派に育ったのだが、
収穫したのは地植えだけ。十分だった、種はまた十分量採取している。
ヤーコン:台風が来るまでは極めて順調な育ち。台風で弱り、数は十分だが、30cmを超えるものはまだ収穫していない。2箇所の畝に育てているが、笹竹を片付けた畝の方が育ちが良かった。今年は収穫した芋はバーミキュライトの中で長期保存予定。
今年は、こんなバーミキュライトを入れた容器を5個用意した。
ヤーコン、里芋、サツマイモ、キクイモ、つくね芋を保存中。
ヤマモモ:我が家の側の木からお酒に使う分だけ頂いている。丁度良い
ラベンダー:少し増やし、使う分は確保できたので丁度よし、今年も挿し芽している
落花生:自家採種種で数多くの苗を育てた。鳥被害はネットで予防できたが、豊作ではなかった。種が不良で苗が弱かったのか?今年は上等そうな種を残している。
ラッキョウ:未熟ならっきょうは4月に味噌漬け。本収穫は6月。まだ収穫量は少なめだった。種ラッキョウとして残したのは去年より若干多め?もう少し増やしても大丈夫。
リーフチコリー(ダカンポ&プンタレッラ):育てやすい野菜。数回に分けて種をまいている。何とも言えぬ炒めた時の苦さが美味しい。今年新たに育てているプンタレッラも非常に育てやすくて美味しい。
9月に種まきしたプンタレッラ。
1月頃花芽が出てくると思われ、葉以上に美味しいとのことで期待。
ルッコラ&ワイルドルッコラ:ワイルドルッコラは宿年草で2年目もそれなりに育っている。数少なく育てたルッコラだが使う分には丁度良かった。
レモングラス:収穫量はちょうど良い。今年も小さな苗を室内管理で冬越し予定。2株あれば十二分だ。
レモンバーム:今年はかなり抜いて減らしたが、それでも出来過ぎ。雑草と変わらぬ繁殖力だ。採れ過ぎ
ローズマリー:挿し芽もうまくいき、使う分は収穫できた。丁度良し。今年も挿し芽で
増殖を図っている。
ワイルドストロベリー:第1菜園から果樹園の石垣に移植した苗も生着率は不良。今年はストロベリータワーに挑戦しているが生着は若干不良。
ワラビ:果樹園に自生するが、必要な収穫量はある。

2017年12月27日水曜日

シマミミズの寿命実験第4弾、2年目(48ヶ月目)に到達したのは4匹(生存率8%)。2017年のシマミミズ。ミミズ小屋の方では堆肥は順調に出来ている。

 * 福岡ミミズ日記は引っ越ししました。           

       https://danji.blog/

今日はシマミミズの寿命実験第4弾、2年目(48ヶ月目)のチェックを行った。
観察小屋の内容を取り出すと、さっそく2匹が見えた。
1匹は環帯が膨らんでいる。
調べてみると、2年目(48ヶ月目)という節目まで到達したのは先月より1匹減って4匹(生存率8%)だった。
それでも、3匹には環帯が膨らみ妊娠のサインがあった。
さらに、卵胞も3個見つかった。
残った4匹のシマミミズ、人間なら何歳なのだろうか?
まだ交接する元気があるということに感服だ。
思い起こしてみると、5年以上にわたり続けてきたシマミミズに関する観察実験。
寿命実験以外にも、食べ物実験、暑さ寒さに対する実験などなど、思い起こすとよくも続けてきたものと思う。
今年も後半になると、残ったのはこの寿命実験だけになった。
現在観察小屋として使われているケースは1個のみ。
使っていないケース数個も、将来使う機会のためにそのまま残している。
ちょっと寂しいが、4年と3ヶ月という記録がそこまで近づいているので、4匹のミミズ君たちには限界まで頑張ってもらおう。

ミミズ君たちによる実験の方はそろそろ終わりに近づいているようだが、シマミミズによる堆肥作りの方は相変わらず続けている
今日も、ボックス3段ミミズ小屋の堆肥を収穫した。
バケツの後ろに見えるのが、ボックス3段ミミズ小屋。
非常に素晴らしいミミズ小屋なのだ。
大きいので、外側のカバーができず、ミズアブの幼虫が発生するのだけが難点だ。
下段からは黒々とした堆肥バケツ2杯以上収穫できた。
こちらが堆肥収穫中のボックス3段ミミズ小屋の下段。
下段から中段、上段へのミミズ君の移動も順調のようだ。

我が家のミミズ小屋、以前は7個あり、すべてのミミズ小屋から月に1回堆肥取りをしていたのだが、今年はマンションの大規模改修工事があったことと、夏の猛暑の時にかなりのミミズが死んでしまったことなどにより、5個に減らした。
それでも、堆肥取りには下段にいるミミズ君の分別もするので、最低30分ほど時間がかかる。
また、最近は畑仕事の方が忙しいこともあり、すべてのミミズ小屋からの堆肥が収穫出来ないでいる。
今月も4個しか収穫が出来なかった。

というようなことで、ミミズ君による堆肥収穫量は以前より減ってはいるが、これからもミミズ君たちにはずっと頑張ってもらおうと思っている。
で、今日は1年の締めくくりとして、ボックス3段以外のミミズ小屋もちょっと紹介しておこう。

こちらが、丸いプランターを3段に重ねたどんぶり3段ミミズ小屋
プランターの底付近にはミミズ君が自由に移動できるたくさんの穴が開けてある。
この大きさなら、座布団収納袋できっちり覆えるので、ミズアブの侵入がないのが嬉しい。
以前はこのタイプが4個あったのだが、現在は2個になっている。
こちらは先日堆肥取りをした時の、どんぶり3段ミミズ小屋。
上段に見える餌は、剪定した時に出た大量のイチジクの実だ。

こちらは、箱型3段ミミズ小屋
こちらも座布団収納袋でカバーできるので虫の侵入がないのがいい。

そして、こちらは唯一購入したミミズ小屋、金子3段ミミズ小屋だ。
私がシマミミズを飼い始めた記念すべきミミズ小屋だ。
大きい割に扱いやすい。
堆肥収穫量は、ボックス3段と同じくらい。
1回の分別で、バケツ2杯以上収穫できる。
この小屋も大きくてカバーができないので、ミズアブの幼虫なのの侵入は予防不可能だ。
そして、一番の欠点は、下から上の段へのミミズ君の移動が悪いこと。
なので、ミミズ君の分別に手間を取り、堆肥収穫に要する時間が一番かかるのだ。
結局、今月もこのミミズ小屋だけが堆肥収穫をしなかった。
ただし、お金を出して手に入れたという思い入れもあり、壊れるまでは使い続けるつもりだ。

ところで我が家には、ミミズ君の餌になる野菜くずや冷凍梅などがたくさんある。
こちらは今日ボックス3段ミミズ小屋に餌として与えた梅。
これらがミミズ君の力により、無駄なく野菜の肥料に姿を変えてくれると最高なのだ。

ということで、来年も我が家のシマミミズ君たちには大いに頑張ってもらおう

2017年12月26日火曜日

プランターに蒔いたエンドウ豆の種で育った豆苗(とうみょう)を初収穫。果樹園では八朔に続いて伊予柑も収穫開始。

昨日は、防風防寒用の不織布に守られて順調に大きくなっているエンドウ豆を紹介した。

エンドウ豆を発芽させて伸びてきた若い芽は豆苗(とうみょう)と呼ばれ、中華料理などで使われる高級食材だったが、最近ではもやしと同じような方法で大量に作られて市場に安く出回っているようだ。
ただ、中国産の豆苗は、発芽させるための薬を使ったりして、その安全性が問題視されている。
しかし、家庭菜園で作る豆苗は、豆そのもの以上にタンパクの含有量が多く、各種ビタミンも豊富で、免疫にはプラスになる成分も多いとのことで、素晴らしい食材なのだ。


エンドウ豆の苗を育てたとき余った自家採種した種があったので、それらを使って初めて作ってみた豆苗が下の写真。
細長いプランターに11月17日普通に蒔いてみた。
そのプランターでは、まだ背は低いがびっしり豆苗が出ていた。
いかにも栄養たっぷりという感じに見える。

一般的に、家庭菜園で豆苗を作る時は、浅いトレイにたくさんの豆を敷き詰め、ある程度の時期まで遮光して、もやしのように背が伸びたところで、日に当てるらしい。
そうすると、柔らかくて食べやすい長い芽が収穫できるようだ。

我が家でシンプルに種まきして出てきた豆苗は背が低くて太い。
プランターの1/3ほどを収穫したのが下の写真だが、伸びた芽というより葉が中心だ。
通常の豆苗は生でサラダで食べることもあるようだ。
しかし、この豆苗は生で数本食べてみたら若干生臭かった
やはり、全く遮光してなかったので、しっかりした味が出たのだ。
で、炒めてもらったら、豆の香りもして美味しかった
どうやら、我が家の豆苗は火を通して食べるのが良さそうだ。
来年も余った種は、同じように豆苗作りに使ってみよう。
ところで、豆苗を収穫するとき、2回目の収穫も期待して一番下の葉っぱの部分は残したのだが、こんなやり方で、果たして何回くらい収穫できるのだろうか?
一般的な豆苗は2回ほど収穫ができるとのことだが、しっかり土に蒔いた種なので、それ以上の回数収穫できるのではと、内心期待している。


さて、果樹園の八朔。
ほとんどの実がいい色になってきた。
一度には食べきれないので、少しづつ収穫してお裾分けなどもしている。
一方、今年は若干実の付きが悪い伊予柑も、しっかり色づき始めたものから収穫を始めた。
色づきが遅い伊予柑だが、今日収穫したものは甘くて美味しかった。
八朔も伊予柑も収穫のピークは1月に入ってからになりそうだ。
そして、1月の終わりには待望の晩白柚の収穫も待っている。
これからの2ヶ月間あまりは、我が家の果樹園ではミカン類の収穫が一番楽しめる時期なのだ。

2017年12月25日月曜日

エンドウ豆の防風防寒装置、今の所何とか耐えている。芽出し実験の空豆は第2菜園に移植。

エンドウ豆に防寒、防風対策で掛けた不織布
背が高すぎて、風を正面から受ける形だったので、そのうち支柱ごと倒れてしまうのではと危惧している。

ただ、設置して1ヶ月が過ぎたのだが、今のところは意外にしっかり持ちこたえていた。

こちらが第1菜園のもの。
近づいて中を覗いてみると、
強風に煽られることなく、順調に苗が育っているようだ。

第2菜園の方は、こんな感じ。
こちらの不織布は多少痛んできたが、まだしっかり苗を守っているようだ。
こちらも中を覗いてみると、全ての苗が元気そうに育っている。
今年は、天井部分がないので、雪が降った時の被害は少し心配だ。
ただ、春先にいくら上方に大きくなっても、つかえることはない。
まだ、冬本番は1月から2月。
これからの寒さや、強風、そして雪などにこの装置が耐えてくれたら、おそらく今年のエンドウ豆は豊作になるだろう。
どうやら12月は持ちこたえてくれそうなので、もうひと頑張りだ。


ところで、空豆の種蒔きのやり方で、欧米式の土の中に埋めるやり方と、2/3を土に挿す日本で一般に勧められているやり方と芽出しに差が出るかどうかを見ていた実験
結論的には差が出なかった
どちらも、芽出しは3割と悪い成績だった。
種を蒔いたのは、芽が出た時にそのまま土に埋めれるように、マルチビニールの内筒部分の厚紙をポットの長さに切ったもの。

こちらは欧米式に種を土に埋めたタイプ
3本が芽を出していた。
日本式に2/3を土に挿すやり方3本が芽を出しかけていた。
このやり方で、うまく芽を出さなかったものは豆が黒くなっている。
成績が悪かったのは、やはり実験を始めた時期が遅すぎたのだろう。

以前、日本式に2/3を土に挿すやり方で育てた苗は、ほとんど芽出しして、今は畝で元気に育っている。
ここでは14本ほどの苗が育っている。

一方、この実験とは別に、余った空豆数個を、一足先にパオパオを掛けたプランターの土の中に埋めていた。
これらの空豆の種からも、ほぼ100%芽が出て、今はすっかり大きくなっていた。
プランターのこれらの苗を引き抜いてみたが、しっかり根が張っていた。
種を埋めてしまうやり方も、皆がおっしゃるほど問題はないのかもしれない。
で、よくわからないような実験結果に終わったが、プランターで芽を出した苗と、実験で芽を出していたポットは、第2菜園の畝に植えた。
実験に使っていたもの6本は、小さい芽なので植え場所が見えない
結局、予定外にここに10本ほどの空豆の苗を育てることになりそうだ。