2015年8月29日土曜日

雑草ミミズコンポストの堆肥とミミズ分別。ココ繊維を入れなくてもミミズ堆肥は出来るのだ。果たしてその効果は?

今日は昼前から時折雨が降り出したが、パラパラ雨だったので、畑仕事には丁度良かった。

畑では、先日の台風で倒れたキクイモが花を付け始めた。

昼間はまだ暑いが、朝はかなり冷え込んで、秋が近いているのをが感じられる。
こんな時期は、夏野菜の畝の整理や秋冬野菜の植え付けなどで結構忙しい。

この時期の畑には、これまで溜めてきたミミズ堆肥をどんどん使っている。
さて、我が家のミミズ堆肥は、そのほとんどが、現在7個ある3段ミミズ小屋での堆肥収穫だ。
それらは、ベッド材としてココ繊維を用いている。
ココ繊維を入れることで、安定してミミズ堆肥が出来るのだ。
ところが、先日より100円ショップでのココ繊維の販売がなくなり、今使っているココ繊維はこれまでの取り置きしたものだ。

我が家には、これらのミミズ小屋と別に、今年初めから雑草ミミズコンポストなるものを4個設定した。
これらには、雑草や野菜クズを入れるだけで、ココ繊維は全く入っていない
これらのコンポストで、どんな堆肥が出来ているか見たくなった

第1菜園に置いている雑草ミミズコンポストが下の2個だ。
半年前くらいに設置したものだが、6月に、落ち梅をたくさん入れてからは、ほとんど餌になる雑草も加えていなかった。

ということで、3日前2個の中の1個を覗いてみた
この、雑草ミミズコンポストでは、ココ繊維は入れていない。

ミミズ君の餌になりそうなものは、全く残っていなかった
このミミズ小屋、設定して8ヶ月、最終の餌を与えて3ヶ月近くも経つ。
我が家の、通常のミミズ小屋は3段で、月1回の収穫。
すなわち餌を与えて3ヶ月後には収穫している計算になる。
やはり2ヶ月間、餌になるものを入れていないと、ミミズ君が心配になる。
果たして、ミミズ君たちは生きながらえているのだろうか?
そして、ここにある堆肥は使える状態なのだろうか?

まず、堆肥の中からミミズ君たちを分別した。
ミミズ君は500匹余りが分別出来た。
ミミズ君の分別時間は20分余り。
投入したミミズ君の数からすると2倍くらい増えていたが、妊娠みみずは居なかった。
分別した堆肥の方は、見た目には十分使える状態だった。
堆肥収穫まで、最初の設定から若干時間はかかったが、堆肥はココ繊維を入れなくても出来ることが分かった。

しかし、よく見ると、この堆肥の中にはミミズの他の小さな生物がたくさん居た。
堆肥を野菜の周りに撒く時、彼らが、野菜にとって害虫として働かないかが、ちょっと心配だ。
堆肥は、なかなかいい感じで出来ていた。
この中にミミズ以外の小さな生物を、数種類確認できた。

そこで、このみみず以外の生物が混じった堆肥をそのまま撒いて、いい結果が出るかどうか試してみたくなった。

丁度、比較実験をするのに丁度良い、育ちの悪い里芋の苗が数本あった。
同じ大きさくらいの株がいくつかあったので、その株元に、このミミズ堆肥を撒いたものと、撒いていないもので、収穫時芋の出来具合を見て見ることにした


ミミズ堆肥を撒いていないものは、土寄せのみ行なった。
ミミズ堆肥を撒いたところと、そうでないところは株元を見ればすぐ分かる。
こちらは、ミミズ堆肥を撒いたところ。
梅の種がたくさん転がっている。
こちらは、比較のため土寄せだけしたもの。
こちらは土寄せだけをしたところ。

堆肥を使った苗かどうかは、梅の種が株元にあるかどうかを見れば一目瞭然で、収穫時に間違えることはないだろう。
果たして、色々な小さな虫が入っている雑草ミミズコンポストの効果はどうだろうか?
結果が楽しみだ。

ひと仕事終わったの夕暮れ食事時、一日顔を見せなかった太陽が、やっと雲の影から姿を見せてくれた。


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