2016年5月8日日曜日

修復不可能と思っていた農作業小屋(物置)を修復。

やれば出来るもんだ。

連休明け、全てがプラスチック製の農作業小屋(物置)の戸は吹き飛び、後側の板も外れかけていた。
戸は、蝶番が折れ、上と下の留め具やその付近のプラスチックも折れていたので、もう修復不可能と思った

でも、この小屋を解体して大量のプラスチックゴミを出すのは気が重かった。

そこで、まずは応急処置をしてこの小屋を眺めていた。
こちらは前方
元あった場所に戸を置いて、鉄柱で支えじっと眺めた。
戸を元通りに動かすためには軸を何とかしなくてはいけない
プラスチック性の軸は割れて跡形も無くなっていた。

一方後側を見て見ると
小屋自体が後方に移動して小屋を支える支柱が押されている。
支柱がなかったら後方に倒れたかもしれない。
内部から後ろの壁を見てみると
壁は変形し、後方にズレ、隙間から地面が見えている。


ということは、後面の壁を補修し、戸の軸を何とか出来ればこの小屋はまだ使える!

用意したのは、こんなもの。
廃材で、幅は違うが長さが同じ板があった。
軸にするに鉄パイプは直径1cm長さ90cmのものを買ってきた。
それを30cmと60cmに切った。あとは強力粘着テープと針金だ。

内部の荷物を一旦全て外に出し、まずは、外れていた後面板を元あった位置に戻した
更に、木の板で後面の壁を挟み込むように補強した。
後壁のプラスチックで一番ダメージがあった場所を2枚の板で挟み補強した。
その板には4箇所穴を開けて、針金を通して内側からしっかり締め上げている。

更に、念を入れて雨に強いと言う粘着テープで側面から後面にかけて数カ所を固定した。
南風が吹き抜ける場所なので、強風で後方に倒れたり移動したりしないように後壁の後方には、壁に接するようにこれまで通り鉄柱4本で支えを置いておいた。


さて次は、問題のだ。
反対側の正常の戸をよく観察し、折れた上下の固定部に軸になる金属棒を差し込んだ。さし込む棒は外れないように私なりの工夫をした。

まずは上の軸だ。
ここは戸の上端が割れて無くなっていたので、長めの金属棒を戸の内部に入れて固定することにした。
この写真は、戸の隙間に軸が落ち込まないようにテープを巻く位置を確認しているところ。
軸が動かないように。ドアに2箇所針金を通し、その中に金属棒を差し込んで締め上げた。
私なりによく出来たと思っている。

上の軸は私の思ったようにいった。
次は下の軸だ。
これは下の軸になる金属棒。
こちらも長さを計算して膨らみを作っている。
これで、土の中に沈まないようにする工夫だ。
この下の軸を定位置に差し込むには、かなり土を掘る必要があった。
掘った土のところから、こんな感じに軸になる金属棒を置いてこれを持ち上げた。
持ち上げた軸が沈まないように、下に石を敷き詰めた。
下の軸の出来上がりはこんな感じ。
こちらも私が予想した通りになった。

上下の軸が入ると元々の戸の動きのようになった
上等だ。
ただ、上下の固定棒だけではとても心もとないので、もともとの蝶番の部分など戸の数カ所を側面板に針金で緩めに固定した。
ここは締め過ぎると、戸の動きが悪くなるので針金の締め具合いが調節し易いアルミの針金を使った。
戸の動きと位置を考えてアルミを通す穴の位置も工夫した。
このアルミの針金も100円ショップに売っていた。
100円ショップは助かる。


で、出来上がりが下の写真。


ン!使える形になった。

ついでに、散らかっていた内部を整理整頓した。
内部にロープを数カ所掛け、新しくフックもかなり設置した。
プラスチックには釘を打つ訳にはいかないので、穴を開けるのに電動ドリルが役に立った。
鉄杭などもうまく整理出来た。
今までなかった手袋を干す場所も確保できている。

当然、強風で小屋が動かないように、下の方には重い肥料や土などを置いている。

もちろん、使ったあとの締め忘れのないようにしよう。
今回のドアが壊れたのは、私の不注意で締め方が不十分だったのが原因なのだから。。。
鍵の位置も以前より良くなったみたい。
左右のドアが、ぴったり合っている。


手をかけて、使えるようになったこの小屋には、一層愛着が湧いてきた。
この先長く大事に使っていきたいと思っている。


ところで、今日は我が家の畑の前に広がる田んぼでは、トラクターがいっぱい出て田植え前の準備だ。
大好きな、レンゲが咲き誇っていた田んぼも夕方にはきれいに耕されていた。
農家の方には、忙しい季節がやってきそうだ。

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