2017年7月2日日曜日

太陽光マルチに初挑戦。

毎年、8月の終わりから9月の初めに多くの秋冬野菜の種まきをするのだが、昨年は多くの野菜がコオロギなどの虫にやられてダメになった。
また、その頃は雑草の勢いも強いので、マルチなしでは雑草にかなり苦労させられるのだ。
かといって、その時期にマルチを使うと、その下の温度が上がり、植えた種芋などが腐れてしまう。

その時期は、無農薬で苗を育てる人にとっての、一つの大きな難所のようだ。

この問題の解決策を、色々考え、また調べていたのだが、一つの対策として浮かんだのが太陽光マルチ

今年はこの太陽光マルチに挑戦してみることにした。

使うマルチは透明がベストで、銀色や通常の黒のビニールマルチでもいいとのことだ。
このマルチを掛けるのは、地面が濡れている6月末から7月初めころが一番いいとのことだったので、6月末から数カ所に透明マルチをかけていった。
十分水分を含んだ状態で透明マルチを掛けると、これからの真夏の暑い時期、マルチの下の温度は60度以上になり、雑草の種や害虫の卵が死滅するのだそうだ。

では、太陽光マルチの設置風景を紹介しよう。
ここは、これまでブロッコリーなどを育てていた畝。
2月に温室で種を蒔いて育てた苗を、ここに移植していた。
十二分に収穫できて満足だった。
まずは、ブロッコリーなどを片付け、それまでかかっていたマルチを外し、ボカシ肥料を施した。
簡単に耕したが、梅雨の時期にもかかわらず、マルチの下で土は乾いていた。
それでも、丁度その日の夜雨が降って、翌日には土はたっぷり水を含みんでいたので、透明マルチをかける事ができた。
もちろん周囲の雑草も少し片付けた。
ここには8月終わりに、デストロイヤーの種芋を植えるつもり。
この状態で8月の終わりにマルチを外すのだが、マルチより10cm以上深いところの雑草の種や卵は死滅していないとのことだ。
で、マルチを剥いだら、あまり耕すことをせずに、種芋を植えていくつもりだ。
去年の秋植えのデストローヤーは、8月の終わりに黒マルチをかけた状態で植えたら、半分くらいが熱(?)で腐れた。
だから、今年植える時は、芽が出るまではマルチをかけずに植えるつもりだ。
それで、雑草にあまり悩ませられないのなら、太陽光マルチ様々ということになる。

一方こちらは、ほうれん草や白菜の種を8月末に蒔く予定の畝
こちらも、同じように透明マルチをかけた。
ここではジャガイモを収穫した後の畝に、太陽光マルチを掛けている。
8月の終わりに、ほうれん草や白菜の種を蒔くつもりの場所だ。
ここでは、8月末に透明マルチを外したら、すぐほうれん草や白菜の種を蒔いて、防虫ネットをかけて、苗を育てる予定だ。
こうすることで、昨年散々痛めつけられたコウロギなどの被害を減らせるならば、万々歳だ。

こんな感じで、もう2カ所に透明マルチを掛けた。
こちらは、そのうちの一つ。
こちらは、第1菜園の空豆収穫後に太陽光マルチを掛けた畝。
今日の野外は35℃くらいあった感じ。
これなら、マルチの下は優に60℃には達しているだろう。


ということで、今年の秋冬野菜は、透明マルチによる太陽光マルチの効果を期待しよう。

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