2011年10月29日土曜日

10月ミミズ総括


さて10月も終わりとなり、今月のミミズ堆肥作りの総括。
餌の不足が心配されたが、大量の柿や我が家のゴーヤそして日頃よりピンチのときに助けて頂くオババから譲り受けた芋類その他の野菜などにより何とか乗り切れた。来月の餌は我が家の菜園で出来た芋類が活躍するだろう。今月は気候的にもみみず君たちの環境よかったと思われ、堆肥の量・質ともきわめて良好、初めて堆肥3袋をゲット出来た。夏の間あまり見られなかった卵も大人ミミズの多い小屋ではかなり増えている。銀杏実験は失敗し、銀杏は私の口には入らず。残念!


下記がそれぞれのコンポストの今月のまとめ。
1)室コン(金子)1号:10月16~19日チェック堆肥良好ややウェット。バケツ1杯半1700匹位?、数えず。大人増え。卵もかなりある。伝統を引き継ぐメインコンポスト。現在日々の生ゴミ処理中。もうすぐ満杯
2)室コン2号(横型):10月26〜28日チェック、堆肥良好バケツ1杯少々2100位?数えず。青年&大人ミミズが多く、卵もそれなりにあり。先月投入の大量のカボチャ餌はあっという間になくなっていた。カボチャ、柿、ゴーヤ、サツマイモ、梅、葉っぱ野菜など多量に与えてみる
3)室コン3号(縦型)10月24日チェック、堆肥上等バケツ1/2。ミミズ約900匹、餌はオババより頂いたサツマイモと柿など
4)室コン4号 10月25日600立派な堆肥バケツ1/2杯、先月青年ミミズ中心であったが大人ミミズ多く数も増えている。卵はぼちぼち。まあ良いか。餌は柿、サツマイモ、ゴーヤ 
5)室コン(金子)5号10月6日チェック(1100匹) 冷凍柿をまず与え、後は少しづつ追加10.16最後に柿投与
6)畑コン1号:10月3日600(立派な大人中心、バケツ半分立派な堆肥)、餌:冷凍梅、芋の葉、冷凍柿。
7)畑コン2号:10月13日チェック700、結構乾いた堆肥、バケツ1/3位餌はオババより頂き物カボチャ
8)畑コン3号:10月15日チェック、堆肥は上等、バケツ2/3。1000匹位?
11)プラコン1号:10月18日チェック,子供はしっかり大きくなっていた810上等堆肥バケツ1/3前回与えたゴーヤ1ヶ月足らずで跡形もなし,今回はまだ餌足りず
12)プラコン2号:10月14日チェック,堆肥バケツ1/2、状態はきわめて良い、大人増える。オババより餌追加あり、サツマイモ野菜くず800
13)プラコン3号:10月28日(700)青年中心,卵はごく少量のみ。ややドライ過ぎ堆肥バケツ2/5、餌は野菜くず、柿、梅
14)プラコン4号10月22日数えてない700匹?、堆肥は立派バケツ1/3杯
15)プラコン5号10月20日チェック、数数えず(630)、青年がほとんど,水アブ結構出現
16)観察小屋1号100匹、とにかく元気な大人だが、10/2銀杏投与でどうなる?→失敗
17)観察小屋2号70匹、青年多い、銀杏投与→失敗
18)観察小屋3号100匹、赤ちゃん〜青年、餌を柿のみにして飼育中
これが我が家の柿(富有柿)の最終収穫。今年はみみず君の餌としても役立ちました。ところが事件発生!ちなさん(長女)を久しぶりに車に乗せたら、車の中に蜘蛛の糸があちこちに見受けられ。さらにちなさんの頭付近に大きな蜘蛛が!蜘蛛の大嫌いな彼女はギャーと叫び声をあげ‘降ろして’! 柿の木がある小さな果樹園はいつもこの時期黄金グモがいっぱい。柿を収穫するときはこれらの蜘蛛の巣を高枝切りはさみで払いながら柿の木にたどり着くのでどうやらそのときの蜘蛛がはさみについたまま車に残っていたらしい。私は全く気にならないのですが。


2011年10月28日金曜日

出産シーズン

観察小屋1をよく見ると多くの赤ちゃんミミズが見られるようになった。秋深くなりいよいよ出産シーズンか?でもこの程度の生まれたての小さな赤ちゃんの多くは、ミミズ小屋から堆肥収穫する時には救出不可能と思われる。堆肥収穫期間を現在の約1ヶ月から3ヶ月くらいに延ばすとかなりの赤ちゃんミミズは子供サイズになり救出出来るのだろうけど。。。
この画面では中央植えの方に4〜5匹赤ちゃんが見える。
下の方にはよく見ると卵が2個見える。分かるかな?

2011年10月26日水曜日

ミミズ堆肥実験結果

10日前に始めたスプラウト用ブロッコリーの種を用いての実験結果です。ココナッツ繊維に水を浸したもの(左)、ミミズ堆肥に水を浸したもの(右)、結果は明らかに差が出ました。やはりミミズ堆肥は凄い。
ご覧のように結果は明らかでしたが、堆肥やココナッツ繊維を皿に浅く敷いたための保水力の差も若干関係している可能性あります
次回は、たっぷり入れたみみず堆肥とほかの数種類の土、肥料入りの土、などで比較検討してみましょう。

2011年10月25日火曜日

みみず食欲の秋

みみず君のここのところの食欲は凄いね〜。1ヶ月ほど前(9月28日)にこのブログで紹介した室コン2号の巨大な塊のまま与えたカボチャ、多くの梅とともにきれいに食べられて跡形もなかった(梅の種だけがしっかり残っていた)
右上の室コン2号から左下のピンクの容器に移した堆肥。立派な堆肥です。表面には食べ残しの梅の種がいっぱい。分別操作により右下のバケツの中に堆肥がたまっていきます(今回は1杯半くらいかな?)。そして2000匹ほどいるみみず君や食べ残しカスは室コン2号に戻していきます

今回与える餌、サツマイモ2個、柿&落ち柿、ゴーヤ3本、キューリ、オクラ
カボチャ1/4カット。葉っぱ野菜それに冷凍梅を解凍したもの。
これだけをこのみみず小屋一個でおそらく1ヶ月できれいに平らげてしまうのだから
みみず君の食欲あな恐ろしや。

2011年10月23日日曜日

銀杏実験早期打ち切り

観察小屋1&2で行っていた銀杏実験、みみず君がほとんど銀杏に口をつけていないのが分かったため予定の1ヶ月を待たず実験中止です。
実験開始から20日が経つにもかかわらず銀杏ほとんどサイズ変わらず
みみず君は銀杏を食べないことが判明

代わりにおいしそうな餌を与えます。餌は里芋、アボガド、トマトです。

観察小屋1の様子、きっとみみず君喜んでいます、ちなみに今回の作業中
200個位の卵発見、一年のうちでこの時期が一番卵が出来るみたい。
次回チェック時には多くの赤ちゃん生まれていることでしょう

2011年10月22日土曜日

みみず君の餌

この季節、みみず君元気。今日もプラコン4号チェック。卵もいっぱいあるしみみず君の成長も歴然。今日はこれまでの経験の中からみみず君の餌について報告です。
1)カボチャ好物、生がよい。特に畑に放置された時期のすぎたカボチャは大好物、ただし種は外すか冷凍して与えなければ芽が出過ぎて大変、時に畑に堆肥を蒔いたあとに大量発芽。茹でたものや冷凍後与えると発酵することあり。

2)サツマイモ:好物、腐れ始めたものや、熱を通したものを大量に与えると発酵することあり
3)里芋・トマト・アボガド好物
4)ズッキーニ好物、これも放置されて大きくなりすぎたものは大好物
5)キクイモ生ではほとんど食べないが、茹でたものは好物
6)ジャガイモ生で与えると芽が出てきて困る、軽く茹でて投与
7)ヤーコン好物ではないようだが何とか食べる
8)ゴーヤ:苦くて食べないかと思いきやまずまずの好物。種は発芽するので外すか冷凍して投与
9)人参・冬瓜・きゅうり・なす:まずまずの食べっぷり。
10)大根・カブ:好物ではないようだが何とか食べる。刻んで小さくして与える方がよい
11)葉っぱ野菜:ネギ、タマネギは与えたことがないが、その他の葉っぱ野菜は何でも食べる
12):落ち梅は大好物、ただし腐れているものを大量に与えると、冷凍後であってもアルコール発生
13):好物ではないが十分食べる。カビはつきやすい。
14)ビワ:好物ではないが十分食べる、落ちビワには虫が多く混入のため必ず冷凍後投与。大量に与えると発酵することあり
15)スイカ:好物だが、液肥が出過ぎ、堆肥がウェットになる。大量投与はしない方が賢明
14)メロンかなり好物のようだが滅多に手に入らない
15)キウイなぜか発酵しやすいので大量投与には不向き
失敗例
16)レモンの蜂蜜焼酎漬け:近くにいたミミズ動かなくなっていた、アルコールは間違いなく投与不可!
17)銀杏:銀杏投与は試験的に観察小屋で行っている、まだ判定終わっていないが嫌ってはいないが食は進まない様子
18)腐れジャガイモ:かなりのミミズがダウンしていた、茹でて与えても、茹でた汁でみみずはダウン
19)落ちビワ:はえなどのウジ虫が発生、冷凍すると少量なら投与可。落ちた果実は基本的に一度冷凍、少量づつ投与が安全
餌の一部が発酵するのは問題ないが、表面を覆うように与えた餌が発酵すると嫌気性菌発生?悪臭&ミミズ小屋全滅する、これまでの餌の与え方で最も大きな失敗はこれ!
いっぱい手に入る食べ物で与えたことのないもの(これらのもので問題ないものあれば教えてください!)
        みかん類。ネギ、タマネギ、魚、肉
ちなみにこれは落ち柿、奥の4袋は今から冷凍、手前の一袋は今から解凍

2011年10月20日木曜日

唯一、水アブ幼虫の生息するミミズ小屋

みみず小屋を洗濯ネットでにクローズド型にして水アブ幼虫はほとんど見られなくなったのだが、我が家の最小のミミズ小屋プラコン5号に前回の堆肥収穫(9/24)時より出現するようになり、前回の堆肥収穫時の排除が不十分だったようで、今回も3~12mmくらいの水アブを結構な数発見、可能な限り除去しておいた。みみずの状態には全く問題はないようで、以前、子供みみずのみを集めて作ったこの小屋も今では青年みみずが中心でちらほら卵も見受けられるようになった。

2011年10月17日月曜日

みみず堆肥実験

ミミズ堆肥が植物の成長によいことはこれまでもいろいろ報告があり、経験上もその通りだと思っていますが、自分で実験的考察したことなかったので今日はスプラウト用ブロッコリーの種を用いて実験してみます。ココナッツ繊維に水を浸したもの(左)、ミミズ堆肥に水を浸したもの(右)の中にほぼ同量の種を入れ、同じ量の水を加え、やや暗い部屋に置き10日間で生長に差が出るかどうかの実験です。10日後結果報告します。

2011年10月16日日曜日

落ち柿、室コン1号チェック開始


もうしばらくすると我が家のみみず君たちの大好きな芋類(つくね芋、サツマイモ、ジャガイモ、キクイモ:ジャガイモとキクイモは茹でて与えます)が収穫出来る11月、現在やや餌不足の感あり。今日は近くの山登りしたついでに落ち柿を袋一杯もって帰り、室コン5号に与えました。みみず君たち喜んで食べそうです。これにて室コン5号は中の段に移ることになります。1ヶ月ほどこれまで与えてきた餌をしっかり食べてもらって立派な堆肥を作ってもらいましょう。代わりに室コン1号が上の段に来ました。早速、1/3ほど堆肥チェックです。室コン1号は金子みみずちゃんの家を買って最初にみみずを飼い始めた思い入れのあるみみず小屋です。この時期、堆肥の状態、みみずの状態ともに非常によいようです。
これは室コン1号の蓋を外し内容を別の容器に移したところです
底に見える白いものが適度な大きさに切った洗濯様ネットでこれで
みみず君が移動するのを予防しています。もともとのフロースルーの
考え方に反します。堆肥収穫時に若干の時間と労力を要しますが
許容範囲です。


室コン1号の内容を別容器に移したところ、この量だと堆肥がバケツ2杯あまり
収穫出来そうです、みみずはおおよそ1700匹くらい居ると思われます。この量は
1時間で処理出来ないため2回に分けて堆肥収穫します。

今日はみみず小屋内容1/3ほどの処理で堆肥収穫はここまで(バケツに4/5位)
頑張りすぎると肩が凝るので、1日の作業時間は1時間以内と決めています
この堆肥の中にはかなりの卵や赤ちゃん残っていると思いますが、救ったみみず君や
赤ちゃん、卵から生まれてくるだろう新たな命に次回の堆肥作りは任せましょう

2011年10月15日土曜日

ゴーヤ

ん〜涼しい風が心地よい。九州でもやっと秋らしくなってきた。よその畑を見渡すと夏の風物詩のゴーヤ蔓はきれいに片付けられている。我が家の野菜は育ちが遅い?まだまだ大きなゴーヤが出来ている。もう少しそのまま置いておくことにする。ミミズ君たちにとってはよい季節の様でミミズ小屋チェック時にはとっても元気で堆肥も黒々として上等な感じ。

昨日堆肥収穫したプラコン2号、黒々とした立派な堆肥が
とれている
今日収穫したゴーヤ、立派!まだまだ小さいゴーヤ次々と実を
つけている

2011年10月12日水曜日

10.12銀杏は好物でない!

10月1、2日に観察小屋に入れた銀杏は10日以上経ったというのにほとんど食べられてないみたい。どうやらみみずによる銀杏の皮むき作戦は失敗か?一応あと3週間観察続けてみることにする。

2011年10月5日水曜日

10.5金子みみずちゃんの家(室コン5号)

ところで先日の銀杏実験、今のところあまり食べてない感じです。発酵餌みたいに避けている感じもないのですが。1ヶ月して果肉がなくならなければ実験失敗です。
今日は室コン5号の堆肥取りです。室コン5号は金子みみずちゃんの家に2つのみみず小屋を作っている中の一つです。室コン5号は内容多く、半分チェックしたところで堆肥はバケツ一杯、みみずは約700匹救出しました1時間では仕事終わりませんでした。おそらく、最終的にバケツ2杯の堆肥収穫と、みみずは1200匹くらい救出できるのではと思っています。

もともと金子みみずちゃんの家はフロースルー型ですが、虫が湧かないようにそれぞれの部屋を洗濯ネットで分け、部屋の底にもカットしたネットを置き、部屋一つ一つが完全にclosedな状態とし、液肥だけが下に流れるようにしています。上の2段をみみず小屋として使用、上の段と中の段を入れ替えながら使っています。まず、上の段の堆肥取りとある程度の餌入れのあと、日々出る野菜くずをすこしづつ1ヶ月くらい追加していき満杯になったところで、中の段と入れ替え、同じことを繰り返します。下の段は条件悪化の際入れ替えできるようにした予備小屋で、液肥を吸収するためのドライのヤシ繊維を入れています。この方法をとるようになって虫の発生はかなり押さえられていますが、日々、野菜くずを入れるための開け閉めが頻繁なためか、もともとの餌に虫が居たのか、小バエの発生は若干認められます。我が家で発生する生ゴミ処理はこのミミズ小屋だけで十分です。






2011年10月2日日曜日

10月2日観察小屋1号


昨日の観察小屋2号、1日経過して、悪臭なし、ミミズの脱走なし、まだみみずが銀杏の果肉を食べるかどうかは不明。今日はより実験結果が早く出ると思われるメインの観察小屋1号で同じ実験をやってみることにする。
この観察小屋には元気な大人ミミズが100匹ほど居る、これまでいろいろな食べ物に対する反応や寒さ、暑さに対する反応、発酵実験などやってきて、私なりにいくつかの知見を得ている。特にミミズ小屋でトラブルが発生したときは必ず同じ条件を観察小屋の中で作って経過を見ている。

万が一でも部屋が臭くならないように少し中段から下の方に銀杏を入れ込む。やはり銀杏の果肉には油成分が多いので、食べないような気もするのだが、そこが実験!でも、食べるえさが全くないとかわいそうなので念のためカボチャを少し入れておいた。

大人ミミズは分別時にミミズ団子を作る傾向が強いので扱いやすい

さ〜て、この銀杏どうなりますでしょうか?大人ミミズの食欲で1ヶ月後にははっきり結論がわかるでしょう。

2011年10月1日土曜日

10月1日実験

テーマ落ちた銀杏の実(種を包んだ果肉部分)がミミズの餌になるか?
食べておいしい銀杏だがそれも包む果肉は臭い
もしミミズ君が銀杏の果肉を食べてくれて、銀杏の種部分のみを残してくれるならこれは
ありがたいこと。さて実験開始、50匹ほどの青年、子供みみずに30個ほどの銀杏の果肉付きの実を与えてみました。経過および結果は後日報告します。
これは観察小屋2号見ての通り透明ガラスで大きさは高さ10cm、奥行き3cmほどです。