2017年12月7日木曜日

枯れた松葉収穫から10ヶ月。ビニール袋に入れていた松葉は一部堆肥化してきた。一方、松葉にボカシ肥料を混ぜていたものは?

我が菜園の側には松林がある。
緑色の木に付いている松葉はPH=3.5くらいの強酸性らしい。
ところが、そんな松葉がたくさん落ちているところの土壌の酸度計はPH=6.9で、全く酸性には傾いていなかった。
枯れた落ち葉では、酸性度は問題ないみたい。
また、松林の中では、土が腐葉土化していてフカフカ状態で、そんな土は野菜作りにも使えそうに見えた。

そこで、今年の2月、松葉を大量に収穫して黒いポリ袋に入れておいた。
こちらは今年2月の写真。
これらは、何年で腐葉土になるか見てみようと思ったのだ。

そんな松葉の落ち葉を、1箇所畝の中にも鋤き込んでみた
鋤き込んだのは、里芋の畝。
もし松葉がしばらく堆肥化しなくても、土が硬くならずに里芋にとっていいのではと考えたのだ。

結果は、極めて悪い芽出し
そのため、この時期の楽しいはずの里芋の収穫が、今年は寂しいものとなってしまった。
後で調べてみると、若い松葉は酸性度が高く、畑に鋤きこむのには不適。
また、松葉の落ち葉でも、発芽抑制作用があって畑に鋤き込むのは良くなかったようだ。

ところで、ビニール袋で保存していた枯葉の松葉は、10月の台風でビニールが破れて、松葉が辺り一面に散乱していた。
散乱していないビニール袋に残った松葉は、水を含んで黒ずんでいた。
よく見ると、下の方は一部堆肥化していた。
このままもう1〜2年くらい置いていたら、全てが堆肥化したのかもしれないが、松葉を包んでいたビニール袋が破れたのではこれ以上放置は不可能だ。


一方、松葉にボカシ肥料を混ぜてポリバケツに保管していたものはどうだろう?
約10ヶ月、このポリバケツで保存していた。
ボカシ肥料の力で、堆肥化が促進されているのではと期待していた。
ところが、蓋を開けてびっくり。
全く堆肥化された跡がない。
上層の乾いた松葉を外してみた。
どこまでいっても、松葉は乾いた状態で原型を留め、乾いたボカシ肥料が一緒に見えるだけ。

思惑は全く外れた
ボカシ肥料も混ぜて堆肥化が進むなんて全く起こらなかった。
ポリバケツの中の乾燥が一番の敗因だろう。


ただ、ビニールで保存していた松葉も、ポリバケツの中の松葉も、以前調べた枯れ松葉がPH=6.9で全く酸性には傾いていなかったのなら、恐らくそれと同じ酸性度だろう。
マルチに使用するのは全く問題ないのではないだろうか?

で、、ビニール袋から散乱した松葉を集め、袋に残った全てを取り出し、またポリバケツの松葉も全て取り出し、菜園側のオリーブなどの木の根元や花壇に撒いてマルチングした。

花壇に植えっぱなし球根の発芽が抑制されるとしたら、ちょっと残念。
もう発芽している球根の部分には、松葉を掛けないようにしておいた。

しばらくは雑草の発芽を抑え、時間が経って腐葉土化すれば、オリーブなどの木々にとっては全く問題ないはずだ。
ただ、これから植える球根は、松葉をよけて植えることにしよう。

今年もこの時期の松林には、いっぱいの落ち葉があるのだが、この冬の松葉集めはやめにしておくつもりだ。
来春、オリーブの木やバラの木などによほどいい影響が見られたら、来年の冬には、松葉マルチを目的に、また松葉集めをするかもしれない。

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