2015年12月22日火曜日

里芋の種芋用の親芋と小芋を同時に保存する2つの方法。1)そのまま土を被せて保存 2)穴を掘った土の中で保存

収穫した里芋の小芋は、1〜2ヶ月はそのままの状態で耐えれるのだが、それ以上置きっ放しだと傷んでしまう。
だから、多くの里芋を作った時には、何らかの保存法が必要になるのだ。

これまで、そこまでの量の里芋を収穫したことがなかったので、小芋を保存した経験がなかった。
ただ、今年は多めに里芋を作ったので、種芋用の親芋と小芋を同時に土の中で保存してみることにした。

ここに見えているのは、茎葉が枯れかけた「赤芽大吉」。
ここに5株の「赤芽大吉」がある。
通常、小芋を収穫するなら、もう最後の時期だろう。
今回2つの方法で、ここにある親芋と小芋を同時に保存することにした。

里芋の保存はネットで調べた2つの方法
1)そのまま土を被せて保存する方法
2)穴を掘って、その中に保存する方法
だ。

まず、1)のそのまま土を被せる方法を一株にやってみた。
そのまま土を被せるのは、北日本では出来ないやり方らしい。
ここは九州なので、きっとうまくいくに違いない。
里芋を植えていた畝のマルチを剥ぎ、表面に出ている茎葉は切り取った。
そして、そこにたっぷり土を掛けたのが下の写真だ。
茎葉を切ったところから、30cmくらいの高さになるまで土を掛けている
これだけ土をかければ、寒さで小芋が腐れることはないような気がする。
親芋には、濡れた茎が付いている。もしかしたらそこから腐れるかも?だ。

一方、2)の穴を掘って土の中に埋める方法では、まず土を付けた状態で株全体を掘り出し。茎葉だけを切り落とした。
土を付けた状態で掘り上げた「赤芽大吉」。
この後、親芋のすぐ上で茎葉を切り落とした。

芋を埋め込む穴は、こんな感じで掘り、底に枯れて乾いたツクネの蔓を敷き込み、その上にランドリーネットを置いた。
深さはだいたい4〜50cm。
保温には空気を含んでいた方がよいと考え、下の方にツクネの蔓を敷き込んだ。
その上に、ランドリーネットを置いた。

このランドリーネットの中に、親芋、小芋に土も根も付いた状態のものを逆さに入れていった
穴の中にランドリーネットを置き、その中に芋を入れた。
ネットに包んでおくと、取り出す時に芋を傷つける心配がない。

もし、ネットに入れた芋が腐れるとしたら、やはり濡れた茎が付いている親株の方だろう。
去年、親株だけを土の中で保存したときは、9割方の芋は大丈夫だったのだが、その時は茎を親芋から丁寧に外していた。今回茎を切ってそのまま土に埋めるので、その違いがどう出るかちょっと心配だ。
このネットの中に2株の「赤芽大吉」が入っている。

「赤芽大吉」以外の里芋も、別の場所に数株あったので、同じ畝に土に穴を掘って同じように埋めた。
こちらは数年前オババから種芋を頂いて育てている里芋。種類は知らない。
4株あったので、「赤芽大吉」の場合と同じように穴に埋めた。

ということで、下の写真では5個の小さな山が見えるが、
奥の3個は、そのまま土を被せて保存した「赤芽大吉」
手前の2個は、土に穴を掘って、その中に埋めた2種類の里芋だ。
穴を掘った場所も、土をたくさん被せたら、奥の3個と同じような小山になった。

さて、初めての小芋を保存する試み
今回は親芋を同時に保存する方法を試みた。
3月の終わりには、親芋を全て取り出したいので、その時には全ての小芋を掘り出すつもりだ。
もし、その前に食べる小芋が無くなったら、そのまま土を被せて保存した「赤芽大吉」を1本づつ掘り起こしていこうと思っている。

2 件のコメント:

  1. 初めて赤芽を植えましたが、種芋の保存をどうするか調べていたところ、この記事を見つけました。わかり易かったのですが、早く結果を聞きたいですね。

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  2. 来年植え付け用の石川早生親芋を50㎝程度の穴を掘り、小芋を食べた分から親芋を逆さにして埋めています。
    寒さ対策として、上からビニールを被せています。
    毎年無事に種芋として成功しています。

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