2024年6月26日水曜日

この時期のビニールハウス。

桜の木の下はこの時期アーティチョークの花園になることを夢見ていたが、今年はまだそこまでいかなかった。

それでもクロコスミアのオレンジと、アジサイのピンクに交じって咲いている。
来年はもっときれいに咲くことを期待しておこう。

さて、ビニールハウスは、冬の時期の苗作りと、トマトの畝とアスパラの畝作りを目的に昨年11月から12月にかけて家人と力を合わせて作った。

まず、その場所の地力が無そうだったのと、土の下に30cm位の石がゴロゴロあったのでユンボで5~60cmの深さまで掘り起こした。

掘り起こした後は、一面に枯葉や枯れ木の枝や山の腐葉土を敷き詰めた。

昨年11月の写真。
腐葉土だけでは土が酸性に傾きやすいと思ったので、草木灰も大量に入れ込んだ。

ユンボで掘り起こした時出てきた大きな石は、水溜容器側の側に敷石として使った。

念願のビニールハウスが完成したのは昨年の12月3日

ビニールハウス内は三分割育苗場所トマトの畝そしてアスパラの畝を作った
2月の末はこんな感じだった。

左が育苗場所、真ん中がトマトの畝、右がアスパラの畝だ。

アスパラの畝には一昨年プランターに種を蒔いて細く密集して出ていた芽を移植した。
種まきして2年近くそのまま放置していたヒョロヒョロ苗だ。
移植したのは12月だったので、ひょろ苗の茎葉の大部分は枯れていた。
プランターをひっくり返してみると、底の方まで細い根が張り巡らされていた。
そんな根をほぐしながら、植え付けた。
昨年12月に植えつけた時は茎は直径1mmくらい、その後すぐ茎葉は枯れたが1月から1~2mm太さのの芽が出始めた。
そして今はこんな感じ。

初収穫は2年後だと思っているのだが、今では直径3mmくらいの茎も出始めているので、早ければ来年の春から少し収穫が出来るかもしれない。

以前第1菜園で5~6年間収穫できたアスパラ。
しばらくご無沙汰しているので、来年収穫できると嬉しい。


そして、ハウスの左側苗作りの場所
ブラジルのブロッコリー、トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、アーティチョーク、色々なズッキーニやカボチャ、四角豆、ゴーヤ、トウモロコシ、サツマイモ、などがうまく育ち、ここで育った苗が段々畑の色々な場所で収穫でき始めている。
昨年末、温熱マットの上で種まきする箱3個用意した。
そして、すぐ種まき用土とミミズ堆肥を入れた。
種を蒔き始めたのは1月から。
ミミズ堆肥は、昨年設置した幅2mほどの巨大ミミズ小屋からゲットしている。
こちらが巨大ミミズ小屋。
ここでは日々出る野菜屑などをシマミミズが処理してくれている。

そして、この場所では寒い時期の育苗が終わり、今は余ったトマトの苗やサツマイモの苗、ゴーヤの苗が貰い手を待っている。
最近ではセルバチカやミモザの苗も育ててている。


ハウスの左側の一角には、昨年末芽が出た苗を畝に植え付けるまで育苗するビニールトンネルも準備した。
ポット苗を置く育苗箱が6個入る大きさだ。
このトンネルで育てた苗の多くは畝に植え付け、今はビニールトンネルも外れ、遅く芽が出てきたハバネロの苗をこの地に育てている。
この苗ももう少し大きくなったら畝に移植予定だ。

そんな育苗エリアの中央には作業台を置いていた。
ここではポットへの種まきや、種採り作業などを行っている。
種蒔きに使う土は専用の種まき用土と、ミミズ堆肥だ。
冬の時期は育苗箱への電線接続のための防水コードリールも置いていた。

そして、ビニールハウスの中心の畝ではイタリアントマトを育て、順調に収穫も出来ている。

今年のトマトはほとんどを紐固定で初めて育てているが、トマトの苗の重さに対して紐が細すぎたようだ。

丁度高さが天井に到達始めているものも出ているので、下の方の茎をとぐろを巻く形で下へ降ろしていき、収穫を上へ上へと移動させていくつもりだが、下の段のトマトの収穫がまだ終わらないので降ろせない。

このトマトは地面に着いていたので、紐を太いものに変更し苗を少し持ち上げた。

数種類のイタリアントマトがこの畝で収穫出来ているので、紹介しておこう。

ナポリのヴェスビオ山の麓の農園で限定栽培されているミニトマト、「ピエンノーロ」。
一番早く収穫が始まった。
先端がとんがったトマトだが皮まで美味しい。
先端が天井に到達していたのは、「エリシア」という名の中型トマト。

こちらは「スカトローネ」という名の中型サイズの料理用トマト。

こちらは「サン マルツァーノ」という肉厚で大きな料理用トマト。
トマト缶によく使われているトマトだ。

こちらは友人が筋肉トマトと名付けた「マーマンダ」という生食でとても美味しい大型のトマト。

ただ、この種類のだけは、ビニールハウスの中の苗の出来がまだイマイチ。
二の段に植えている苗の方から一歩先に大きなものが採れている。

イタリアントマトは収穫は始まったばかりで、今は収穫したものもほとんどその日のうちに食べてしまっているが、年中料理にも使いたい。
毎年大量収穫時に冷凍庫に保存して使っているのだが、昨年は私のミスで冷凍庫のドアが開いたままになっていて、ほとんどを腐らせてしまった。
今年も順調に育っているようなので、そんなミスがないように収穫後の管理もしっかりしていきたいと思っている。

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