2014年11月12日水曜日

第1菜園のツクネ芋、土などの条件を変えた3種の条件下での初収穫。肥料プアな土で育ったツクネ芋の健闘が光った。

昨年見事に茂ったツクネ芋の蔓葉。その下には立派な芋が出来ているだろうと思ったのがだが、予想に反して収穫出来た芋は小さなものばかりだった。
その時の土の条件は鶏糞、牛糞そしてミミズ堆肥をたっぷり施した自信のある土だった。なぜ大きな芋が出来なかったのか、非常に不思議に思っていた頃、TVで山芋(自然薯)を畑で作る際に栄養の少ない山の土を使うという話が出ていた。

そこで、今年のツクネ芋は一つの畝を3区画に分けてそれぞれ違った条件で育ててみた。

まず
A) 第1の区画(肥料リッチな土+マルチ):去年の畝にはマルチをしなかったのでマルチをして育てる区画を作った。山の土を多めに混ぜたが、同時に肥料は昨年通り鶏糞、牛糞、みみず堆肥を適量使った。
間違いなく、この区画のツクネが茎葉の出来は一番。
あとの2つの区画はどちらもマルチをしない区画だ。
だから、土の条件のみを比較出来ると思っている。

B) 第2の区画(肥料プアな土):山芋を畑で栽培するのは難しいそうだが、土を肥料リッチな土から、山の肥料の少ない土に変えるとうまくいったという話を聞いた。肥料の少ない山の土で育てた区画。

C) 第3の区画(肥料リッチな土);山の土は少量混ぜたが、肥料を昨年通り鶏糞、牛糞、みみず堆肥を適量使った区画だ。

下の写真葉植え付けをした頃の畝、右が第2の区画、左が第3の区画だ。
畝にはまだ収穫中のサニーレタスが残っているのでそれを避けるように植えていっていた。
山の土は白っぽく、堆肥がしっかり入った土は黒っぽい。



さて、この三つの条件で、ツクネ芋はどの条件が一番良かったのだろうか?

まず、葉の茂り具合いを見てみると、A>B=C といった感じだった。

当然、茎の根元も同じような感じになっていた。
下の写真は土の条件の差が見れると思っている、BとCの区画を全体的に見たものだが、根元の状態はどちらもほとんど差がない。
右が肥料プアなB区画。左が肥料リッチなC区画だ。
根元だけを見たらどちらも差はないが、あまり太くなく今ひとつの芋の育ちを感じさせる。
一方、Aのマルチを掛けたところは写真では分かりにくいが根元の茎がひと回り太い。
強風で倒れたのも、葉の茂りが多かったためだろう。
このマルチを掛けた区画では根元の茎も太い。

さて芋を掘り出してのチェックだが、一度に全ての芋の収穫は出来ない(収穫しても食べきれない)ので、それぞれの区画で端の方から1本づつ収穫をして、出来ている芋の状態に差があるかどうかをチェックしてみた。


さて、これはBの区画、肥料プアな土の根元だ。
これを掘り起こしてみると20cm近い大きさの芋が3個、その他10cm以上の芋が4個種芋サイズのものが3個と、予想以上の芋の出来にちょっとびっくりした。
Bの区画では肥料はプアで、この芋も葉や茎の茂りは今ひとつだった。
ところが、肥料の少ない山の土には予想より大きな芋が出来ていた、

一方、こちらはCの肥料リッチな根元
この苗も茎は細い。それでも上のB区画の茎と大差ない。
それでBの区画と同じくらいの芋を期待した。
 Bとほぼ同じ量の芋の収量を期待したが、干し起こしてみてガックリ。
こちらの土は黒っぽいふかふかの土で、いかにも作物が出来そうに見えたのだが、収穫した芋は下の写真の様にほとんどが種芋サイズ。
肥料はリッチだったのに、芋は小さい!こちらはほとんどが種芋サイズ。
まだこれは1本目の収穫なので、結論はもうしばらく収穫が終わったところで出そう。

一方、茎元が明らかに太いAの区画の苗。
 これを掘り起こしてみた。

大きな芋がざっくりあり、傷つけないようにちょっと気を使って芋を掘り出した。
1本の苗でこの収穫は立派なものだ。
それにしても同じ土でマルチを掛けた時の掛けない時の差が大き過ぎる?


これらの中には今年の目標の25cm超えの芋があるのではと期待したが、家で長さを計ってみると23cmだった。
今年収穫した中で最大のツクネ芋、大きさ23cmだ。
今の時期でこの大きさなら、あと1ヶ月程の収穫期間の内には25cm超えの芋が出て来るに違いない。

3つの土の条件で芋の出来はどうなのか?
ま、今回は1個づつの初収穫なので、条件による収穫量の比較の話はまだしないことにする。
しかし今日の結果だけを見ても、最終的にどんな結論が出るのかちょっと楽しみだ。



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