『赤芽大吉』、『黒軸』、そして『土垂』だ。
今季の里芋は豊作で、まだすべての収穫が終わってないのだが、12月に収穫した芋がまだたくさん残っている。
ただ最近料理する家人によれば、12月に収穫した芋の中には早くも傷み始めたものがかなり見られるとのこと。
そこで、先日1株からの収穫を楽しみにしていた第1菜園で大きく育ったそれぞれの種類の株を1株づつ掘り起こした。
今日は雨で、畑仕事ができなかったのでその時の芋掘りの様子を紹介しよう。
こちらのあまり美しくない大きな塊はその時に収穫した『黒軸』の親芋。 直径12cmあったので、来年もメインの畝に植えることになる。 |
豊作だったとは言え、これまで1株からの収穫量はさほどなかった。
里芋栽培の楽しみは全体の収穫量も一つにはあるが、もう一つは一株からの最大収穫量がどれくらいあるかということ。
そんな楽しみのために、第1菜園では一番大きな株をそれぞれの種類で1本づつ残していた。
収穫量は重さでチェックした方がいいのかもしれないが、これまでの習慣で、四角い穴の開いた容器に芋を入れて、何段になるかで判定している。
これまでの最高の収穫量は1株から2段丁度収穫できたものだった。
今回はこれを超えるような株は出ただろうか?
こちらは『赤芽大吉』で、一つの種芋から育っている株だが、4本の別々の株が育っているように見える。
こんな感じで離れたところに大きめの茎が出ているものにはそれぞれにそれなりの大きさの親芋が付いているはずなので、全体の収穫量が期待できる。
大きな親芋を逆さ植えにすると、うまく育つとこんな育ち方になるのだ。
大きな親芋を逆さ植えするとこんな感じで離れたところに茎葉が育つことが多い 最初芽を出した時よりさらに茎の間の距離が伸びている。 新しくできた親芋もまわりにと多く残芋が収できて株間がひろがったのだろう。 |
ちなみに、今年ご近所さんから頂いた苗を植えた『赤芽大吉』の株はたくさんあったが、どれも子芋は一株から5~6個と少なかった。
苗が出てしまったものを順行性に植えるのでは収穫量に限度があるようだ。
この株では1段と2/3で、文句なしの収穫量だった。
親芋も食べれるので、それらを足すと2段は超える。 また、親芋を含めて重さをはかると、恐らくこれまでで最重量になったに違いない。 ただ、4個の親芋に10cmに達するものはなかった。 |
つぎにチェックしたのは『黒軸』。
『黒軸』は通常の収穫では『赤芽大吉』より多く、1段近くの収穫になることもよくあり、12月の収穫で多い株では1段ちょっとあった。
これまでの我が家での里芋1株からの最高収穫記録は『黒軸』が保持している2段だ。
ということで、期待して掘り起こした。
茎が1本しか見えないが、下に親芋が数個あれば収穫量が増える。 |
この株を育てるときに春植えた親芋の大きさは8cmで例年より少し小さかった。 それでもこれだけ育ったのは、今年雨が多かった夏の気象条件が里芋にあったのだろう。 |
ただ、下の写真の右にある親芋の直径は12cmあった。
子芋の収穫量は『赤芽大吉』と同じく1段と2/3だった。
もうちょっとで2段に達するところ、惜しくも記録更新ならず。 親芋の直径12cmは、12月収穫した13cmには及ばなかったが立派だ。 |
そしてこちらは、『土垂』だ。
茎は1本見えるが実際はもう2本あった。
『土垂』も一つの親芋に多くの子芋が付くのが特徴だ。 |
子芋を取りだしてみると、他2種類と同様1段と2/3だった。
『土垂』は保存がききやすいのも嬉しい。 |
『土垂』はこのくらいの大きさの親芋が採れれば上等だ。 |
というようなことで、今の台所の片隅には腐れ易くなった里芋の側に先日採れた立派な芋が置かれている。
右側は12月に収穫していた芋。 |
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