2020年8月23日日曜日

イノシシに壊された果樹園の石垣を修復。秋ウコンの花が早くも満開。

秋ウコンの花は9月から見かけることが多かったが、今年はこの時期にもう満開?
春ウコンのピンクの花もきれいだが、秋ウコンもなかなかいい。
この時期、早くもあちらこちらに白い花を見せている。
もう満開が近い感じだ。
きれいな花なのだが、この時期は葉が大きく茂っているので、こんな花も目立たない。
高さが1m半くらいに成長しているウコンの苗。
もうじき新しい根茎も姿を現すはずだ。


さて、我が家の果樹園は山の道から石垣を積み上げられその上に支えられた平地にある。
果樹そのものにはイノシシや猿などの自然動物による被害や、時には人間による被害もあったりするのだが、これまで石垣が崩れたりするのも見たことがなかった。
この石垣はその昔、オババの父様が自力で作り上げたもので、自然石をそのまま積み上げた、いわいる野面積みで、石の間に隙間が出来ていても水はけがよく頑丈。
これまでの長い間、麓の方で豪雨被害が出たようなときも、コンクリートでできたような石垣が良く崩れているのは見たが、この石垣はしっかり耐えていて感心していた。

ところが、雨には強かった石垣もイノシシには今回一部を壊されてしまった。
若干石の間の隙間があり。角度的にもその場所は若干上りやすくなっていたみたいで、石に足を掛けてイノシシが一気に登っていったようだ。
で、イノシシ被害に逢わなかった場所と石垣の角度を比べてみた。
他の場所ではで石垣は垂直に近い形で出来上がっていた。
確かにこの角度ならイノシシも登れない。
僅かな角度の差がイノシシを登らせたみたいだ。

で、そんな崩れた上部の状態を観察しようと近づいて見ると雑草が凄かった。
そんな雑草を片付け、イノシシが壊した石垣のところに一輪車で石が運べるように雑草を片付けた。


今回、石垣の最上部が崩れていたのだが、それを最初に見つけたのはオババん家の大将で、その石を道脇に片付けてくれていた。
こんな石を石垣の上まで運ぶのには一輪車。
こんな感じで石を運んだが久しぶりにいい運動になった。

その石の数や大きさからは、上部の石垣が崩れただけでなくその近くの石を掘り返したのでは想像していたが、その場所にたどり着いてみると案の定、イノシシがその辺に穴を掘っていた。
上まで登り切ったイノシシがさらに勝ち誇ったようにその場所を掘り返したようだ。
石垣の上部を上から見たところ。
イノシシが崩した石垣の奥もイノシシが掘っていた。
穴は掘ってみたものの、石だらけでこれ以上掘るのを諦めたようだ。
この場所はのり面から1mの深さまでしっかり石が敷き詰められていた。
こんなイノシシが掘ろうとした穴を見て感心した。
のり面から1m奥までびっしりと小さな石が敷き詰められていたので、大雨の時などの排水はばっちりだったと思われる。
また、敷き詰められた石はよく見ると手前の方が小さめの石なのだが、それらは一つの面をなし、その面が手前の方が若干低くなっていて道側に倒れにくくなっているのだ。
イノシシに掘り返された石垣の上面のアップ。
この技術には感服した


まず、そんな壊れた石垣の上部や掘り返された部に石を戻した。
崩れないように石を並べたつもりだが、先人のようにはうまくいかなかった。
そして、石垣の石の隙間ににイノシシが足を掛けにくいように細かい石を詰めていった。

それでもイノシシはまた上がってきそうな気がしたので、石の間に竹を刺し、イノシシが上がりにくいようにしてみた。
このアイデアが効果あるかどうかはイノシシがこれを見てどう考えるかだ。

で、私なりに修復をおこなった石垣はこんな感じになった。

0 件のコメント:

コメントを投稿