2012年2月29日水曜日

2月ミミズ総括

2月は寒さが気になっていたがみみず君たちにとっては何ということなかったみたいだ。
概ね元気なみみず君がそれなりの堆肥を作ってくれた。
堆肥の状態も上等なものが多く12月に多かったウェット堆肥はほとんどなかった。
ただ、程度は様々だが脱走事件が続いた。防寒シートでしっかり包みすぎた小屋やみみず君が多い小屋で多発した。
原因としては発酵ではなく、酸欠とみみず君の気まぐれ?が考えられた。
もしかしたら小屋でのミミズ君の飽和状態が近づいているのかもしれない。
実験では芽だし実験をいくつか始めた。


それでは個々のミミズ小屋の経過報告(2月)。
1)室コン1号(金子)2月4~6日堆肥チェック。キャベツ食べ残し。その他餌少量のこるが、黒々とした立派な堆肥!バケツ1杯半。数えてないがミミズ大人中心に2000匹弱くらい。少しではあるが蓋の部分に逃げてきている輩あり、防寒カバーによる酸欠?卵もぼちぼちあり。餌は残ったキャベツ、生野菜いろいろ、食残し芋類、冷凍/解凍キクイモ、柿、里芋親芋、2/7小脱走(小屋の下のネットに)次第に減って2/10には脱走なし。
2)室コン2号(横型)月27~29日。子供青年が多く増殖限界かと思われたが今回は予想以上に大人ミミズが増え、卵もかなり多く認めた。数は不明。2200は居る。堆肥はややドライ気味の上等堆肥。量はバケツ1杯半。前回の大量の餌も芋類の生以外は完全に無い。今回の餌は、冷凍キクイモ、冷凍梅、生餌も里芋、里芋親芋の茎、サツマイモ、野菜クズ。今回もかなり大量に与えた。
3)室コン3号(縦型)2月25日チェック、堆肥は上等ややウェット、バケツに1/2強。餌は冷凍キクイモ、里芋親芋の繊維、茸類。みみず君はきわめて元気1500匹は居る感じ。底のバケツにはみみず君2匹しか来ていなかった。
4)室コン4号月20日700?立派な堆肥バケツ1/2杯、大人ミミズ多い。卵もぼちぼち。先月末の脱走事件後は全く問題なし
5)室コン5号(金子)2月14日 チェック(1500匹?) バケツ1杯あまり、立派だが今回もウェットな堆肥。ミミズは大人、赤ちゃん多く、卵も非常に増える。数えてないがこれ以上のミミズは住めない感じ。餌を冷凍キクイモ、里芋の親芋、里芋の茎、柿などあたえる、前回追加して与えた小豆はほとんど残る。実験結果と一致。かなりの生芋もアボガドの種も食べきれていなかった、翌日ミミズ小屋の底から逃亡兵少数。3日程で逃亡劇終了
6)畑コン1号2月9日チェック640(立派な大人中心、バケツ半分今回は立派な堆肥、卵多いが赤ちゃん少ない、堆肥の表面にトビムシ相変わらず、餌は冷凍キクイモ、つくね芋と野菜のクズを与える。
7)畑コン2号2月7日チェック700、立派な黒々とした堆肥、バケツ3/5。今回の餌も冷凍解凍キクイモ。前回の餌は完全に食べられていた。
8)畑コン3号2月13日チェック。ミミズはきわめて元気、前回餌の中で里芋などいろいろ食べきれていないが堆肥はきわめて上等。白菜全く問題なかった。ミミズは大人中心に1000匹?
11)プラコン1号2月7日チェック,大人中心となり数は減少? 800堆肥が上等なのでよしとしよう。堆肥バケツ1/2。今回もブロッコリー茎や生芋は食べきれてない。今回も里芋、キクイモ、柿冷凍餌をドライヤシ繊維に混ぜて投与するが解凍時間不足。みみず君に悪影響を与えなければよいが。翌日、脱走兵なし。
12)プラコン2号2月8日チェック,堆肥バケツ1/2、状態は良好、黒々堆肥。、大人多い。食べ残し餌も結構ある。今回はキクイモ、里芋など雑多に与える、ヤシ繊維もやや多めに投与。ミミズ850?。卵は少々。赤ちゃんは居ない。
13)プラコン3号月28日(900?)、受け皿と防寒シートの内側に脱走ミミズ50匹ほど。脱走して時間が経っているのか、脱走みみず君は若干弱っていた。ミミズ小屋の中は大人、青年中心に元気,卵もそれなり。まずまず堆肥バケツ1/2。餌は久しぶりに生餌のみをたっぷり与える。
14)プラコン4号月21日数えてない800?ミミズは大、子供、少し増えてきた感じ。卵もそれなり。堆肥は立派バケツ1/2杯、細長い赤色の卵と思ったもの→小バエのさなぎの可能性大(→観察小屋9号)。キクイモ中心に冷凍解凍餌与える。
15)プラコン5号2月13日チェック、1000匹少しオーバー、ミミズ小屋のサイズを普通サイズのどんぶり型に格上げ。赤ちゃんから大人まで、元気。餌は里芋とキャベツを食べきれてなかった,ミズアブ居ないと思っていたが1匹居た。餌は、キクイモ。つくね芋、里芋など。堆肥は上等、バケツ少なめ1/2
16)観察小屋1号繁殖実験開始2/231回目餌やり
17)観察小屋2号100匹、1/29~2/15食べ比べ小豆対解凍キクイモ、2/16〜アボガド大きさによる食べ比べ
18)観察小屋3号12/15~200匹、青年まで。食べ比べ実験:芋類(生)
19)観察小屋4a、b号(1/11~)、成長に及ぼす餌の因子2/231回目餌やり
20)観察小屋5a,b号(12/16~):シマミミズの赤ちゃん~子供20匹成長に及ぼす温度の影響1/19 5c(防寒処置)実験
21)観察小屋6a,b号(1/5~)30匹づつ、狭い環境と広い環境でのシマミミズの赤ちゃん、子供ミミズ生育実験2/231回目餌やり
22)観察小屋7号400匹?、 子供から青年、予備小屋2号にすべて合流、新たに2/23卵孵化実験開始
23)観察小屋8a.b号20匹子供から青年,12.1~2/28冷凍餌or not,つくね芋の髭による実験:差は出なかった。思ったより髭を食べきれてない。
24) 観察小屋9号1/24~2/21卵孵化実験、サイズ別、2/22〜細長赤卵(さなぎ?)観察
 25)観察小屋10号1/23~寿命実験
26)予備小屋1号2/151000匹。赤ちゃんから大人まで。卵もいっぱい。以前のプラコン5号に使っていたプランターを用いているがあまりの盛況ぶりにビックリした。餌は冷凍キクイモ中心に。バケツ2/5の黒々とした乾燥気味の堆肥。
27)予備小屋2号(1/15)200匹赤ちゃんから子供まで、2/25観察小屋7号を合流、赤ちゃん子供多く含む。




下は我が家で最もみみず君の多い小屋、室コン2号(横型プランター)のチェック終了時写真
まだまだトップの座は明け渡さぬといった活況。


ところで今日は関東は大雪との事。こちらは雪の予報なかったのに朝積もっていてビックリ!
下の写真に見えるのが井原山と雷山、好きな山だ。結構積もっている。



2012年2月28日火曜日

観察小屋8a.b号冷凍餌or not,つくね芋の髭による実験結果

昨年の12月1日設定したこの実験。

こんな感じで冷凍解凍後の髭(右)と生の髭(左)を刻んで詰めていった
つくね芋の髭をベッドとして両者の比較をしている。


3ヶ月経つと、餌はほとんど食べられほとんど堆肥に置き換わり、ミミズも明らかに成長している事をイメージしていた。また、その程度の差がはっきり出ているだろう(冷凍餌の方がしっかり食べられみみず君はより成長している)と思っていた。
結果は、ところがどっこい!だった。

まず、2月初めに報告した途中経過では
どちらのみみず君も、ウェットな下の部分に集中してきわめて顔色よく育っていた。
瓶の外からの判断では、どちらも20匹の子供&青年ミミズを投入したが、狭い観察小屋で他に餌を与えられなくても十分元気に育つと判断された。
ただ、外からの観察ではどちらの観察小屋ともに育ち方の差はなかった。
これがその時(2/2)の写真だ

その後水分補給のみ2回しておいた。

それでは、設定からほぼ約3ヶ月経ったのでチェックしてみることにする。
まずは外観(下の写真)。

右が冷凍後の髭でこちらの方がしっかり食べられていると思ったが、見た目に全く差がない。
途中水分補給した効果で上の乾燥した部が少し減っているようだ。
どちらのみみず君も乾いている上の方まで顔を出しているのは、下の方に餌がなくなってきたためか?
一応どちらも元気にしているようだが、1ヶ月前と比べみみず君は小さくなっているように見える。気のせいか?
もちろん下の方にもみみず君は居る。

それでは御開帳。
まず真ん中にそれぞれの髭を集めた。両端にみみず君を集めた。
やはり右側が冷凍後のものだ。

瓶の上の方が箱でも上になるように髭を広げている。
上の方はさすがに乾いていた。その部分は当然堆肥はない。


また、水分の足りているところはとても環境良さそうで、髭自体が優れたベッドと考えられる。それなりの堆肥も混じっているが、予想より多くの髭の繊維も残っている。
3ヶ月でこれだけ食べられずに髭の繊維が残っているという事は、やはりツクネの髭というものは繊維がとても硬くてしっかりしているため食べるのに時間がかかるのだろう。
という事は、みみず君の寿命などをチェックする長期実験のベッド材としては非常に適しているのではないかと考えられた。


次にみみず君をアップしてみよう。こちらが冷凍後の髭に居たみみず君




 そしてこちらが生の髭に居たみみず君


ん!どちらの群ともに3ヶ月にしてはみみず君が余り育っていない。
大人ミミズに成長したものは全く認められない。
予想は冷凍後のツクネの髭をベッドにしたみみず君はかなり大ききなっているはずだったのだが。
やはり食べた餌の量が少なかったためであろうか?
どうやら、ツクネの髭のベッドではミミズは元気にはしているがミミズが大きく成長するには不適という事だろう。


あと一点、みみず君の数だが、左は19匹、右は17匹で、全体で1割減った。
僅かではあるがこの3ヶ月間に死んだミミズがいるということだ。
この要因は分からない。
環境に問題がなくてもうまく育たないみみず君も出てくるのだろう。


現在。別の観察小屋で寿命実験をおこなっているが、幼少期に自然死亡がある事は頭に置いておく必要がある。人間であれば幼少期の死亡も平均寿命に関係してくる。
ただ、ここはみみず君の話。
みみず君の寿命実験では幼少期の自然死亡には目をつぶろう

2012年2月27日月曜日

みみず堆肥実験(アスパラガス芽だし)

この時期になると黄砂がしばしば見られる。
今日福岡市では黄砂検討委員会なるものが発足した。
丁度先週末の汚い雨についても検討されたようだが結論が出なかったみたい。
ウソだろ!
私の喉の調子の悪さから推測すると中国からの化学物質をいっぱい含んだ黄砂だ!

日本の政治家にもこの辺の事を強くアピールする外交手腕が欲しいものだ。

話は変わってこの時期になると種をポットに撒いて苗を作る機会が増えてくる。

下の写真もそんな苗作り予定の種の一つ。これは何だか分かるかな?

これはアスパラガスの種。
正確には種が入った実。この赤い実の中に2〜4個の黒い種が入っている。
今回はこれを使ってミミズ堆肥の芽だし実験だ。

下の写真左がミミズ堆肥、右が対戦相手になる種蒔き用の土。先日ジャガイモやつくね芋の芽だし実験にも登場した市販の土だ。

実験といっても今回は芽が出たところで引き抜いて比較する訳ではない。
これはある程度育てて、このまま苗として使うことになるので芽が出てくる時期と、苗の成長の比較を観察していくことになる。

2012年2月26日日曜日

みみず君の食べ物チェック(スペシャル茶殻)

ず〜と前、どこかのブログで見た記憶がある。
みみず君の餌としてのお茶殻とコーヒー豆のカスの食べ比べ。
どちらが勝ったか記憶は定かでない。

私は食事の後は緑茶が好きだが、私の日常のお茶はハーブティー?と中国茶の混合だ。
何種類はいっているか分からない。
みみず君たち、このスペシャル茶殻を食べるだろうか?
今日はその実験だ。

まずこれが中国茶

時に、上海や香港に行った時は紹興酒と中国茶が私の土産の定番だ。プーアール茶、ジャスミンティー、ロンジン茶、鐵観音茶、一葉茶(苦茶)などの中からその日の気分で2〜3種類入れる。
中国茶は消毒の意味があるのだろうか?一般には一度通した熱湯を捨ててから入れ直す。
私もこの時点で同じようにしている。

上の写真は自分で作っているハーブティー?の一部。

自作のお茶は5〜6年前、ビワの葉で作ってみたのが最初で、その後いろいろ見聞きして、我が家で出来るものの中からいろいろなものを作ってきた。
柿の葉、ビワの幼実、ヤーコン葉&花、キクイモの葉&花、ワイルドストロベリー、それにウコンなどだ。
数年前まではレモングラスやレモンバーム、タイムなども作っていたがそれらは枯れて今は切らしている。

これらもその日の気分で3種類くらいを入れる。

その他、ベトナムで買ってきた蓮茶やゴーヤ茶があるのでこれらをを加えることもある。

下の写真は一度熱湯を通した中国茶に自家製のお茶を加えたところ。



そして、下の写真が東京に行くときに買ってくる正真正銘のハーブティー。
ハーブは数種類ミックスされて入っているが、さすがに香りも味も売り物といった感じ。


さらに、これを適当量加えて
こんな感じでお茶を出す。
決して特別美味しい訳ではない。
不老長寿の薬を自分が発明したような気分になっているのかもしれない。

という訳で、このお茶は私専用だ。というより誰も飲んでくれない。

このスペシャル茶殻をみみず君が食べてくれるかどうかをチェックしてみようと思うのだ。
いろいろなものが入っており、刺激物も入っている可能性がある私のスペシャル茶殻はみみず君が食べない可能性がある。
それで、これまでミミズ小屋に餌として与えたことがなかった。
しかし、何となく本当に食べないかどうかチェックしたくなったのだ。

食べるなら日本の緑茶の茶殻やコーヒーとの食べ比べもやってみたいが、まず食べるかどうかチェックをしてみよう。

さあ準備だ。写真後ろのネットの中にあるのが最近観察小屋7号と合体した予備小屋2だ。
以前の柑橘類の実験の時は青年ミミズ50匹を選抜したが、今回は赤ちゃんから大人まで適当に50匹を入れている。


設定直後、いつものようにみみず君は見えないところに隠れた。餌から遠くへ逃げているような様子は全くない。
のんびり観察させてもらおう。

2012年2月25日土曜日

ヒメミミズとシマミミズの赤ちゃん識別テスト第3弾

福岡は朝には雨は上がる予報だったけど、夕方よりまた少し小雨が降り出した。
天気予報官は昨日の霞は花粉が混じっているといっていたが、
今日の雨をみているとは黄砂が混じっているみたい。何となく汚い。
喉が弱いので黄砂は苦手だ。

ところで、ヒメミミズとシマミミズの識別テストだが、初回の識別テストでは7%のミスが出た。しかし、前回の識別テストではミス0%でかなり自信をつけていた。
ただ、前回の識別実験は、ヒメミミズ間違いなしと自信を持って集めたものに対しての結果であった。

ところが、先日御開帳した卵孵化実験で生まれていた赤ちゃんを見てまた自信がなくなった。
さらに、堆肥袋のまわりに付いているちっちゃなミミズも、結構判断が難しいのが居る。
よし、もう一度実験やってみよう。

今回はヒメミミズと思うけど少しピンクがかっていたり、少し太めだったり、自信のないものもたくさん含めて150匹で識別実験だ。

瓶に入れて3時間。下の写真ように瓶の内側にくっついてくる。
これはヒメミミズの特徴なんだけど.....。


上の写真をよく見ると少しピンクがかって、やや太さがあり、怪しい?ものも居る。
だが、怪しいものなかに、シマミミズの赤ちゃんと断定出来るものはまだ1匹も居ない。
より結論がはっきりするように今回は2ヶ月そのまま置いておこう。

2012年2月24日金曜日

堆肥袋の外側のみみず君

畑が使えなくなってしばらく経つ。
今日、先日収穫した堆肥袋を畑のそばの小屋に持っていった。
下の写真のようにミミズ堆肥だけは順調に溜まってきている。


置きっぱなしの堆肥袋だが、よく見ると堆肥袋の外側にみみず君がいる。
恐らく、堆肥袋のごく小さな隙間から脱走してきたのだろう。
だから、堆肥袋の外側に居るみみず君はほとんど赤ちゃん〜子供ミミズ君だ。

ほら、こんな感じだ。
これは赤ちゃんミミズ。まだ2cm弱だ。何か食べるものあるのかな?


こちらはもう子供ミミズのようだ。大きさは3cmぐらい。
この大きさ位までなら小さな隙間から出れるのかな?

よく見ると、堆肥袋の上の方にも見える。これはちっちゃい。1cmくらいだ。
生まれて間もない赤ちゃんだろう。

これらのみみず君たち、旅が好きなのかな?
出てきてどれくらいになるのだろう?
帰り道が分からなくなったのかな?
餌がないところにも出てくるのは、みみず君は好奇心がおう盛な生物?
それにしても、みんなお腹ぺこぺこだろうね。

今日は入れ物がないのでこれらのみみず君そのままにしておいた。
今度、堆肥袋を置きに来る時は何か入れ物を持ってこよう。
もし、その時までそこで生きていたら、持って帰って美味しい餌をたくさんあげるからね!
だって、堆肥袋の外側に居るみみず君は餌のない過酷な環境で、けなげに生き抜いてきたのだから。

2012年2月23日木曜日

単純卵孵化実験(乾燥しない工夫で)

昨日のブログの赤い色をした細長いの写真に対して、早速うれしいコメント頂いた。
Matsumuraさんから。
あれは卵ではなくて小バエのさなぎではないかとのこと。
なるほど!!
そういえばなぜかミミズ小屋のランドリーネットの中に時に小バエが発生していた。
昨日設定した観察瓶に小バエを見つけたら必ず報告しよう!

ところで、先日報告した卵孵化実験(サイズ別)。
小さな瓶で乾燥による失敗をした。
早速、乾燥しない方法で実験再開だ。

写真のような深い瓶の下の方に卵が100個程入っている。色や大きさは様々だ。
卵は外からはほとんど見えない。


瓶の中に入っているのは卵とウェットなツクネの髭、さらに上の方にはウェットな新聞紙を入れている。
これだけ深い瓶を使うと下の方がドライになることは考えにくいし、ベッドがツクネの髭ならウェットになりすぎないはずだ。
すぐ生まれた赤ちゃんが居ても2ヶ月間の観察期間なら、ツクネの髭は餌として全く問題ないと思われる。

今回は卵のサイズや色による縛りをおかず、単純に卵孵化実験を設定した。
100個の卵から何匹くらいの赤ちゃんが生まれているか、2ヶ月後のチェックとしよう。
恐らく時期によって卵の孵化するまでの時間や孵化率に違いが出るはずだ。
単純な卵孵化実験はしばらくこの方法で2ヶ月に一回のチェックと再設定を繰り返してみようと思っている。

2012年2月22日水曜日

この卵、何の卵だ?


上の写真に写っているミミズ堆肥の中に時に混じっている赤くて細長い卵。
大きさはシマミミズの卵とほとんど変わらない。
何の卵だろう?

ミミズ堆肥を作っている方の中には知っている方も多いかもしれないが、
私は以前から気になっていたが、何の卵か分からないでいた。

ミミズ堆肥を作り始めてそれまで出会ったことがなかった虫に何度か遭遇した。
分からずじまいでそのまま合えないでいる虫たちも結構居るような気がする。

さて、今回の虫の卵はどんな虫になるのかしっかり確かめておこう。
それで、下のような小さな観察瓶の中で育ててみることにする。
ざっと数えて20匹いたようだ。
しかし、外側からは1匹しか見えない。貴重な輩だ。


今日の福岡は雨が降ったりやんだり。
気温上がるという天気予報だったけれどまだ肌寒い。
春が待ち遠しい限りだ。

2012年2月21日火曜日

卵孵化実験 サイズ別 最終報告

1月24日設定して1ヶ月近く経ったので最終報告だ。

卵の大きさで孵化率の差が出るか?また、孵化した後の早期生存率に差が出るかを見てみようという実験。

前回、設置後2週間過ぎにベッドの乾燥が起こり、実験の結果が信憑性に欠けることを報告した。その後スプレーで水はかけてやった(2/8)。

翌日見てみたら、赤ちゃんが居た。先日写真に収めた小さな卵の方だ。



よく見ると赤ちゃんは2匹見える。
赤ちゃんはまだ白い。
ん〜これが本当にシマミミズの赤ちゃんかな〜?
確かにこの太さのヒメミミズは通常もう少し長いかな〜?
だけど先日、赤っぽい卵から出てきた赤ちゃんは最初から赤かった。
私にはまだ白い赤ちゃんシマミミズとヒメミミズの識別難しい!

その後、2週間ほどまた水やりを忘れていた。
小さな瓶の場合、室内で2週間放置するとすぐ乾燥してしまうみたいだ。
下の写真で分かりにくいが卵が少ししわがれている。生まれた後のスケルトン卵なのかな?



この状態で赤ちゃんミミズが生きているとは考えにくいが
一応ここで、御開帳。
左上が大きい方の卵がはいっていたベッド、右上が小さい方の卵が入っていたベッド。
段ボールは隔壁として使ったもの。

まず、ベッドの状態はどちらもほとんど乾いていた。
このベッドの中でのミミズの赤ちゃんの生存は不可能と思われた。
一応探してみた。やはり赤ちゃんは見つからない。

次に卵を探してみた。投入した時はどちらも10個づつ入れている。
大きい方の卵は7個回収出来た。小さい方は5個しか回収出来なかった。
恐らくもっと真剣に探せば全部見つかるのかもしれない。
予想と違ったのは、見つかった卵は両方ともほとんどスケルトン状態だったことだ。
ということはほとんどの卵が孵化したということか?

生まれた赤ちゃんは乾燥したベッドの中で全部死んでしまっていると思ったが、隔壁として使っていた段ボールが下の方がまだ少し湿気を帯びていた。
もしや?
と思って段ボールの表面を少しはがしてみた。
おー!いるいる。ちっちゃな、ちっちゃな赤ちゃん。
探して見つけたのは全部で7匹。
でも、隔壁の中に逃げ込んだのではどちらの区画で生まれた赤ちゃんかは全く分からない!
上の写真に3匹写っている。
真ん中の1匹は少しピンク色でシマミミズの赤ちゃんらしく見える。
ところが左の赤ちゃんなんか真っ白でヒメミミズと識別実験したらまた間違いそうだ。
大きさ的にもヒメミミズより小さいくらいだ。
強いてヒメミミズとの違いを見いだすなら、長さの割には少し太さがある?

しかし、これまで見てきたシマミミズの赤ちゃんはもう少し大きかった気がする。
今回の赤ちゃんは環境が悪くてやせ衰えたのか?

とにかく、今回の実験で分かったことを羅列してみよう。
瓶が小さいことで生じた乾燥は、みみず君の卵や赤ちゃんにとって大きな外敵だった。
正確にはわからないがほとんどの卵が孵化していた。
そのうち生存を確認出来たのは7/20=35%だった。
7匹はすべてシマミミズの赤ちゃんのはずだが、ヒメミミズとの識別はかなり難しいことが再確認された。
卵のスケルトン状態から判断すると7匹以外にも生まれたはずのみみず君がかなり居たはずだ。見つからなかったのはやはり生後乾燥条件のため命を落としたのではないかと思われた。

今回の実験では卵の大きさで孵化率の差が出るか?また、孵化した後の早期生存率に差が出るかを見てみようとした。
それが、それぞれの区画に赤ちゃんが残らず、隔壁の段ボールの中に赤ちゃんが居たので、どちらの区画で生まれた赤ちゃんなのか全く分からなかった。
そういう意味では今回の実験は完全に失敗だった。

ということで、今回の実験の反省点は下の2点!
卵を比較実験するときは一つの瓶に隔壁を作るのではなくて、別々の瓶でおこなうこと。
卵の実験は乾燥が起こりにくい条件でおこなうこと

後日、このような点に配慮してまた卵実験やってみよう。

2012年2月20日月曜日

アボガドの種 大きさによる食べ比べ、経過報告

2/16に設置した食べ比べ実験のアボガドの種を刻んだものと塊。
当然刻んだものにみみず君の人気が行くはず。
と信じていた。
ところがどっこい、最初の3日間の経過ではそうはなっていなかった。
まず写真を見てもらおう。


これは2日目の写真だ。
右の刻んだアボガドの方にはみみず君集まってない。居たのは顔色の悪く腫れぼったいみみず君が下の方に居ただけだった。
左の大きな塊のあるアボガドには隙間に結構ベッド材が入っている。きっと慣れ親しんだベッド材が気持ちがよいのだろう。そこにみみず君が集まっている。もちろん、塊のアボガドをもう食べ初めているわけではないと思われるが。
結果的に刻んだアボガドの下に居た顔色の悪かったみみず君はすぐ姿を消したが、3日目までは間違いなく大きな塊のあるアボガド側にみみず君は多く集まっていた。
これは最初の予想を完全に裏切った。

ところが4日目に入ると、形勢が変わってきた。
やっと刻んだアボガドにみみず君が集まりだしたのだ。
集まっているみみず君の動きも活発だ。これは餌を食べ始めて兆候だ。

こうなると恐らく先が見えてくる。
アボガドは食べるのに時間がかかりそうなので、刻んだ方でも食べ終わるのには最低1ヶ月ぐらいはかかりそうな気がする。
その頃またチェックして経過or結果を報告しよう。

2012年2月19日日曜日

巨大なランドリーネットが欲しい!

今日の朝も雪が残っている。
福岡では1年に1〜2回しか見られない景色だ。

こんな日はついつい家を飛び出したくなる。
ということで雪景色を楽しみながら日田の方までドライブしてきた。

家に帰り着いた頃は
こんな天気

やはり、ここは九州だ。

さて、今日はみみず君の住む環境に付いて考えてみよう。

みみず君にとって環境は大きい方が良いことは明白だ。
そして、発酵さえしなければ餌は多い方が良いに決まっている。
ただ、大きな環境で餌を多く入れているとは小動物の侵入が時に問題になるようだ。

先日、オババの家のミミズ小屋がイタチに荒らされていたそうだ。
オババの家のミミズ小屋は我が家のとは違ってほとんどフロースルー型でかなり大きい。
話を聞くとどうやらイタチはミミズが目的でなく、ミミズ小屋の中にあるみみず君たちの餌が気に入っていたようだ。

昨年の10月よりミミズ小屋が何度か荒らされて、その度に猫(ずっと前紹介したことのあるポチか近所の野良猫)に疑いの目が注がれていたようだ。
が、先日イタチの侵入が目撃されたらしい。荒らされた後のみみず君の様子は多くのみみず君が堆肥と一緒にミミズ小屋の外に放り出されて、寒さの中で凍えていたそうだ。


ミミズ堆肥作りを大掛かりにやっている方は、皆さんその装置も大きいが、やり方もダイナミックだ。
ただ、時に小動物の侵入の話は耳にする。ミミズを食べる小動物も居るが、先程のオババの家の例のように餌を食べに来るものも居る。
只、大規模にみみずを飼っている方は、大局的にとらえて、小動物による被害や、ミズアブの発生などそんなに気にされてない方が多いように思われる。

それに比べ我が家の現在のミミズ小屋は小さい。

以前、我が家でもフロースルー型で金子みみず君の家を使っていたし、
畑に直接設置する、タンスの箱や、溝を掘って網でモグラ予防をして横置きフロースルーなどいくつかのミミズ小屋をトライしたことがあった。

春先にミミズ小屋を設定し、2〜3ヶ月後に1回目のチェックをした。堆肥もたくさん取れたし、ミミズもすごく増殖し、ずっとうまくいくように思っていた。しかし、その後梅雨時期を過ぎて小動物や虫の侵入に頭を抱えることになった。
これらの問題は、金網でモグラの侵入は予防出来たが、トカゲ、カエルなどの小動物の侵入を予防出来なかったこと、更にミズアブの大量発生をみた。

それで、夏過ぎ頃から畑に置いていたミミズ小屋をすべて今の形に変更していった。
我が家のミミズ小屋に畑コン何号と名前がついているものはその時の名残りだ。

我が家のミミズ小屋は、金子みみず君の家と大きいサイズの横型プランター以外はすべて、どんぶり型プランターをランドリーネットで包むやり方だ。
このタイプのミミズ小屋管理は虫や小動物の侵入という点では経過は上々で満足している。
以前多くの発生を見ていたミズアブも先日最後の1匹と思われる輩を処分した。小バエは時々発生するが、ランドリーネットの外に飛んでいくことは滅多にない。

ランドリーネットは100円ショップで売っている一番大きいタイプを使っている。
それでも、市販最大のランドリーネットでもミミズ小屋のサイズに自ずと制限が出来てしまう。
そのため、使っているどんぶり型プランターは直径30cmくらいだ。
この大きさでは、堆肥チェックが1時間以内に終わる利点はあるが、当然そこに住めるみみず君の数にも制限があり、収穫出来る堆肥もバケツ1/2程度と少ない。

菜園や果樹園に少し力を入れていこうと思っている私にとって、そのうち、もう少しダイナミックな堆肥作りにトライしてみたいと思っている。
それで、今は畑に置く大型のミミズ小屋のやり方をあれこれとイメージしている。

そこでどうしても欲しいのが、巨大なランドリーネット!またはその代用品なのだ。

2012年2月18日土曜日

みみず堆肥実験(つくね芋の芽だし)

昨日に続いて寒い。
寒いだけでなく外が真っ白になってきた。
この分だと福岡も少し積もりそう。
我が家のバルコニーも真っ白、こんな雪では北陸の方に笑われてしまいそうだが、珍しい雪を見て我が家の犬も喜んで飛び出した。

ということで今日もミミズ堆肥実験だ。

今日はつくね芋に実験参加をお願いした。

つくね芋は通常ジャガイモより少し遅い植え付けになる。
しかし、つくね芋は堆肥の中に貯蔵しておいても悪くないと思われるので、少し早いと思われるが昨日のジャガイモに続いて芽だし実験をやってみよう。

種芋として貯蔵していた、大きさのほぼ同じつくね芋3個に参加してもらった。

参加してもらう堆肥や種蒔き用の土は昨日のジャガイモ実験と同じものを用いた。
ちなみに下の写真は今回使用している種蒔き用の土の組成。土の成分のことはよくわからないが良いライバルになるに違いない


ところで、ジャガイモは芋から上にのびていく茎の根元に根が出てくる。
つくね芋も同じなのだが、根が太く、何となく下の方にもよくのびていく印象だ。
それで、今回の実験では昨日のジャガイモより芋の下に多めの土を施している。
芽が出てくる時期はジャガイモよりかなり遅く、恐らく芽が出てきたときはジャガイモの数倍の根が張っていると思われる。

今回も、すべての芽が土から出たところで芽と根のチェックをしてみよう。
下の写真は設定が終わったところ。
構成は昨日と同じで、右から
1、採りたてのミミズ堆肥
2、2ヶ月放置したミミズ堆肥
3、市販の種まき用土
やはり、最初の水分含有条件に差が出ないように左の2区画には少し水を撒いておいた。


福岡も明日までは寒いみたい。何とも春が待ち遠しいかぎりだ!

2012年2月17日金曜日

みみず堆肥実験(ジャガイモの芽だし)

北国の方はこの週末はまた大雪とのこと。さぞかし大変だと思う。
福岡も今日は寒くなってきた。風もとても強い。
ということで、ミミズの世話は休みにしよう。

さて、久しぶりにみみず堆肥の実験だ。

丁度、先日買ってきたジャガイモの種芋がある。
先日叶岳に登ったとき、ふもとのライバル畑を見て刺激されてしまった。
現在使えなくなっている我が家の畑。使えるのは恐らく3月の中旬以降だろう。
だったらそのときのための準備でもしておこうということで種芋(男爵)を買った次第だ。

これがホームセンターで買ってきた男爵芋2kg。この上に新聞紙をかけて日陰に置いて芽だしの準備をしている。これらの芋はのんびり芽だしをして、3月我が家の畑が使えるようになったら最初に植えようと思っている。この男爵芋を小さいものから3個実験用に拝借した。

男爵芋に加えて、元々種芋用に貯蔵していたアンデス赤にも3個実験に参加してもらった。

そして、実験用に用いる土として
みみず堆肥の新鮮なもの、と先日紹介した3ヶ月放置したもの
そして下の写真のような市販の種まき用の土の3種類を用意した。


下の写真が設定が終わったところ。
右から
1、新鮮なみみず堆肥
2、3ヶ月放置したみみず堆肥
3、市販の種まき用土

通常芽出しには水やりは不要だが、右の新鮮堆肥はかなり水を含んでいるし、左の種蒔き用の土はほとんど水を含んでない。水分含有量にあまり差があると実験条件のして好ましくないので、左の二つの区画にはじょうろでサッと水を掛けておいた。

通常、種芋は芽だしの後、3月上旬に直接畝に植え込むが、
実験に参加した芋君たちは、すべての芽が土の上に顔を出した時点(恐らく4月の初めに)で
芽の出方、根の出方などを比較してみることにする。そのあとで畝に植えてみることにしよう。

これまでのミミズ堆肥実験では堆肥の方が良い結果を得ているが、今回の相手は種まき専用の土ということで結構手強いかもしれない。楽しみに結果を見てみよう。

2012年2月16日木曜日

アボガドの種 大きさによる食べ比べ

我が家では野菜サラダによくアボガドが入っている。
当然、アボガドの皮や種はみみず君の餌になっている。
みみず君は皮の方はすぐ食べてしまうが、種の方は時に2ヶ月くらい全く口を付けてないこともある。ずっと食べないかというと、種が柔らかくなった感じの時一気に食べてしまっている。

まず写真を見てもらおう。

下の入れ物に入っているものが今日妻にプレゼントしてもらったアボガドの種
半分に切って、左に細かく刻んだものを置いている。切ってすぐは白っぽかったが数分も経たないうちにオレンジ色に変わった。
上に並んでいるのが堆肥チェックしたときに食べられずの残っていたアボガドの種。
これらの中には投与されて1ヶ月のものもあるし、恐らく2ヶ月置かれたものもある。

ここで、食べられずに残ったアボガドの割面チェックだ。
割面の硬さで何ヶ月前投入されたアボガドかが分かる。
もちろん3ヶ月以上たったアボガドの種はほとんど食べられていると考えられるのでここに残っているのは1ヶ月目か2ヶ月目のどちらかだ。


上の写真の右側の割面を見て頂こう。
オレンジに見えるものが今日ゲットしたもの。
白っぽく見えるのが1カ月もの。
下に見えるピンクがかったのが柔らかくなって食べられる寸前。恐らく2ヶ月ものだ。
容器に入れた細かく切ったものは片割れを刻んだもので右側と同じ量だ。
上の種は今回実験対象から外れたのでもとのミミズ小屋に返しておいた。

ということで実験設定だ。
観察小屋は昨日実験が終わった小豆と冷凍解凍後のキクイモと食べ比べ実験に使った容器と中に居るみみず君たちにそのまま参加してもらおう


まず、底の方に約半分のみみず君たちを投入。
これまでの実験中に妊娠していたと考えられるミミズ君や赤ちゃんミミズもいた。
なぜか卵は見られなかったのだが。


得意の段ボールによる分割、今回は2分割だ。
設定終わったら、下の写真のような感じ。
こちらは細かく切ったアボガドの種。


そして下の写真は両方が見える面。


そして下の写真はは大きく切った面。
半切れの種のままだと全部が入りきれなかったので、2ヶ月ものを半分に割って詰め込んだ。
印象として、大きな塊はなかなかみみず君にとって取っ付きが悪いと思われるが、柔らかくなったピンク色の塊はすぐにでも食べてしまいそうな感じ

ということで。今回はアボガドの種を1/2〜1/4個丸々投入したものと、小さく切ったもので食べ比べ実験となった。
結果は分かっているようなものだけどどれくらいの差が出るのか見てみることにする。

こういう実験をはじめたきっかけは

食べ比べ実験をいろいろやってきたが、これまでの実験方法で一つ問題があった。
与える餌は大きさを全く一緒にしないと正確な食べ比べ実験にならないが、食べ物の種類によっては同じ大きさに切るなんて不可能だ。
出来るだけ似た大きさ、似た量で実験しようとは心がけては居るのだが、
この辺は今後も食べ比べ実験をおこなっていく時の注意点だと思っている。

そこで、食べ終わるのに時間を要することが分かっているアボガドの種で大きさの差をしっかり付けて食べ比べ比較をしてみることにした。