昨年12月1日に設定したつくね芋の髭実験、こちらは特に保温処置せずに見ている観察小屋。
この実験では
つくね芋の髭が長期実験の際のベッドになり得るかということと
冷凍した餌はそうでないものとどれくらい差があるかということを見てみたかった
下の写真が設定時(12/1)。右が8a(冷凍後髭)と左が8b(生髭)設定時(12/1)
暗くて分かり難いが、細かく切ったつくね芋の髭がびっしり詰まっている。
実験設定時の常で、この時点ではみみず君はどこかに隠れている。
そして、下の写真が、設定2ヶ月後の今日見たもの。
寒さなんて何のその。
どちらのみみず君も、きわめて顔色よく育っているではないか。
水分補給してなかったので上の方はドライになっている。これは仕方ないと思う。しかし、水分を含んだ下の6〜7割はとてもいい感じの状態。
僅かに右の冷凍解凍後の髭の方が髭としての跡形なく堆肥状態に近づいている。しかし大差はない。
ドライな部分は冷凍解凍後の髭の方が若干少なかった。この理由はよくわからない。
押さえてみるとどちらも2割程縮んだ。縮み方に大きな差がなかったことは堆肥になった量もさほど違わないということか?
さて、これらの結果から分かったことをまとめてみると
つくね芋の髭をベッドとして用いた実験では
20匹程の子供&青年ミミズが狭い観察小屋で何も他に餌を与えられなくても十分元気に育っている。
そして、冷凍解凍後のものでも、生に十分水分を与えたものでも差はなく育っている。
すなわち、どちらの髭も他に餌を加えなくてもそれ自体がよい餌ということだ。
また、水分の足りているところはとても環境良さそうで、髭自体が優れたベッドと考えられる。
よって、みみず君の寿命などをチェックする実験のベッド材としては非常に適しているのではないかと考えられた。
ただ、さすがに水分を全く与えてなかったので観察小屋の上の方はドライになっていた。
ツクネの髭をベッドとして長期の実験に用いるときには時に水分補給した方がよさそうだ。
以上。満足出来る結果を得たので、ここで実験終了してもよい。
しかし、もしかしたらもう少し経過を追ったら、堆肥の状態やみみず君の育ち方に有意な差が現れてくるかもしれない。
ということで、水分補給してあと1ヶ月後、両方の小屋の最終チェックしてみることにしよう。
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