この秋、我が家で植えたジャガイモは、男爵芋、アンデス赤、そしてデストロイヤーだ。
全てが自家採れ種芋だ。
秋植えに適しているとされるアンデス赤(土嚢袋栽培)とデストロイヤー(地植え)は、育ちが順調なためか、1月に入って茎葉が枯れたものが多い。
この2種類はほぼ収穫を終えたがアンデス赤は夏収穫したものよりサイズが大きく、数もたくさん収穫出来た。
手前に見える茶色い小さな芋が種芋。 アンデス赤としては最大級の8cmくらいの大きな芋もかなりの数収穫出来た。 |
デストロイヤーは、夏収穫したものと大きさ数ともに変わりない。
2/3程収穫したところ。秋植えた種芋が春植えの半分程の数だったので収量も半分くらいだ。 ただ、苗1本当たりの収量や芋のサイズは春植えのデストロイヤーと変わりない。 |
土嚢袋で育てたアンデス赤もまずまず合格。 |
ということで、秋植えに適しているとされるアンデス赤とデストロイヤーの2種類に関しては、収穫状態は期待通りだった。
特に、これから我が家のジャガイモ栽培の主力になりそうなデストロイヤーを秋植えで育てたのは初めてだったので、十分な収穫量を得て安心した。
一方、秋植えには余り向かないとされる男爵芋もいくつか植えてみたのだが、こちらはまだ茎葉がしっかりしている。
1本試し掘りしたが、芋はまだ食べれるサイズに達していなかった。
まだ茎葉ともに青々としている。出来ていた芋はとても小さい。 この分だと収穫時期はあと1ヶ月くらい先がいい? |
茶色いのが種芋。白いのが収穫すべき男爵芋だが、このサイズでは食べられない。 6本程残っている男爵芋の苗から食べれるサイズの芋や種芋が採れるかどうかは?だ。 男爵芋が秋植えに向かないというのは間違いなかった。今後は秋植えはやめにしよう。 |
ところで、昨年春種芋を植えて夏収穫した芋は結構な量あった。
そのため、3種の芋で特にデストロイヤーは今の時期、まだ食べきれずに残っているものがかなりある。
これらの芋の中で、秋植えに向いているとされるアンデス赤やデストロイヤーは保存中に芽が出始めた。
下の写真は昨夏収穫して食べられずに残ったアンデス赤。
芽の出方はアンデス赤が一番早い。芽が出易いから秋植えに向いているのだろう。 これらの芋を3月に植える時は、出ている芽は芽掻きして植えた方がいいのだろうか? |
比較のため同じ数並べてみた。
芽の出方はアンデス赤ほどではないが、右の夏収穫芋は少し芽が出ている。 しわしわになり始め、食べれない感じの芋もある。 3月に植える種芋としては、夏収穫と今の収穫、どちらの芋がいいのだろう? |
男爵芋の方はというと、夏収穫して食べ残した保存芋は収穫したてと変わらない状態で、まだ芽が出ていない。新ジャガ程おいしくないが十分食べれる状態だ。
夏収穫して食べ残っている男爵芋は、今食べるのにも全く問題はない。 デストロイヤーと同じくらい残していたのだが、こちらの方が残り少なくなっていた。 |
さて、3月終わりには種芋を植える時期が来る。
種芋としては今収穫している芋と、夏収穫した芋のどちらを使う方がいいのだろうか?
芽がすぐ伸びてくるのは夏収穫した芋だろう。
問題は後の育ちがどうかということだ。
夏収穫した芋で、デストロイヤーは種芋として使えそうな芋が十二分に残っている。アンデス赤と男爵芋はどちらも5個程しか残っていない。
一方、この時期収穫した芋を種芋にするのには、デストロイヤー、アンデス赤ともに問題ない。
ただ、秋植え男爵芋では今のところ種芋になる芋がいくつ取れるか分からない。
どちらにせよ、夏収穫芋と今の時期の収穫芋のどちらが種芋として優れているかの比較は、3種類の種芋を大きさ、数を揃え、同じ畝に植えておこないたいと思っている。
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