そのシーンを見た瞬間、あれは『レモンチェッロ』だと思った。
次のシーンで、同じ酒場にいたアメリカ人の男がその酒の種類を女に尋ねるのだが、やはり答えは『レモンチェッロ』。
その直後、私も昨年我が家できび糖を使って作った、少し茶色を帯びた『レモンチェッロ』を飲んでいた。
さて、1週間程前に、我が家のレモンの木のうち1本を全収穫した。
その木がとても弱っていたのだ。
写真右手の白いカゴに入っているのが弱っている木から全収穫したレモン。 左のカゴに入っている別の木のレモンと比べるとかなり小さい。 さらに、果汁が少なくイマイチのレモンだった。 |
さて、そのレモン、スカスカした感じで、絞っても出てくるレモン汁はごく僅か。
これじゃ、レモンとしては使い物になりそうにない。 |
それでも、果皮の方は一見普通のレモンと同じだ。
ということは、レモンの果皮で作る酒、『レモンチェッロ』を作るのには問題なさそうだ。
今回のレモンは、『レモンチェッロ』用に全てを使おう。
若干汚れてはいるが、もちろん無農薬で腐食防止剤などは全く使っていないので、皮を使うのにはもってこいなのだ。
それでも、一応水洗いはしっかりおこなって拭き上げた。 |
剥く皮が厚くなると、酒に苦みが出るらしい。 |
これだけのレモンがあると、今年も去年と同じ量のレモンチェッロは作れる。
ただ、去年は2本のスピリタスで2本分のレモンチェッロを作ったのだが、そのうち1本が飲みきれずにまだ余っている。
そこで今年は1本のスピリタスで、レモンリッチなレモンチェッロを作ろうと思っている。
昨年と違うのは、SPIRYTUS(500ml)が1本に減ったが、使うレモンの数は逆に少し多い。 ということは、1本のスピリタスに対してのレモンの皮の量が去年の倍以上だ。 |
レモン汁はコップ1杯と昨年レモンチェッロを作った時の1/4くらいだ。
貴重なこのレモン汁は冷蔵庫の中で保存して、料理に使ってもらおう。 |
ということで、去年は最後に残ったレモンで5月の終わりにレモンチェッロを作ったのだが、今年はレモンの都合により3月に作ることになった。
この後の行程は、2週間程して、漬けていたレモンの皮を外す。
そして、500gのキビ糖を500gの水に入れ、加熱して溶かした後冷やす。
レモンのエキスが浸み込んで奇麗な黄色味がかったSpirytusに、その液を足すと出来上がりだ。
出来の方は、この後のお楽しみだ。
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