我が家のミミズ小屋は現在フルースロー型を用いていないことは前にも紹介した。フルースロー型のミミズ小屋は、古い堆肥部分から新しい餌の方へのミミズの移動を前提にしている。フルースロー型の経験が少ない私はみみず君の移動の実態をあまり把握していない。丁度、堆肥が出来上がった予備小屋があったのでこれをを用いて新しい餌の部分にどれくらい移動するのかの実験。2ヶ月置きっぱなしの予備小屋(ミミズ赤ちゃんから青年まで400匹くらい?)には立派な堆肥が出来上がり体積が半分くらいに減っていた。通常はここで入れ替えをするのだが、今回、その上に十分量の餌と新しい寝床を上積みしてみた。さて、その上積みした餌の方にどれくらいのミミズが移動し、堆肥部分にどれくらいのミミズが残っているだろうか?1週間経ったので今日はそのチェックである。8割程移動していることを予想してチェックしてみた。
これが予備小屋。ミミズ小屋に大きな問題が起きてミミズの数が減少したときにミミズを補給するための小屋である。前回餌を与えて2ヶ月経っていたので下半分に体積が縮んで出来上がった堆肥が見えていた。上に新鮮な餌をたっぷり与え1週間置いてチェックしてみた |
結果であるが予想に反して新しい餌の部分に移動してきたのは半分以下であった。
考えられることは
1)1週間という期間が多くのミミズに取って移動するには短すぎた。
2)きれいに出来ている堆肥の中にまだ食べきれてない餌が僅かに残っていた
ということぐらい。もう少しミミズの移動については正確に観察したいので次は透明なガラス瓶(大きめの観察小屋)で同様の実験をしてみよう。さらに上下方向の移動だけでなく横方向の移動実験を行い、畑に置きっぱなしにする横方向移動型ミミズ小屋に対する基礎実験を行ってみたい。というのも、以前畑に置きっぱなしにする小屋は梅雨の時期、トカゲやカエルにやられて失敗しそのまま中止している。今回、横移動の生態を十分つかんで、天敵予防も考えて畑放置型ミミズ小屋をもう一度トライしたいと思っている。もし、うまくいくようになったらこれが手がかからず一番楽な堆肥収穫法になるはずだ。
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