2011年12月1日木曜日

冷凍餌 つくね芋の髭による実験(実験小屋8a&8b)

我が家ではいろいろな理由でみみず君たちに餌を冷凍して与えている。

その利点は
1)落ちた果実の中の虫を殺すことが出来る
2)硬い餌(新鮮な芋類、硬い葉っぱや茎など)などが柔らかくなりみみず君たちが食べやすくなる
そして何と言っても最大の理由は
3)一度に手に入った多量の食材を捨てずに保存出来ることと、それらを食材が手に入りにくいときに非常食として利用出来ること
である。
欠点としては、果実など解凍後にかなりの水分が出るので、水分を捨てて餌として与えなければ環境がウェットとなり、果実類など甘さの強い食材は発酵しやすくなることくらいである。

今回は利点の2)について検証してみようと思う。材料としてはツクネの髭を選んだ。
ツクネの髭の場合 
a)それ自体がみみず君のベッドになり得るので他のココナッツ繊維などの影響を受けない。よって純粋にみみず君がどれくらい食して、どれくらいの堆肥を作ったかが正確に把握出来る。
b)ツクネの髭の環境はウェットにならず、また食べるのに結構時間がかかるため、2ヶ月間くらいの観察をするのに適している。

ということで、まず、下の写真のように材料と小さなガラス容器を用意した。右の方が冷凍&解凍したつくね芋の髭である
どちらの髭も土はきれいに落としている、右の冷凍解凍したものはvolumeが小さく見えるが冷凍したときの条件によるものでもともとの量はほぼ同量である。瓶の容量は全く同じものがなかったのでごくわずかに右の方が小さいのは大めに見て頂きたい。
この写真は、まず5mmくらいに刻んだミミズの髭を瓶の下に詰め、あとでスカスカにならないようにしっかり圧迫したところである。その上にどちらもほぼ同じ大きさになるように選んだ子供〜青年ミミズ20匹を乗せ、さらにその上にツクネの髭を刻んでミミズが圧迫死しない程度に詰めた。私の予測通り(?)用意したツクネの髭で余すこと無く丁度瓶が一杯になったのは誰も褒めてくれないので自分で褒めておきます。
これが設定の終わった瓶である。冷凍髭を用いた右の瓶を実験小屋8a、洗っただけの生の髭を用いた左側を実験小屋8bとする。さっそく元気なみみず君たちの姿を見たいところだが、みみず君たちはいつものように見えないところに隠れている。今のところ、見た目には冷凍したものもしてないものもツクネの髭の状態は全く区別出来ない状態だ。この実験は2ヶ月後に判定とするが、経過中、見た目に明らかな違いが出てきたらその都度報告するつもりだ。
ところで今日は12月最初の堆肥チェックをした。畑コン1号のチェックをしたつもりが勘違いで畑コン2号のチェックをしてしまった、予定より1週間早かったが堆肥は立派に出来ていた。みみず君たちもとても元気で、前回与えた餌では大根と里芋が食べきれず残っていたがみみず君たちの食べっぷりはまずまずと思われる。
畑コン1号と思って堆肥チェックしたが実は畑コン2号だった。1週間早かったけど、堆肥は立派でバケツ2/3近く収穫出来た。蓋に記載するときはせめて自分で読める程度の字で書くようにしよう。

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