下の写真が12月26日餌の方にみみず君が群がってきた写真
設定から3日目。かなりのみみず君が餌の方に移動。大部分のあかちゃんみみず君が上の餌の方に群がるのは時間の問題かと思っていたが。 |
これが今日の写真。ほとんどのミミズは餌の方から一旦引き下がり、下の堆肥との境界のエリアに集まった。餌を詰め込みすぎて餌がある部分の環境が悪くなったに違いない。このままだとしばらくは餌側への移動はなさそうだ。ということで今日チェックと相成った。 |
[結果]
全体の赤ちゃんミミズの数:180
最初に投入した400匹の生存率:180/400=45%
餌側の数:130
堆肥側の数:50
餌側に上下移動した率:130/180=72%
ミミズの大きさ
1〜1.5cm:40匹
1.5〜2cm:50匹
2〜2.5cm:50匹
2.5〜3cm:20匹
3〜3.5cm:10匹
上に見えるミミズの大きさが数的に一番多かった。サイズは2.5cm弱 下に見えるミミズが3cmを少し超えるサイズ。このサイズのミミズが今回の実験では最大クラスで10匹程いた。 |
今回の実験結果を判断するにあたって、まず断っておかなければいけないのはミミズの数のチェックの不正確さ。それなりに正確に数えたつもりだが、400匹投入したとする実験最初の赤ちゃんミミズの数でまず1割くらいの誤差はあり得る。そして今日チェックしたミミズの数では2割の誤差があり得る。なにせウェットな堆肥の中で赤ちゃんミミズを数えるのは大変なのだ。
ということで一応出た結果で考察してみよう。
まず、狭い環境で投入した400匹の赤ちゃんミミズがどうなったかということだが、生存率45%。先日(1/1)観察小屋4で300個投入した卵から回収出来た赤ちゃんが80匹しかいなかったことを報告した。生まれた赤ちゃんの多くは育たず死んだと考えられた。原因は観察小屋という劣悪な環境か寒さのためだろうと推測した。今回、回収した180匹という赤ちゃんの数はまだ2割ほど数えきれなかったとして、数を足して計算しても4割近くの赤ちゃんが死んだことになる。これが狭い環境で育てたためなのかどうかは広い環境で育てたものとの比較が必要になる。残念ながら実験設定時にこのことに気づかなかった。実験という代物は比較出来る実験系を作っておくことが大切なのだ。次回、同じ数の生まれたての赤ちゃんを広い環境に投入して経過を見ても温度の違いなど他の因子が関わってしまう。残念ながら狭い環境と成長を論じるには比較するものがなかったということだ。
実験開始から2ヶ月で育った大きさだが、今回投入したときはすべてが1〜1.5cmだった。全く大きくなっていない輩が40匹もいたのはやはり狭い環境のためなのか?団塊世代のすぐ後に生まれた私はひとクラスに55人も詰め込まれた。私は自慢じゃないが背が低い。この育ちの悪いみみず君たちには思わず同情してしまう。一方、3cm以上になったミミズも10匹くらい居た。今回の観察小屋の中では勝ち組といったところか?これくらいの大きさになると私は勝手に子供ミミズと呼んでいる。ちなみに4〜5cmになったものを青年ミミズ、5cm以上で太くなったものを大人ミミズと呼んでいる。あまり意識しなかったが、みみずを飼っている他の方はみみず君を大きさによってどのような呼び方をしているのだろう?機会があったら聞いてみたい。2ヶ月で平均2cmちょっと、という成長が赤ちゃんミミズにとって遅いのか、早いのか、まだ基準も持っていないので分からないが、ミミズの成長過程は今後いろいろ条件を変えて見ていくことにしよう。
ということで今回の実験はあまりはっきりとした結論が出せない結果となったが一つのデータとして蓄積しておこう。
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