移動方式を取っているのは金子ミミズ小屋と堆肥収穫時のプラコンのみだ。これらは2段でどちらも上から下への移動方式をとっている。
金子ミミズ小屋のみみず移動は接触面を一部作った状態をキープしながらか1ヶ月程下の段に餌を与え続けた。下の段にかなりのミミズが移動したものの、上の段には堆肥とともに500匹くらいのみみず君が移動せずに残ったことを先日報告した。
一方、堆肥収穫時のプラコンのみみず移動は日光と振動法を補助にしてやはり上から下に行っている。これも上の段に完全にみみずが居なくなるのではい。上の段のみみずを減らし堆肥収穫時に分別時間を減らすのを目的に行っている
すなわち、我が家の移動方式の堆肥収穫は、今のところ本来の効率的な堆肥収穫にはなっていない。
もし、金子ミミズ小屋で上から下への移動を今の2段から3段にすれば、最上段の小屋でミミズのいない堆肥を効率的に収穫出来るような気がする。しかしこの方法では、最下段に餌やりをする度に上の2段を外さなくてはならなくなる。これは面倒きわまりない。ということで今の所この方法は考えていない。
やはり、移動方式で堆肥収穫がうまくいくには、それぞれの小屋の接触面がしっかりした下から上の3段方式、がいいように思われる。もちろん移動がうまくいけば、堆肥の収穫が効率的なだけでなく、手も汚さないなどのメリットもある。
ただ、みみずをうまく移動させるためには食材を移動させる方の小屋(上段&最上段)に適時追加することが必要だ。だから、うまくみみずを移動させれるようになってもこの方式で堆肥収穫をできるのは、家と仕事場でそれぞれ1個づつだろうと思っている。
そこでさっそく下から上への移動させる3段重ねのミミズ小屋を2個作ってみることにした。
一つはどんぶり型プランター。
これはこれまで、仕事場近くに保管している多くのどんぶり型プランターを3段に重ねれば出来上がる。今すぐ使えるミミズ小屋がたくさんあるので近日中に仕事場近くの野外みみず置き場に設定してみようと思っている。
しかし、底の部分の形状をよく見ると、中央の移動出来る部分が上に飛び出している。
すなわち底の外側が上から見ると溝のようになっているのだ。上から下へ2段の移動をさせるとき、その深い溝の部分に最後に移動しないみみずがよく残っている。
下から上への移動の場合はその心配はなさそうだが、やはりこの段差は若干気になる。
どんぶり型プランターを下から見た所、外側が手前に飛び出しているがそこにミミズの通り道はない。 みみずの移動を考えるときこの段差は少し邪魔かもしれない。 実はこの場所に移動用の多数の穴を開けてやろうと我が家のドリルを取り出しでトライしてみた。残念ながら、そのドリルは木工用のため穴あけが出来なかった。 |
そこで、もう一つ下から上への移動小屋を考えてみた。
底の移動がし易いように100円ショップで買ってきた底に穴がいっぱい開いている容器(穴は開き過ぎ?)を細工した。
そこは平で十二分な通り道があるのでみみず君の移動はスムースなはずだ。 もちろんこの形状だと、上の段の底は下の段の堆肥の上縁にきちんと接する形になる。 |
3段を重ねるので同じものを3つ用意した。
上の段に餌を日々追加していくことにより、みみず君を下から上に移動させていく。
上の段にみみず君が集まってきた頃、みみず君がほとんど居なくなった最下段の堆肥を収穫しようとするわけだ。こちらの方は自宅マンションに近日中に設定しようと思っている。
ところで、金子みみず君の家は元々3段の下から上へ移動のミミズ小屋だ。
素直にこれを使えばいいと思われる方も多いかもしれない。
ただ、この金子ミミズ小屋で下から上への移動させるのにはちょっとした欠点がある。3段の箱がキチッとはまるタイプなので、下の段が餌と堆肥で満杯の時は上の段への移動は容易なのだが、下の段の餌が堆肥化されボリュームを失うにつれ、上の段へ接触面を失い、移動がしにくくなるのだ。
それに対し、どんぶり型プランターや試作した容器は、下の段のボリュームが減ってもそれぞれの段の接触面はしっかりしているので、下から上への移動はやり易いと思われる。
もちろん、重ねた容器の側面に僅かな隙間が出来るので、そこから逃亡ミミズが出る可能性はある。
このみみず移動の目的は
ミミズと堆肥の分別に時間を使いたくないという理由だ。
また、手を汚さない利点もある。みみず君が完全に移動してくれるかどうかが見所だ。
餌のやり方は少しづつ上の段に足していく形となる。
設定後移動がうまくいけば、3ヶ月くらいで下の段の堆肥の収穫が出来るのではないかと思っている。
この2種類の3段重ね、下から上へ移動式ミミズ小屋、設定が出来次第またご報告する。
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