この実験で、見たかったのは
1)観察小屋の中の環境
ココナッツ繊維とスイカだけの環境で発酵するかどうか?ニオイははいつ発酵してもおかしくない感じだった。
2)みみず君がこの環境に慣れたとして、どれくらいの期間であの量のスイカを食べ尽すのか?
観察小屋の大きさからするとかなりのボリュームがスイカで占められていたので、みみず君20匹なら食べきるのに1ヶ月位かかるだろうと予測していた。
3)下皿に液肥が溜まるかどうか?通常のミミズ小屋ではスイカを多量に与えるとかなりの液肥or果汁がでる。観察小屋ではどうだろうか?20匹のミミズで設定初期に液が出てきたらそれはやはり果汁中心の液だ。
まず翌日チェックしてみたが発酵なし。みみず君は元気。
35度の真夏日の中何とか発酵しなかった!
設定当日若干スイカの臭いニオイがしていたが、翌日よりニオイは少し改善した感じだった。
設定2日後位から下皿に液体が少し出ていた。やはり果汁が流れ出ているとしか考えられなかった。ただその液も夏の日差しで、数日後見てみたら自然に乾燥していた。その後受け皿に液体が出てきた気配はなかった。ミミズが作り出す液肥ならずっと出続けるはずだ。
設定2〜3日目に観察した限りでは観察小屋の内部環境は問題なさそうに見えたので日陰のやや風の通る場所に約20日近く放置していた。
さて、まだ予定の1ヶ月は経っていないが設定23日目の今日、観察小屋を見てみると、スイカの姿が見えない。
最初の頃、外から観察出来ていたみみず君の姿も見えない。
大丈夫だろうか?
受け皿は設定初期に液汁が出ていたが今は乾燥状態 |
スイカの姿が見えないのはいいことだがミミズの姿も見えない。 |
上から見てもウェットだが堆肥はほぼ出来上がっているように見えた。ペラペラになったスイカの皮らしいものが見受けられる。やはりみみず君の姿は見えない。 |
写真が暗くて分かりにくいが、堆肥はウェットだが一応出来ている感じだ。ニオイも特に発酵したような悪臭はない。しかし、20匹いたミミズが1匹もいない!
イヤー参った!23日の間にすべて姿を消している。
容器の中の環境が悪くなり死滅したのは間違いない。
容器の底には液肥の通る穴を開けていたのだがそこから脱出も出来なかったのだろうか?
やはり写真が暗くて分かり辛いが、堆肥の中でミミズの亡骸を探してみた。やはり見つからない。 |
薄いプラスチックで出来た容器なので、一年で一番暑い時期、それも私の小さい頃と大違いの35℃以上の嫌になる暑さが連日続いている。弱いみみず君のこと、熱の影響をもろに受けた可能性がある。
少なくとも実験設定から2日間は発酵による環境悪化は認めなかった。スイカをたくさん入れたのが原因ではないような気がする。
亡骸も見つからなかったということはみみず君が死滅して10日間くらい経っているのではないだろうか?
反省点は途中で観察小屋を覗いてみなかったこと。
ミミズ小屋や観察小屋を今以上の涼しい環境に置くことは不可能だ。
薄いプラスチックで行っている他の観察小屋も同じ場所においていた。環境チェックを早めにしてみよう。
もし同じタイプの他の観察小屋のみみず君に全く問題なかったら、やはりこの暑さが原因というより、大量に入れたスイカが環境悪化を促したということになる。
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