福岡市東区中心に4年間に9000匹もの駆除をおこなっていながら一切発表していなかったというものだ。福岡市の見解では“もうそこら中にセアカゴケグモがいるけど発表しませんでした。住民が恐がると思って” ということらしい。
なにか福島原発事故のあとの政府の対応を思い出してしまった。
私は幸いにまだセアカゴケグモは見たことがない。それでも最近、我が家の畑では蜘蛛の巣を良く見かけることはある。
畑にいる蜘蛛はヨトウムシなどの芋虫の原因になる蛾を食べてくれるので益虫とされる。畝の間の通り道を塞ぐ蜘蛛の巣は時に払っているが、それ以外はそのまま放置している。
今畑で見かけている蜘蛛は黄色と黒のまだら模様のものが多い。この蜘蛛を私が子供の頃は、黄金グモと呼んだりジョロウグモと呼んだりしていた。
これまでジョロウグモと黄金グモに違いがあることを知らなかったのだ。
調べてみると、黄金グモは腹部が幅広く、黄色と黒のよこしまで、足が比較的太いとのこと。そして区別に決定的なのは秋には成体は死んでしまうとのことだそうだ。
ということで今の時期畑で見かける下の写真の蜘蛛はジョロウクモということになる。
ジョロウクモの成熟したメスの腹部下面には鮮紅色の紋が出現するらしく、下の写真は成熟前のメスだろうか?
また、オスとメスのサイズが2倍以上違うとのことで
下の写真では左に見えるのがメスで、右のはるかに小さい個体がオスということだろう。
こちらは鮮紅色の紋があるので成熟したメスということだろう。ジョロウグモも微量の毒を持っているとのことだが噛まれて問題になることはないとのことだ。
もちろん、赤い部分はあってもこの蜘蛛をセアカゴケグモと間違える人はいないだろう。
さらに調べてみると、ジョロウグモの網の張り方には特徴があるらしい。
ジョロウグモ網の場合、それぞれの縦糸間の横糸の長さが中心近くでも外側でもそれほど変わらないとのことだ。
確かに下の写真の網を見てみるとその通りだと思った。
しかし、下の写真をみてみると、蜘蛛はジョロウグモと思われるが、網の状態は外側に行く程横糸の長さが長くなっている。先程の記載とは違っている。ということはこの蜘蛛はジョロウグモではない? ン〜正確な種の判断はなかなか難しそうだ。
さて、ジョロウグモは我が家の畑でいくら増えても問題はないが、外来種の毒蜘蛛、セアカゴケグモが全国各地で増えているというのは忌々しき問題だ。
子供たちが安全に遊べるように、行政にはさらなる駆除の徹底と正確な情報開示を切にお願いしたい。
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