2012年10月12日金曜日

小さな容器の赤ちゃん成長不良:主因は餌因子?空間因子?

 生まれたての赤ちゃんを150匹程入れた観察小屋。赤ちゃんの数に対し小屋(容器)が狭いのが気がかりだった。

8月23日チェックした時この小屋の赤ちゃんの成長度合いは、子供になりかけといった感じの大きさで、同時期に入れた他の小屋の赤ちゃんより明らかに成長が遅かった。
成長が遅かった原因は、餌因子(餌が少なかった?)と空間因子(赤ちゃんミミズの数に対し観察小屋が小さかったこと)のどちらか、あるいはその両方と考えられた。

そこで、餌因子と空間因子のどちらがみみず君の成長が遅くなった主なる原因がなのか確かめたくなった。
まず、餌の因子を改善して経過を見てみようと、観察小屋は小さな容器のままで、餌として硬いオクラを十二分に入れてミミズの成長をみることにした(8/23)。
8/23チェック時、子供になりかけのまだ小さなミミズたち
8/23は大量?のオクラを餌として投与

1ヶ月半が経ったのでこの観察小屋のチェックをしてみた。
設定したときと比べボリュームは半分近くに減っていた。
内容を取り出してみた。
予想に反して、みみず君は全く大きくなっていなかった!!
 同じ時期に赤ちゃんを入れた金子2号など、もう大きいものは大人ミミズになりかけている。しかし今日のチェックでは2cm弱のやせ細った赤ちゃんミミズが中心だ。とことん成長しにくい環境だったのだろう。
一番大きなものでも3cmちょっとの子供ミミズだ。
餌を十分与えて赤ちゃんミミズの成長が悪かった。ということはみみず君の成長が悪かった主因は空間因子だったのだろうか?

しかし、よく考えてみると、十分量入れたオクラはほとんどが繊維質でみみず君が太る食材でなかった可能性がある。

 そこで餌因子の関与をもう一度確かめ直すために果肉成分をしっかり含んだゴーヤをいっぱい詰め込んでみた。
1ヶ月後にみみず君が大きくなっていれば餌因子、大きくなっていなければ空間因子、がみみず君の成長に大きく関与していたことになる。と思ったわけである。
一旦、小さい容器にみみず君と一緒にゴーヤをいっぱい詰め込んだ

しかし、餌因子と空間因子のどちらが主因なのかをよりはっきりさせるためには、十分量の餌で空間の広さが違う2つの容器に入れて成長過程を見るべきだろうと考えなおした。

そこで、一旦設定した観察小屋のみみず君とゴーヤの半分を大きな容器に移した。
餌も夕食後に出た野菜クズをゴーヤに加えた。

左が元々の小屋。右が5倍程ボリュームの大きな小屋。両方の小屋ともみみず君の数に対し餌は十二分に与えたつもりだ。
特に太りやすい芋類なども入っており、小さい方の小屋でも1ヶ月では食べきれない量だと思われる。
みみず君の数はおおよそ半分づつ。餌の方は大きな空間の方が多くなっている。
みみず君はおおよそ目分量で半々に分けたつもりだ。
正確な実験のためには餌は両方の小屋に同じ量入れるべきだったかもしれないが、そのまま入る分だけ入れたので当然大きい方が餌はたくさん入っている。両方とも1ヶ月では食べきれない量の餌が入っているので今回の実験はこれで良いと思っている。

そこで、みみず君の大きさのチェックを1ヶ月後におこなうが、
みみず君の成長が悪かった主因
1)小さい方の小屋のミミズが今回とあまり大きさが変わらなければ空間因子、大きくなっていれば餌因子
ここまでは先程設定した実験と同じだ。
さらに
2)小さい方の小屋のミミズが今回より大きくなっているが、大きくなり方が大きい方の小屋のミミズと同じ程度なら餌因子が主因
3)小さい方の小屋のミミズが今回より大きくなっているが、大きい方の小屋のミミズが格段と大きくなっているなら空間因子の方が主因
と判断出来るだろう。

ところで、下の写真は見ての通り“ショウガ”。
これで一つの塊だ。幅にして40cm程ある。とてつもなく大きい。
今春、種ショウガを頂いた農家の方から頂いた。
我が家の畑のショウガ(最近それなりに太ってきたのだが)の成長具合いが悪いのを見かねて?一塊持って来て下さった。
いつかこんな立派なショウガを私が作れる日は来るだろうか?
ショウガはこのまま料理に使っても美味しいが、
梅酢や味噌に砂糖を入れて漬け込んだらこれがまた美味しい。





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