2018年5月31日木曜日

2018年5月の菜園。シマミミズの寿命実験は最長寿命記録4年と4カ月を残して終了。

 * 福岡ミミズ日記は引っ越ししました。           

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この時期の菜園ではいろいろな花が咲いていたが、特にきれいだったのはディル
ディルの花は大好きだ。
今年は葉の乾燥保存にトライしたのだが、イマイチに終わった。
来年再チャレンジする楽しみがまたできた。

5月は、長い間付き合ってきたシマミミズの寿命実験をしていた観察小屋が終わってしまった
結局、最長寿命記録は、先月1匹が打ち立てた4年と4カ月
これまで、観察小屋で、シマミミズの生態や飼育法を知るべく、いろいろな実験をやってきたのだが、おおよそのことは分かったような気になっている。
で、シマミミズについての定期報告はひとまず終了
もちろんシマミミズによる堆肥作りは、これからも続けていくので、時にその話題はこのブログで報告しよう。


さて、今月の菜園は夏野菜の植え付けが忙しい時期だった。
トマト、ナス、ピーマン、ズッキーニ、カボチャなどの夏野菜の方はほとんどの苗が畝で元気に育ちつつある。
こちらは、トマト、ナス、ピーマンなどの夏野菜の畝。
奥の方からビニールあんどんが外れつつある。
特に、トマトは今年新しいイタリアントマトの種を手に入れたので、たくさんの苗を育てていた。
こんな感じでプランターに種をまき、ある程度育った苗をポット取り。
ポットで、根が張った時期を見計らって畝に移植した。
カボチャの畝では、早くも小さな実をつけ始めたものもある。
こちらは10日ほど前のカボチャの畝。
この時期は日に日に蔓が成長している。
それでも、収穫は来月に入ってからだ。
ズッキーニは一度に取れすぎないように、少し時間差で苗を育てた。
今は黄緑と緑ズッキーニが収穫の中心だ。
本格的な収穫は6月に入ってからだ。

オクラ
は、最初芽出しが悪かったが、2回目の種まきで。やっと芽が出揃った。
それでも、密に芽が出たところと、うまく芽が出なかったところがある。
後日、密なところは間引きして、粗なところに移植する予定だ。


サツマイモは日陰のプランターで根付かせたものを土嚢袋に移植した。
まだ、苗を植えていない土嚢袋もかなりある。
来週くらいから、蔓が伸びたところを切って挿し穂するつもりだ。

ツクネ芋と、里芋も、昨年のような芽出しの悪さはなかったので、これからの成長を楽しみにしている。
ツクネ芋で、最大に成長したものは1mを超えている。

ウコンは植えてある場所で、様々な状況。
土寄せをしっかりしたここでは、ほぼ順調に芽が出揃った。
ところが、土寄せをしなかったこの場所では、冬季の気温が低かったのだろうか?ほぼ壊滅状態。
去年は土寄せしなくてもいっぱい芽が出てきた場所。
数本しか出ていなかったので、掘ってみたらウコンが腐れていた。

先月初収穫したアーティチョークは、今月も収穫は続いた。
食感としてはタケノコに近い。
一つの株で、多いものは20個近く収穫できたように思う。
まあまだ多くの蕾をつけているが、そろそろ花も見たくなった。
今年育てた小さな苗は、最近移植しているが、幾つかが生着しないで枯れてしまった。
アブラムシに対するニームオイルの効果は、予想したほどではなかったが、週1回くらいの噴霧は続けている。


ところで、5月は我が家の主力野菜、デストロイヤーの収穫が始まった。
新ジャガはホクホクで、シンプルに味わって食べるのが好きだ。
私が知る限り、デストロイヤーは最高のジャガイモだ。
ディルもよく合う。
本格的な収穫は、来月に入ってからだ。

葉っぱ野菜では、トウ立ちしたレタス系の春野菜と、今が旬のBeet rootスイスチャードなどをたくさん収穫できた。
こちらはトウ立ちを始めてのっぽになったロメインレタスの上部半分を収穫したもの。
直径2cmの棒のようになった茎に葉が5cmに1枚の割で付いている。
そんな葉を1枚1枚ちぎって食べているが、まだ問題なく美味しくいただける。
ロメインレタスは予想を超えて、長い期間収穫できている。
サラダで食べきれない葉っぱ野菜は低速ジューサーではなく、通常のジューサーで消費していた。
葉野菜は、低速ジューサーではもったいない気がしたのだ。
で、こんな感じで毎日のように大量のジュースを作っていた。

冬野菜のターツァイや白菜、そしてチンゲンサイは初めて種取りをした。
こちらは白菜の種。

豆類は、上旬まで収穫ができた絹さやとグリーンピースは、種取りまで終わった。
空豆の方はピークは終わったが、まだ時に収穫している。
インゲン豆は蔓を伸ばし始めている。
四角豆は芽出しが遅く、まだ数本の芽が出たばかりだ。
去年全く収穫できなかった枝豆は、今のところ順調そうに見える。
植え穴を小さくしたので、去年のように雑草に負けることはなさそうだ。
中途半端な防虫ネットの中にモンシロチョウがたくさん入っていた。
防虫ネットを外したので、これからはカメムシが集まるかもしれない。

アスパラネットを設置して、今年の成長を楽しみにしていたアスパラは、かなりの苗が腐って、芽が出なかった。
で、今年蒔いた種から出た芽を少しづつ移植し始めている。
今年はアスパラの苗がたくさんあってよかった。
こちらは畝への出番を待っている、小さなアスパラの苗。
どちらにせよ、残念ながら今年のアスパラの収穫は望めそうにない。

ニンニクは、全収穫が終わったが、これまで私が育てた中では最高の出来だった。
一部痛んだものもあったが、概ね上等だ。
今ではこんなところで乾燥させている。



果樹園の方では、ミカン類と富有柿には小さな実がなっている。
こちらは富有柿の小さな実。
大梅の方は、今年も豊作間違いなし。
今週末か来週の中頃に、収穫&梅漬けの予定だ。
小梅の方は、数日前2度目の収穫をした。
思ったほどカメムシ被害が出ていなかったので、2度目の収穫した小梅。

というようなことで、それなりに忙しかった5月だが、6月は夏野菜の収穫や梅干し作りなど、さらに忙しい月になりそうだ。

2018年5月30日水曜日

ツクネ芋と里芋の芽出し状況:今年はどちらの芋もまずまずだ。 Beetrootの根茎も収穫開始。

最近は、Beetrootの葉だけでなく、Beetrootの根茎も収穫できるようになっている。
 Beetrootに包丁を入れると、真っ赤な年輪のように見え、気持ち良い。
そんなBeetrootを加えると、ジュースも色鮮やかになる。
蒸し暑くなる梅雨の時期は、こんなジュースで乗り切ろう!


さて、昨年芽出し率が悪くて、今一つの収穫に終わったツクネ芋と里芋
支柱を立てていて、芽が出ないところが多かったツクネ芋など、見ていて寂しくなった。
それで、今年はどちらの芋も芽出しがどんな風になるのかが、とても気にかかっていた。

ツクネ芋の方は第1菜園と第2菜園に1箇所づつの畝で育てている。
種芋は去年より若干いい感じだったので、今年はもう少し芽出しが良くなることを期待していた。

まず、モグラ被害のない第1菜園では、100%の芽出しを期待して、ミミズ堆肥の中で芽が出始めた種芋だけを4月の終わりに移植した。
今のところ、80%ほどの芽出しだ。
芽が出ていないところを確認したら、全て芽が出る寸前になっていた。
ということで、この畝での芽出しは私の予測通り100%になるだろう

一方、第2菜園のツクネ芋の畝では、芽が出るか怪しいと思いながら種芋を植えたものもかなりあったので、目標の芽出し率を70%においていた。
植えた時期は第1菜園よりかなり早く、4月の初め。
ただし、4月の終わりまでは不織布をかけて、畝全体を保温しておいた。
今の時点で芽が出たのは60%。
こちらも芽が出てない部分の芋を全て掘り起こして確認した。
8箇所の植え穴で、種芋が腐っていたりして、芽が出る気配がなかった。
数カ所は芽が出始めている種芋もあり、最終的に私の思惑通り70%の芽出し率になりそうだ。
芽が出始めていた種芋はそのまま埋め戻した。
芽が出ていない種芋があった場所には、後日モロヘイヤの小さな苗を移植予定だ

ということで、今年のツクネ芋の芽出し状況には満足している。
このあとは元気に育って、大きな芋が収穫できることを期待しよう。


さて、里芋の芽出し状況だが、こちらも第1菜園と第2菜園に1箇所づつの畝に種芋の植え付けをしていた。
種芋の大きさに関しては、特に大きなものは去年より劣っていた。
数も若干少なめだったので、店で食用に売っていた『白芋』?が美味しかったので、それを種芋として8個ほど植えた。
植えつけた広さは、昨年とほぼ同じだ。

昨年は特に第1菜園で芽出し率が低かったのだが。これは恐らく植え付け前に大量に畝に入れ込んだ松葉が悪かったのだと思う。
今年は松葉も畝に入れ込んで2年目なので、芽出しの邪魔をしないと考えた。
そこで、全く同じ畝に今年の親芋では大きいものから5個を選んで逆さ植えにして植え込んだ。

大きな種芋を逆さ植えにしたところは、深いところから発芽するので、その時期は毎年遅くなる。
それでも、この時期になってやっと全ての植え穴で無事に芽が出始め、一安心だ。
奥の方に3個の『白芋』を順方向に植えたが、それらはいち早く芽を出している。
大きな親芋を逆さ植えにして植えると、通常4〜6本くらいの芽が出る。
まだ、1〜2本しか芽が出ていない場所がほとんどだが、これからに期待だ。

一方、第2菜園の里芋の畝は、やや小さめの親芋を種芋として使っているためか、逆さ植えでも芽出しはかなり早かった。
順方向植えした『白芋』も、ほぼ同じ時期に100%芽出し出来ていた。
この畝にも5個ほど『白芋』を、写真の手前の方に植えた。
この畝では、すべての芽が、もうそれなりの大きさになってきた。

ということで、里芋の方も今年の芽出し状況は上等だ。
あとは、芋虫に葉を食べつくされないように、時に見回り隊が出動することになる。

今年はツクネ芋、里芋ともに、期待して良さそうだ。

2018年5月29日火曜日

イタリアントマトの小さなポット苗を畝に植え付け。この時期のアブラナ科の野菜はアオムシ被害が甚大だ。

こちらは、収穫にはもう2〜3週間かかりそうな青いトマト
夏の始まりを感じさせてくれる収穫が待ち遠しい。

ここは、私が必要十分量の収穫ができると考えて準備していた、トマト、ナス、ピーマン、シシトウなどの夏野菜の畝。
奥の方にはビニールあんどんが外れて、収穫間近な1畝がある。
しかし、まだほとんどの苗が、あんどんが掛かった状態だ。
これらの夏野菜は、一応すべての苗の植え付けが終わったつもりだった。

ところが、イタリアントマトのポット苗がこんなに余ってしまった。
種から育てると、しばしばこんなことが起きる。
これらは、初めて育てる種類のトマトの苗だったので、何とか少しでも植え付ける場所を見つけたかった。
もちろん、これらの苗のすべてを植えるスペースなどないのだが、丁度ニンニクの収穫が終わり、畝が一つ空いた。
ニンニクを引き抜いた場所にそのまま苗を植え付けることにした。
奥の方の苗にはあんどん用のビニールを掛けたが、手前の苗の分が足りなかったので、とても小さな苗だったのだが、風で倒れないように竹杭を打って固定をしておいた。
梅雨入りもしたことだし、小さな苗でも何とか根付いてくれると信じている。
どうやら、この夏はトマトリッチになりそうだ。


さて、こちらは食べるにはあまりに小さいラディッシュ
直径2cm弱のラディッシュ。
この大きさでは、さすがに持って帰る気になれなかった。
なぜ、こんな小さなラディッシュを収穫したかというと、植えていたプランターの苗がこんな状態
これはモンシロチョウの幼虫、アオムシの仕業
苗を片付けてみると、こんなアオムシがいっぱいだ。

そういえば、最近の畝では、同じくアブラナ科のチーマディラーパの小さな苗がことごとくアオムシにやられていた

で、先日チーマディラーパの種は防虫ネットを張ったプランターに種を蒔いた。
今、小さな芽がたくさん出ているが、ここならモンシロチョウは来ないだろう。
ここである程度まで育てた苗を、厳重に防虫ネットを張った畝に移植するつもりだ。

苗をすべて撤去したラディッシュのプランターにも、今日は種を蒔いた後に
防虫ネットを掛けておいた
こちらは今日種を蒔いたラディッシュのプランター。
収穫できるまで、防虫ネットを掛けておくつもりだ。
ところで、今日ラディッシュに居たアオムシは、蛹や成虫になるまでの期間を見たかったので、虫カゴに入れている。
全部で20匹くらいのアオムシがラディッシュの葉とともにこの中にいる。


2018年5月28日月曜日

小梅、2回目の収穫&漬け。ディルやフェンネルの花にアカスジカメムシ。

こちらは、ディルの花終わりに寄ってきている、ダンディなカメムシ
アカスジカメムシなのだが、お腹の方からは赤スジが分かりにくい。
横からだと、少し分かる。
もうすぐ種らしくなるのだが、そこから何かを吸い出しているのだろうか?
やはり、赤スジがよく見えるのは背中の方だ。
名前を付けた方は、黒スジにするか赤スジにするか迷ったに違いない。

このカメムシ、セリ科の植物が好きだったようで、フェンネルの花の方にもやってきていた。
彼らを野放しにすると、栄養を取られて収穫する種の発芽率が悪くなるかもしれない。
かわいそうだが、見つけた時は捕殺するようにしよう。


さて、今週末は、我が家の一大イベント、大梅ちぎりと梅漬けを予定している。
昨日はその下見に行ってきたのだが、順調に(?)数多くの梅が落ち、いつでも収穫OK
の状態になっていた。
この時期の梅の木の下は、雑草などをきれいに片付けて頂いている。
オババん家の大将がやってくれているのだが、いつもの事で頭が下がる。
ついでに、4月末に収穫を終えた小梅の方も見てみたのだが、木の下には、やはりいっぱいの黄色く熟した小梅が落ちていた。
熟した小梅は、とてもいい香りがしている。
ただ、びっくりしたのだが、まだかなりの実がいい状態で木に付いていたのだ。
この時期には、カメムシでとても汚くなった小梅しか残っていないと思っていたので、とても意外だった。

で、2回目の収穫と相成ったが、木に残っている小梅は完熟小梅だったので、前回収穫したものよりひと回りもふた回りも大きかった
4月末に収穫し5月2日に漬けた小梅は、さすがに小さい。
それでもカリカリ梅で美味しい。
今回収穫した小梅も前回と同じく1.5kgだ。
砂糖150g、塩120g、焼酎150mlで、前回と全く同じレシピで同じ容器に漬けた。
出来上がりの違いは、単純に梅の状態の違いということになる。
今後の小梅漬けの参考になるだろう。
重しも同じものを使っておいた。
明日はローリングを加えるが、その時に梅酢はかなり上がってきていると予想される。

さあ、北部九州は今日梅雨入りしたらしい。
個人的にはかんかん照りより、小雨天気のほうが好きなのだが、大雨では畑仕事が出来ない。
これからは、畑仕事をする前の天気予報チェックが日課になりそうだ。

2018年5月27日日曜日

白菜、ターツァイ、チンゲンサイの種を採取。絹さや、グリーンピースは種取り用の鞘を収穫。

こちらは昨夜、私の野菜に付いてきて、家の中を歩き回っていたテントウ虫。
ナミテントウ、もちろんアブラムシが大好物の益虫だ。
今朝はアーティチョークの葉に置いてあげた。
ここで、アブラムシ退治に活躍してもらおう。
さっそく、小さなアブラムシを見つけた?


さて、私はこれまでいくつかの野菜を自家採取した種で育てている

数日前鞘ごと収穫しておいた白菜、チンゲンサイ、ターツァイは今日種取り絹さやとグリーンピースは種取り用の鞘の収穫だ。

こちらは、白菜の鞘。
数日前に収穫した鞘は、かなり開いていた。
容器の底を見てみると、種がいっぱい溜まっていた。
こんな種と鞘を一緒に容器に入れて、強い息を吹きかける。
すると鞘だけが飛んでいって、種が残るのだ。

そんな感じで採取した、こちらがターツァイの種
とてつもなく大量にある。
チンゲンサイの種は薄い茶色だった。
ターツァイより若干大きい。
白菜の種は、一番大きかった。
自家採種する種は必要以上に収穫することが多い。
それでも、種の保存は安全を期して、2通りのやり方でおこなった。
大部分は、タッパーの中で乾燥剤とともに、こんな感じ。

一部は、他の種と同じように封筒に入れた。
どちらも、冷蔵庫の野菜庫で保存している。
右の写真の封筒に入れての保存法は、私の自家採種種のほとんどでやっている。


そして、エンドウ豆の畝では、絹さやとグリーンピースを種取り用の鞘を収穫した。
エンドウ豆は、今年は十二分な収穫があったので大満足だった。
収穫が終わったエンドウ豆の畝は今ではこんな感じ。
この時期は、茶色く枯れた鞘が収穫できる。
収穫した鞘はこんな感じ。
絹さやもグリーンピースも一緒に収穫しているが、種の形で見分けがつく。
後日分別する予定だ。

一方、種取り用の大根は今こんな感じ。
収穫までまだ2〜3週間かかりそうだ。
スペインキャベツの方も、同じ頃収穫できそうだ。
種を自家採種するためには、ある程度のスペースが死んでしまう。
他の苗作りには、若干支障になるのだが、1〜2本だけは種取り用に残したい。

ルッコラコリアンダー、そしてシュンギクもこの時期、種取り用に1〜2本の苗を残している。
これらは6月の終わりには収穫できるかもしれない。
こちらはコリアンダーで、1本残した苗。

自家採取した種が必ずうまく発芽するとは限らないのだが、自家採取した種を蒔いて野菜を育て、最終的にまた種を収穫する、というのは何とも気持ちがいいサイクルなのだ。