木によっては、極寒の時期の剪定は木が弱るのでやらない方がいいとの話もあるが、今年は極寒と言えるような日はまだ一度もない。
ミカン類は、収穫が終わっていない甘夏以外は1月に剪定を終わった。
で、今日は昼休みに比較的簡単に剪定出来そうな柿の木の剪定をした。
昨年は、富有柿は豊作とまでは言えなかったが、2本あるうちの1本はまずまず満足な収穫。
富有柿の1本と渋柿は、なぜか全く実をつけなかった。
昨年も柿の木の剪定をしたのだが、渋柿と実をつけなかった富有柿は、風通しが悪い条件に加えて昨年の剪定が堪えたのだろうか?
今日の剪定は実をつけた富有柿の木を中心におこなった。
剪定では、日当たりと風通しを良くし、収穫をしやすくなるように樹形を整える。
木に優しい剪定も心がけているが、私に優しい剪定も同時に心がけている。 高いところに成る実を収穫するのは苦労するので、そんな枝も落とすのだ。 |
この高さなら、豊作になっても収穫が楽でいい。 |
高く伸びた太い枝数本は元からノコで切り落とした。 他は太枝用剪定バサミで切っていった。 |
昨年収穫前の早い時期に実を落として、ほとんど収穫できなかったもう1本の富有柿の木は、今年は剪定をしなかった。
こちらの木は、木の大きさだけを見ると収穫出来た木と変わらないのだが、近くにある何本ものタラの木が夏の期間に葉を茂らすと風通しが悪くなる。
これも成った実が早く落ちた一因かもしれない。
近くの数本のタラの木を、葉が繁る前に風通しに関係しそうな高いところだけ切り倒した方がいいのかもしれない。
一方、こちらは渋柿。
こちらの木は、富有柿と大梅の木に挟まれて風通しが悪くなっている。
やはりこれが、去年実をつけなかった一番の原因かもしれない。
昨年の強剪定が堪えたのであれば、今年は軽い剪定しかしていないので実がなるはずだ。
果樹農家さんでは、たくさんの果樹を育てるとき、木が大きくなって風通しが悪くなると、弱った木は根元から切り倒し、他の木を元気にすることを選ぶのだとか。
かといって、我が果樹園で1本しかない渋柿の木を根元から切ってしまうなんていう発想は出来ない。
去年は高く上に伸びた太い枝を数本切り落とした。 今日の剪定は徒長枝数本にとどめておいた。 もし今年も実をつけなかったなら、右手から伸びてくる梅の枝を落とそう。 |
今日の剪定で、木の気持ちと、たくさんの収穫をしたい私の気持ちが一致しているといいのだが。
今年は富有柿では去年以上の収穫を、渋柿では吊るし柿にする柿を十分量収穫できることを期待しておこう。
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