2016年2月2日火曜日

里芋:親芋の逆さ植えと順行植えでの芋の出来は?逆さ植えの勝ち。これからは大きな親芋を逆さ植え、芽掻きは程々にしよう。

こちらは、メジロ君を待ちこがれている、先日作ったメジロ君の家。
ザボンの家の中だけに餌のみかんを置いたのでは、メジロ君の目に留まらない?
ということで、家の外にも餌場を作った。すると、窓が小さくなった?
メジロ君の様子を見て、後で改装が必要かもしれない。


さて、毎年楽しみにしている実験。
里芋の親芋を種芋として、逆さ植えと順行植えで、どちらがたくさんの芋が収穫出来るかの実験だ。

一昨年は逆さ植えに分があり、昨年は順行植えに分があった

今年は年末にまず親芋を半切したものを種芋にしたもので結果を見てみた。
結果は、予想に反して逆さ植えの勝ちとなった。
今回、親芋を1個丸ごと植えた6株の結果で同じ結果が出たら、これからの親芋植えは逆さ植えでおこなうことになる。


まずは親芋を種芋として植えた時の状態と今の苗の状態を見てみよう。

下の写真は3月下旬に植えた親芋。
順方向植え3個(写真奥の3個)と逆さ植え3個(写真手前)。
逆さ植えする芋が分かるように、上1/4のカット面を上にして写真を撮っている。
親芋を1個丸ごと植えたもの。奥が順行植えの3個、手前が逆さ植えの3個。
順行植えも逆さ植えも、真ん中にある芋の大きさが若干小さい。

そして、今の状態が下の写真。
さすがにこの時期、茎葉は枯れている。
奥の3本の方が茎が太い。

奥の順行植えの3株に近づいて見ると、3株ともに茎は太い。
茎が太いということは。親芋が大きいのだろう。
ということは、小芋も多い?

一方、逆行植えの3本がこちら。
順行植えと比べたら、どれも茎は細めだ。
一番奥の株は同じような大きさの茎が3本見える。

さて、肝心の、それぞれの株での収穫量チェックをやってみよう。
予想では、順行植えの方が枯れた茎の太さからみても優位なように思える

順行植えの3株を、まずは奥の株
一番奥の株、下の面いっぱいとはいかないが、まずまずだ。
次に、真ん中の株
親芋は大きいのだが、小芋の数が少ない。
下面に1/2なので不作だ。
そして、手前の株
下面ほぼいっぱいなので、一応豊作だ。


次に、逆さ植えの3株を、まずは手前の株
下面がいっぱいなので豊作だ。
続いて、真ん中の株
下面に1/2で不作だ。
これは種芋が小さかった株だ。
そして、最後に奥の株
これは凄い。2段がほぼ一杯になっている。これまでの収穫の記録、大豊作だ!
3本の同じ大きさの親芋にそれぞれたくさんの小芋が付いていたのだ。

ということで、3株の収穫芋を合わせて、順行植えと逆さ植えの収穫量を比較してみると、今回も逆さ植えの勝ちだ。
左が逆さ植え、右が順行植え。それぞれ3株の収穫を合わせたもの。
見ての通り、明らかに逆さ植えの勝ちだ!


次に、親芋を比べてみると、
茎の太さの通り、順行植えの親芋は10個。そのうち3個が大きい。それぞれ12cmあった。
その他7個の親芋はグッと小さく、3〜5cmだった。
上の写真の3個は巨大だ。

逆さ植えの方は、親芋は8個。そのうち10cm弱の親芋は7個あった。
その他は4cmくらいの小さな親芋が1個あったのみだ。
逆さ植えでは巨大な親芋はなかったが、まずまずの大きさの親芋が揃っていた。
同じ大きさの親芋が3個出来た株が最も収量が多かった。
さて、今回の親芋を1個丸ごと種芋として植えた実験。順行植え、逆さ植えに限らず、昨年末収穫した2分割して植えたものより、明らかに収量が多かった。
また、今回最大の収穫量となった株は、昨年3月植えたときの親芋の大きさが一番大きかったようだ。
ということは、種芋として親芋を植えるときは、大きなものを、分割せずに植えるのがいいということだ。


ということで、これまでの結果から、これからの親芋の植え方が決まった。
親芋を種芋にして植える場合
1)逆さ植えにする
2)可能な限り大きな親芋を種芋として使う。親芋を分割せずに植える。
また、育てるときは
3)芽掻きは程々にして、2〜3本の大きな茎を残すようにする。

もちろん、大きな親芋が植える数だけ揃っていることが必要だが、今回だけでも10個の大きな親芋が採れている。
今回採れた全部で18個ある親芋、明日にでも土の中に保存しよう。
大きなものがこの春植える種芋、小さなものは予備の種芋ということになる。


我が家の第1菜園に植えれる親芋の数は、スペースの関係から去年と同じ13個くらいになりそうだ。
これまでに収穫して保存している親芋と合わせると、それくらいの数の大きな親芋は簡単に揃いそうだ。
ということで、この春、親芋を種芋として植える里芋は、親芋の植え方、育て方は決めたので、あとは昨年植えたもの以上の収穫量を楽しみにしよう。




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