2013年8月24日土曜日

屋上菜園にペットボトル点滴灌水法、最初のトライは僅か3時間で水がなくなった。

先日の留守のうちに、屋上野菜が干ばつ被害にあった。
来年からも盆の時期、可能なら今年と同じく1週間程の休暇旅行をしたいと思っている。
しかし野菜が同じ干ばつ被害に遭うようなら、それはかなわぬことだ。
夏の暑い時期、3日も水をやらなければ、大概の野菜は弱ってしまう。

そこで、灌水法についてちょっと調べてみた。
プロの方なら時間を限って散水出来るスプリンクラーがいいだろう。

もちろんそんな設備にお金をかける余裕もないが、屋上にバラバラに置かれた土嚢袋にスプリンクラーでは意味がない。
シンプルなお金のかからない方法で何とか7日間程、苗が枯れない程度に灌水する方法はないものだろうか?

そこで参考になりそうな灌水法を二つ見つけた。
ひとつは「点滴灌水法」というやり方だ。
もう一つは「腰水法」、すなわち水耕栽培の応用で下から水を吸い上げる方法

腰水法の長所は灌水の手間が省け、用土を乾燥させてしまう不安がないことだ。
短所としては、過湿になり易く、新鮮な水が供給される機会が減るので、酸素不足や老廃物のために用土や根が傷みやすくなるとのことだ。
また真夏の炎天下では入れた水がお湯となってしまい根を駄目にしてしまう恐れがあるらしい。我が家の屋上菜園ではプランターの中に土嚢袋を入れているので、簡単におこなえる方法のように思えるが、灼熱の屋上で水をお湯にしないための対策は大変そうだ。

一方。1滴1滴水を落としていく点滴灌水法は、最初イスラエルで開発されたらしい。
その目的は水の節約だったが、時がたつにつれ、この技術のメリットは、それだけではないことが明らかになってきたらしい。ゆっくりと1滴ずつ灌水することで、根に必要な酸素が土の中に保たれ、根の活動が活発になるというのだ。
植物の根が水や肥料を吸収するのは、根に水がしみ込むのではなく、生物としての積極的な活動で、酸素呼吸によるエネルギー供給が欠かせないというのだ。


ということで、まずトライしてみようと思ったのは点滴灌水法だ。
それも、お金のかからないシンプルなペットボトルを用いた点滴灌水法をやってみることにした。やってみたのは昨日の話だ。
ペットボトルに水を入れ、小さな穴をあけると写真のように元気よく水が飛び出す。
しかしそのまま様子を見ると水は出てこなくなる。これは上に溜まった空間が陰圧になるからだ。

そこで上方に小さな空気穴を開けてやると下の穴から少しづつ水は出続ける

こちらは昨日挿し穂したサツマイモの土嚢袋。
そのあとこのようにペットボトル点滴灌水法をおこなってみた。


何と、1日くらいは持ってくれるかと思ったペットボトルの水は3時間で無くなった。
再度トライをと思っていたが、今日は、久しぶりに雨がしっかり降っている。お陰で土嚢袋への水やりも必要ない。
この次は、雨が上がった後に、もう少し穴を小さくして再トライしてみよう。

さて、今日の雨で畑では小さなカエルが嬉しそうにピョンピョン跳ねている。
3〜5cmくらいの小さなカエルが我が家の畑にはたくさん居る。
ミミズは食べてほしくないが害虫は食べてほしい。君は味方かそれとも敵か?

かなり大きくなったジョロウグモは雨の日は網に餌がかからなくて退屈そうだ。
右がメスで、左がオス。君たちは畑では益虫のはずだ。
芋虫の卵を大事な野菜に産みつける蛾の駆除に精を出してほしい。
メスのお腹は少し赤い斑紋が出始めた。秋になったら真っ赤な斑紋になるはずだ。
餌が取れず、いつもは網の端の方に隠れているオスもなぜかメスの近くでご機嫌伺い?
時には目立たぬオスもアップしてやろう。




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