ペットボトルの水を数日間かけて落とすということがうまくいきそうにないのだ。
そこで、この方法と平行して腰水法もやってみよう。
前にも述べたが、腰水法の長所は灌水の手間が省け、用土を乾燥させてしまう不安がないことだ。
短所としては、過湿にしてしまい易く、新鮮な水が供給される機会が減るので、酸素不足や老廃物のために用土や根が傷みやすくなること、また真夏の炎天下では周りの水がお湯となってしまい根を駄目にしてしまう恐れがあることだ。特に我が家の灼熱の屋上では水温上昇はちょっと怖い気がする。
丁度先日の大雨で屋上フランターのうち栓が付いてない古い2つのプランターが土嚢袋を入れたまま水が一杯になっていた。
そのうちの一つに腰水法のモデルになってもらおう。
写真では分かりにくいが、水はほぼプランター一杯に溜まっている。 中の土嚢袋も水でビチョビチョ状態だ。まだ水の温度は上がっていない。 |
右の土嚢袋は以前カボチャが入っていた。今は空っぽだ。
この左の土嚢袋に最近のペットボトル灌水法と比較するために同じサツマイモの挿し穂を植えることにした。
下の写真は土嚢袋に入れるため、畑のサツマイモの蔓を挿し穂として切ってきたもの。
根がいっぱい出ているので挿し穂としては上等だろう。 |
植える前の土嚢袋の土はこんな感じちょっと掘ると水たまりが出来る。
土嚢袋の外側に同じ高さまで水があるので当然だろう。
土嚢袋の外側に同じ高さまで水があるので当然だろう。
ここまでべちょべちょだとしばらくこの状態だと根腐れしそうだ。 数日は天気がいいみたいなので少しは乾燥してくれるだろう。 こんなところにサツマイモの苗を挿し穂した。 |
そこで、恐らくこれが一番のポイントなのだが、少しでも太陽熱でプランターに溜まっている水が加熱されないように土嚢袋の周りに遮光シートをいっぱい敷き詰めた。
この遮光シートの下は水が溜まっている。 時々私の指の皮膚のセンサーで水温チェックをしておこう。 設定時は24℃?、5時間後には30℃?まで上がっていた。 右のショウガの入っている土嚢袋は水を含んで異常に重いので動かせない。 かわいそうだが一緒に実験に参加してもらおう。 |
果たして腰水法の実験はこんな状態で始める予定ではなかったが、丁度、水が一杯になったプランターがあったのでこの条件でやってみることになった。
実際腰水法は本当はもっと水が少ない状態でおこなう方がいいのかもしれない。
もう一点、この実験は実験設定後しばらく雨が降らないでくれた方がよい。
元々この実験は長期水やりが出来ない時、屋上の野菜を干ばつ状態にしないための実験だ。雨が降ってしまうと判断が出来なくなる。
今週末は台風が近づき、また雨になるとの予報だ。
ちょっと困ったのだが、早く腰水法のイメージを作りたいのでさっそく実験を始めたわけだ。
この条件では、水が減らずに1週間以上置けば加湿にによる問題が生じてくるかもしれない。ただ、実際腰水法を実施するときには1週間以上屋上菜園を放置することはないだろうから、今回は加湿の問題には目をつぶろうと思っている。
問題は遮光シートでどれくらい水温が上がらずに済むかということだろう。
ちなみに温度計で水の計ってみたかったのだが温度計がない。
私の皮膚のセンサーで調べたところ設定時の水の温度は24℃だった。
ところが、今日は天気がよかったが設定5時間後の夕方には30℃に上がっていた。
遮光シートをちょっと外して水温を測ってみた。 私の指センサーでは30℃に上がっていた。土の温度はそこまで上がっていなかった。 プランター内の水の量は僅か5時間で5cmほど減っていた。 |
ただ、その時の土の温度はまだ25℃くらいの感じだった。
周りの水の温度がどれくらいに上がったら土嚢袋の中の植物が煮えてしまうのか分からないがやはりそうなることはとても不安だ。
注意して経過を見てみよう。
一方、昨日設定した穴を小さくしたペットボトル。
今日の朝見てみると、13時間くらいしか経っていなかったのに、もう空っぽだった。
何時間で水が無くなったのか分からない。
そこで慌てて、再設定した。
同じペットボトルに再度水を充填した。 |
すると、何と6時間後には水は無くなったのだ!
せめて2日間くらい持ってくれることを期待していた。 写真では分かりにくいが、6時間で空になってしまったのだ。 とても小さな穴だったので、これ以上時間が延びるように穴をあけるのは難しい? |
来年の夏休暇まではまだ十分時間がある。
とにかくそれまでに1週間屋上菜園に灌水出来る方法を確立させなくてはならない。
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