そして今日は期待と不安が入り交じったガラ袋での初収穫だ。
7月までは元気に育っていたゴボウなのでこの時期でもある程度のゴボウは出来ているのではという期待。
いやいや、収穫時期が早すぎる。そして何より、今日収穫するガラ袋はもうこの時期に茎葉とも枯れてしまっているという不安。
さらに、ゴボウが出来ていると仮定した時、収穫操作が容易であるかどうかという興味。
色々な思いを胸にしまい込んでの収穫作業の始まりだ。
我が家のゴボウは収穫し易いようにとガラ袋とダストボックスで育てている。
下の写真は6月中旬土嚢袋が破れ始めた時期のもの。
葉っぱはすくすくと大きくなった。 この後、弱くなったガラ袋の周りを肥料袋のビニールで補強した。 |
今の時期でも比較的元気なガラ袋のゴボウ。 葉には害虫被害の跡がたくさん見られる。 どの袋も一時期程の元気がなくなった。 |
そんな中、一つのガラ袋の苗が茎葉共に完全に枯れてしまった。
下の写真がそのガラ袋だ。
周りのサツマイモの茎葉で分かりにくいが、このガラ袋にはゴボウの茎も葉も見えない.1ヶ月前にはしっかり茎葉が見えていたガラ袋だ。この時期に枯れるというのはどう考えても早すぎる。恐らく7〜8月のカラカラ天気の折、水やり不足が最大の原因だったのだろう。
となりの土嚢袋のサツマイモの茎葉がこのガラ袋周囲にまで伸びている、 |
ゴボウの収穫時期は10月の予定だが、こんな風に茎葉が枯れたのでは仕方ない。
食べれるゴボウが出来ているか不安だったが初収穫をしてみることにしたのだ。
まず、補強したビニールを外してみた。
ガラ袋場ぼろぼろ状態だが、ビニールの補強が効いて形を保っていた。 |
次はガラ袋を外す操作だ。
私がゴボウをこの袋に植えた時、収穫のイメージをしていたが、その時はガラ袋をハサミで切って外すつもりだった。しかしガラ袋はぼろぼろ状態になっていたため、手で簡単に剥げた。
ガラ袋を剥ぐと、下の写真の様に円筒形に形を保ったままの土が見えてきた。
土の高さは設定時より縮んだように見える。
ガラ袋と土嚢袋では強度が全く違う。 1年置いた土嚢袋はまだ袋としての機能を保っている。 土の周りのガラ袋はパラパラといった感じで簡単に剝げ落ちた。 |
土を外側から落としていく感じは、以前私がイメージしていたものとほぼ同じだ。
土を落としていくと立派なゴボウが5〜6本立った状態で残ることをイメージしていた。
弱いガラ袋だから底の方はゴボウが突き刺さっているかもしれないと思っていた。
今回は実際に残ったゴボウは下の写真の様に2本だけだった。
このゴボウを真上に引き抜くと、さらに土の下に残っているゴボウ20cmくらいが抜けるイメージを持っていた。それで長さ50cmくらいのゴボウが収穫できることを期待していたのだ。
しかし、実際下の写真のゴボウを真上に引き抜くと、写真に見えているより下にはゴボウはほとんど伸びていなかった。太さはまずまず太いゴボウだが、長さは予想よりはるかに短かった。
周りから土を外していくと2本のゴボウが残った。 この状態で真上にこのゴボウを引き抜いた。 この土の下2〜30cmまでゴボウが伸びていれば100点だったのだが |
食べれる部分の長さは僅か20cm強。 それでも初収穫が嬉しくてシゲシゲと眺めていた。 |
小さな2本も無理すれば食べれるだろう。右の1本は腐れていた。 一つの土嚢袋に何本の苗を残すべきか、苗を間引く際に迷った。 結局8〜10本くらい残した結果がこれだ。 来年は苗を間引く際、残す苗を4〜5本にした方が良さそうだ。 |
残っているガラ袋やダストボックスにはまだ茎葉が枯れてしまったものはない。
これからボチボチ収穫していくことになるだろう。きっと、これから収穫するゴボウはもっと理想に近いものになるに違いない。
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