2013年12月13日金曜日

サツマイモの挿し穂はいつ頃まで可能?屋上土嚢袋の結果では8月中旬までOK。腰水法のサツマイモはおいしそうに見えない。

どなたに教わった忘れたが、福岡ではサツマイモの挿し穂は7月中旬まで可能ということだった。

下の写真は、畑の畝で7月下旬に蔓を挿し穂して12月初めに収穫したサツマイモ。
我が家のサツマイモは通常5月に植えている。
ここはジャガイモを収穫した後、7月末に蔓を挿し穂した。

ここで収穫したサツマイモ(下の写真)は、大部分は何とか食べれる大きさになっていた。しかし、中には小さ過ぎてミミズの餌になった芋もあった。
さすがに、5月に植えた芋とは大きさが違う。長さはあまり変わらなくても細い。
それでも食べれると言う意味からは、福岡近辺で7月末まで挿し穂は可能だったのだ。

しかし、まずはこの収穫結果から福岡近辺でのサツマイモの挿し穂は7月下旬まで大丈夫な事は確定だろう。


そして、屋上の土嚢袋では、さらに遅くまでの挿し穂が可能なのかどうかを調べてみることにした。
もし、食べれるサイズの芋があれば挿し穂可能と判断しよう。

下の写真は、上の写真の同じ日(7月24日)に挿し穂したもの。
畝と土嚢袋の比較の意味でのひと袋だ。

途中、盆時期の干ばつ状態で蔓の先は枯れたが、根元付近の蔓からまた復活していた。
これは8月終わり頃の写真だ
そして、出来ていた芋は数は2個と少ないが、食べれるサイズの15cm強のもの。
同時期に畝に植えたものではもっと大きなものも多かった。
しかし土嚢袋で、しかも干ばつにあった苗としては、ほぼ予測通りの出来だった。


下のの写真は8月5日に挿し穂したもの。

こちらも8月終わり頃の写真。
こちらの土嚢袋では食べれるサイズの20cm弱の芋が2個入っていた。





更に、8月中旬に挿し穂した3本。

出来るだけすぐ根付くように根の出かけた蔓を植えた。

そのうち、出来の良かったひと袋は食べれるサイズの20cm弱の芋が2個。

出来の悪かったひと袋は腰水法をおこなったもの。
腰水法をおこなっていたこの袋のサツマイモ芋が小さく、かつ土がウェットだ。
そのためそのままの状態では芋を掘り起こせない。

仕方なく大きな容器を側に持ってきて袋をひっくり返した。
こちらは細くて食べれないサイズだった。
べちゃべちゃの土の中に痩せこけた10cm今日の芋が数個。
もちろん、これは食べれないサイズ。


最終的に9月上旬にまた1本植えた
こちらはその苗の今日の様子。一番最後に植えたのにもう苗は枯れかけていた。
 掘り出してみると、10cmくらいの食べれない芋が2つ。


ということで、一応食べれるサイズの芋が出来たのは8月中旬までだ。
私の見解では、福岡近辺ではサツマイモの挿し穂は8月中旬まで可能という事になった。


ところで、今年初めて屋上の土嚢袋でサツマイモを作ったわけだが、今日の収穫で問題点がいくつも浮上した。

1)収穫の面倒さ:サツマイモは根だ。だからジャガイモやショウガ、ウコンのように土のの浅いところに芋を作るわけではない。土嚢袋でサツマイモを育てる場合、場合によっては袋の底を突き破るように芋が出来るのだ。
そんな芋を収穫するとき、畑の側の土嚢袋なら、土の上に袋をひっくり返せば簡単に収穫出来る。
しかし、屋上のコンクリートの上となると話が変わる。屋上土嚢袋をひっくり返すときは、大きな容器を側に持っていかなくてはならない。特に腰水法をおこなっている濡れた袋をひっくり返すのはとても面倒で嫌な仕事だった。
そこで今日は、ほとんどの土嚢袋をひっくり返さず芋の収穫をしたが、このやり方では土嚢袋の下の方には収穫漏れの芋をいくつも残した可能性がある。

2)腰水法で育てたサツマイモは、見た目美味しそうに見えない。
下の写真は腰水法で育てたサツマイモ(紅あずま)。今日の実験と関係なく7月中旬に植えたもの。
べちゃべちゃの土の中から20cm強の芋を4個引き抜いた。
これらの芋はべちゃべちゃの土の中で、よく腐れず大きくなったなと感心した。
しかし、色は通常の土から掘り起こす紅あずまのようなきれいな紅ではなかった。
まだ食べてないから分からないが、何となく美味しそうには見えないのだ。
腰水法をおこなっている土はべちゃべちゃ状態。
先日のショウガもダイコンもこのサツマイモも腐ってはいない。
しかし、サツマイモに関してはどうも美味しそうに見えないのだ。
3)ひっくり返した土の中から蛾の蛹や芋虫。これは畑の側の土嚢袋でもあり得るのかもしれないが、今年育てた畑の側のサツマイモの袋では気付かなかった。
屋上の土嚢袋のサツマイモの蔓は、畑の側の土嚢袋に比べ育ちが悪かった。
それは、虫が付いたから育ちが悪かった?それとも育ちが悪かったから、虫が付き易かった?


屋上での土嚢袋でのサツマイモ作り、上に述べたような問題点が分かった。

来年のサツマイモ作りでは、挿し穂に関しては場合によっては8月までおこなうことがあるかもしれない。
また、サツマイモを育てる場所は畝でも土嚢袋でもいいのだが、屋上での土嚢袋栽培は今のところ気が進まない。



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