2015年8月11日火曜日

フェンネルにキアゲハの幼虫。みつばにも。そう、キアゲハはセリ科の植物を好むのだ。

フェンネルはハーブなので、虫はあまり寄って来ないと思っていた。
そして、最近収穫も終わり、最近は放置していた。
そんなフェンネルを久しぶりに見てみると、きれいな芋虫が居た。我が家の畑では新参者だ。

 とにかく、食欲おう盛なようで、あちこちで枝が中途で折れ、葉もなくなっている。

例えば、ちょっと葉を食べるところの写真を撮ろうと構えてみた。
体を反らせて、歩の先の方に近づいたかと思うと、
 ムシャムシャムシャ。
 そのスピードの速いこと!
3cmの葉先を食べるのに3秒かかっただろうか?

 こんな感じで、フェンネルを全部食べられてしまうのも、ちょっとシャクに触ったから、この芋虫君達は観察小屋に移動してもらった。
観察小屋の中に移動した芋虫。
 彼らが十分生きていけるようにと、フェンネルの茎葉をある程度の量入れた。


当然、食欲が凄いと、糞の量も凄い。
あっという間に分が溜まっていく。
この糞の量を見て、観察小屋の中には慌ててフェンネルの茎葉を追加した。

翌日見に行くと、全ての幼虫が動かなくなっていた
環境が悪くてお陀仏か?と思って、よく見てみた。
どうやら、蛹になる前の準備のようにも見える
皆同じような姿になっていた。

ミツバの枝にも、1匹同じ芋虫を見つけた。
こちらは、観察小屋の中に入れずそのままにしておいたら、こんな蛹になった

一方、観察小屋に入れた芋虫は、時間が経ってもきれいな蛹にはならなかった。
その形のまま色が変わり固まってしまったのだ。
蛹になり損なった芋虫。


この芋虫、調べてみるとキアゲハの幼虫のようだ。
キアゲハはセリ科の植物が好きなようだ。
今年初めて育てたフェンネルも、セリ科の植物
1匹同じ幼虫がいた、ミツバもセリ科の植物だ。

今年は初めて育てたフェンネルの花の香り(?)につられて、キアゲハがやってきたのだろう。
道理で、我が家の畑でこれまで見たことがなかった芋虫に出合えたわけだ。


しかし、狭い観察小屋に移された彼らは、自分の身を守るために無理に蛹になろうとして失敗したようだ。
彼らには、かわいそうなことをしてしまった。
しかし、丁度花が咲いているフェンネルが、このあと出来た種が落ちて、来年は自然発生の苗を育ててみようと思っていた折に、多くのキアゲハの幼虫に完全坊主状態にされてしまうのも悔しかった。
せめて、蛹になった個体は、しっかり羽化させてあげよう

2 件のコメント:

  1. 幼虫たちは葉が足りないと感じたら諦めて小さいまま蛹になってしまい成虫になっても弱くなりがちです。飼育箱に移す場合、常に新鮮な葉がたくさんあるようにしてあげてください。

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  2. コメントありがとうございます。これから飼育する機会があるときは気をつけます。
    この時の飼育箱から羽化した成虫は、元気に飛び立って行きました。

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