2016年4月4日月曜日

ジャガイモの芽搔きについて少し考えてみよう

こちらは、山椒の新芽。
雄株に少し遅れて、実の成る雌株の方も新芽が揃ってきた
6月には山椒の実が収穫出来る。
その時期には山椒をたくさん入れ込んだ味噌での夏野菜の漬け物がおいしい。
新芽は雄株の方が柔らかい。
こちらの新芽はタケノコ料理の時に持ち帰るようにしている。
こちらは山椒の雄株の新芽。


さて、昨日我が家のジャガイモ(デストロイヤー)の芽掻きをした。
ところが、芽掻きをどんな風にするのがよいのかが、どうもすっきりしない。
一般的には、芽掻きでは2〜3本の芽を残すように芽掻きするのがベストとされている
芽掻きしないと、小さなピンポン球みたいなジャガイモばかりを、たくさん収穫することのなるというのだ。
私は、芋の種類や種芋の大きさによって、これは一概に正しくないのでは?と思っているのだ。

というのも、昨年我が家のジャガイモ(デストロイヤー)で最大の収穫があった一株は、芽掻きはしたのだが、芽の数が5〜6本残していたのだ。

結果的に大きな芋がたくさん採れれば、それが最高なので、先夏最大の収穫があった一株で芽掻きがどんな風だったかを、振り返って見てみよう。
まずは、下の写真がその一株から取れた芋。
昨夏の一株からの最大収穫。これだけの芋が採れれば凄い。
10cm以上の大きな芋もたくさんある。
この種芋を植え付けたのは昨年の2月6日。
今年の種芋の植え付けと同じく、ずいぶん早く植え付けたのには理由がある。
前の年の夏収穫して取り置いていた芋が、芽を出し、しわしわになり始めていたのだ。
この種芋のどれかから、最大の収穫量があったはずだ。
芋はシワシワになりかけていたが、芋の大きさは大きかった。
その早植えのデストロイヤー、今年植えた種芋と同じように芽が出て来るのも早かった。
下の写真は、昨年3月初旬芽掻きが終わったときの写真だ。
芽掻きはしたのだ、。色々な方が書かれているように2〜3本が残るように芽掻きした訳ではない。
一つの種芋から10本以上出ていた芽を、5〜6本に芽掻きしたのだ。
種芋の大きさが50gなら2〜3本の芽を残すのでいいのかもしれない。
しかし植えている種芋は150gくらいあったのだ。
このデストロイヤー、芽掻きのあとは順調に育っていくと思っていた。
ところが、3月末に遅霜の被害にあった。
しかし、私の心配をよそに、4月末にはこんなに大きく成長した。
再度出てきた芽も、5〜6本にしていたように記憶している。
そして、これらの株の一つから、上の写真のように大量の収穫があったのだ。

こんな経験があるので、なおさら芽掻きの仕方がよく分からないのだ。
ならば、ということで昨日芽掻きした株を使って、どんな芽掻きがいいのか探ってみよう。

まずは1月の終わりに種芋を植えた畝では、手前の2株を比較してみよう。
この時植えた親芋の大きさは左右ともほぼ同じだ。
左手の株では芽を10本程にしている。
右手の株では芽を5本にしている、
この比較では、5本にした芽の方が、若干太めだ。

実験の正確を期すために、芽の太さが若干逆の関係にあるものも用意した。
2月の初めに種芋を植えたものだ。
こちらも種芋の大きさはほぼ同じだ。
こちらは左右とも10本程の芽が残っていた。
こちらでは、若干芽が細めの右側の株をさらに5本にまで芽掻きした。
で、この比較では左側の株は10本の芽を残している。
写真で全ての芽が写っていないが、先日芽掻きした状態のまま、10本の芽を残している。
そして、右側の株では5本にまで追加芽掻きした。
元々は20本程芽があったものを、10本に芽掻きした。
今日はさらに5本にまで芽掻きした。

で、見てみたいのは
10本残した2株と、5本残した2株で収穫量や芋の大きさを比較だ。
芋が大きいので、昨年の経験からも芽を2〜3本にまで減らす必要はないと思われる。
もし、10本残した方から、大きな芋が採れていたら、これからの芽掻きも程々にということになりそうだ。
結果は6月の中旬には出るはずだ。
楽しみにしておこう。




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