ジャガイモの種芋を植える時、切り口を上にする逆さ植えの方が大きな芋が出来易いとの記載をみておこなった実験だったのだが、私の実験結果では全く差が出なかった。
今年の春ジャガでの実験は、種芋を浅植えと深植えで芽の出方をみてみようというもの。2月末に、この冬収穫したデストロイヤーを種芋として使い、植える深さで芽出しの状態や収穫に付いて比較してみる実験を設定した。
種芋の大きさは7〜8cm、ほぼ同じ大きさの芋14個を、下の写真の様に深さを変えて植えてみることにした。
ジャガイモの種芋を植える深さは、ネットで調べてみると、10cm前後にされる方が一番多いようだが、5cm〜20cmとかなりの幅がある。
私は、種芋は浅く植えていいように思っていたので、これまで植えてきている深さは土から芋の上縁までが5〜7cmというところだ。
そして今回の実験では、右手は土から芋の上縁までの深さが10cmに、左手は深さ3cmという浅めに植えた。
左の方は、かなり浅めに植えたので少し土が削られたら、種芋が見えてきそうだ。 |
下の写真は4月の初めのこの畝の様子。
4月初め、ミミズ堆肥からのカボチャの自然発生苗の方が目立っていた。 よく見ると、この時点では浅く植えた方から2個から芽が出ていた。 この冬収穫した芋の場合、芽が出るのに時間がかかってしまうようだ。 |
確かに、浅く植えた方の数本が早く芽を出し始めていたのだが、その後ほとんどの苗から芽が出揃うのに、ほとんど差がなかったのだ。
左手前(浅植え)の1個以外は全ての芽が出揃った。 |
現時点で、大きいものからの2株はどちらも浅植えのものだ。
しかし、出てきている苗の大きさにバラツキはあるが、種芋を植える深さによる苗の大きさには明らかな差はない。
今のところ一番大きく育っているのは、浅植えの1本。 写真下に見える株だ。 |
そこの土を外してみると、芋はしっかりしているし、芽もほとんど地表にでる寸前といった感じだった。
深植えでは、種芋が腐れる確率が高くなるとの記載をみたことがある。
どうやら10cmくらいの深さなら、そんな心配もないようだ。
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