ボックス3段重ねを設定したのは10月の終わり(2段目の段に餌投与開始)。
そして、3段目の餌やりを11月の終わりに始めた。
それから1ヶ月が経ち、最上段のボリュームもそれなりになってきたので
いよいよ、
ボックス3段重ねの初収穫だ。
昨日はどんぶり型3段重ねの2回目の堆肥収穫報告をしたが、はたしてボックス3段重ねの堆肥収穫はどういう結果となるだろうか?
このボックスタイプの堆肥収穫時間、収穫量、分別する堆肥の中に残っているミミズ君の数などがどうなのかとても興味がある。
なぜ興味があるかというと、このミミズ小屋が我が家のミミズ小屋で
一番大きいのと、
このボックスの底は
自分でドリルを使ってミミズ君移動用の孔をあけたので、ミミズ移動が順調かどうかどうしても気になるのだ。
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これがボックス容器の底に自分であけたミミズ君移動用の孔。
ボックス間の接触面も広いし、密着性もよい。
それに、この多数の孔が開けてあればミミズ君の移動はスムースに行くはずだ。 |
まずは、下の写真が全体の様子。
受け皿には液肥が溜まっている。他には特に気になる点はない。
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新しい餌が上の段に入れられ、ミミズ君は移動用の孔を通り抜けて下から上に移動していく。 |
最上段の蓋を外して見た。
蓋の裏には数匹のミミズが居た。
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この数匹のミミズは旅好きか?それとも集団生活出来ない逃亡ミミズ? |
そして、現在の最上段のボックスを上から見たところ。
ボリュームはそれなり。まだ入れて間もない餌が食べられずに転がっている。
ここまでは、嵐の前の静けさといった感じ。
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餌を一杯与えた様な気がしていたが、ボリュームはボックス全体の半分にも達してないようだ。 |
その餌を一部ひっくり返してみるとおびだだしい数のみみず君が見えた。
す、凄い数だ!
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表面にある餌をひっくり返してみると、多くのミミズ君が餌にむさぼり付いている。 その数は凄い!この最上段のみみず君の数を見る限り、 私が移動用に開けたボックス底の孔は十二分に機能しているようだ。 |
どうやら、この3段小屋はミミズ君の移動には全く問題なさそうだ。
次に2段目のボックスを上から見たところ。
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量はボックス全体の1/4くらいだろうか。かなり縮んだ。 |
まだかなり食べ物の残渣が残っているのだろう。かなりの数のミミズ君の姿が見える。
見た感じではまだ茶色っぽいが、それなりの堆肥が出来ているように見える。
さて、それでは今日の目的、最下段の堆肥収穫だ。
上から見たところでは10匹程のみみずが見える。
食物繊維と思われるものも見える。
見たところ堆肥は黒っぽく、収穫するのに全く問題なさそうだ。
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最下段。量は2段目とほぼ同じ、ボックス全体の1/4〜1/5くらいだろう。 繊維物は残っているようだが、堆肥は十分出来上がっているように見える。 今から、この堆肥分別作業だ。 |
堆肥収穫の前に、まず受け皿の液肥をチェックしておこう。
結構溜まっている。まだ溢れてはいないが、今後そういう事態が起こりえることも予測しておく必要がありそうだ。この中にミミズ君は居なかった。
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バケツに移すと2/5くらいの量だった。 |
それでは
堆肥分別作業の結果報告だ。
収穫時間:20分
堆肥内に残っていたミミズ君: 約150匹、妊娠しているものも多かった。
堆肥内の卵:かなりの数あり、ほとんど回収出来てないと思われる。
堆肥内の赤ちゃんや子供ミミズ:ざっと見たところ見つからなかった。
堆肥内の残った食物の残骸:食物繊維とサツマイモ
堆肥収穫量:バケツに1杯
堆肥の状態:かなりウェット
以下がその写真だ。
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内容を大体移し終えた最下段にあったこのボックス。 堆肥分別の後は、新しい餌と分別したミミズ君と食物残渣などを入れて最上段に設置した。 |
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残存ミミズは150匹とかなり多く、これが堆肥分別に20分を要してしまった一因だ。 |
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こちらが今回分別した堆肥。かなりウェットな状態。この中にはかなりの数の卵が残っているものと思われるが、今回その救出はあきらめた。 |
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こちらは、食物繊維やサツマイモの食べカスなど堆肥から外したもの。 内容がウェットで分別が面倒だったので、かなりの収穫可能な堆肥もこの中に入っている。 これらは新しく最上段になるボックスに、分別したミミズ君や新しい餌と共に戻した。 |
というような結果だった。
以上、ボックス型3段重ねの堆肥初収穫についてまとめてみると
結論的には
バケツ1杯の堆肥収穫が出来て、要した時間が20分ということで一応許容範囲だ。
しかし、堆肥分別にこれまでの他の3段重ねの5〜10分という堆肥収穫時間と違って、堆肥分別に20分を要してしまったことが若干気がかりだ。
その原因として考えられることは、
一つががみみず君が堆肥内に150匹も残っていたこと。
これは少量の芋類など餌になるものがこの堆肥内に残っていたのが原因だろう。これだけのみみず君が残ると分別に時間を要してしまう。
次に考えられることは、堆肥がウェット環境であったことと、食物繊維の残骸が多かったこと。この2点も分別をある程度困難にする。
この辺は今後与える餌を考えていくことで若干は改善出来るだろう。
最後に挙げられる点は小屋が大きいということ。
これについては今のところ投入する餌をボックスに満タンにはしていない。ボックスの半分くらいの餌入れで、堆肥収穫時ボックスの1/5くらいになっていた。
本当は今回の堆肥収穫時間がもう少し短かければ、今後の餌入れをもっと多くしようと思っていたのだが、与える餌の量は今くらいにとどめておこう。
一方、この大きなボックス3段重ね、下段に150匹のミミズ君は残っていたがミミズ君の移動状況には問題なさそうだった。この点は十分満足だった。
何せこの小屋はミミズ君の数が非常に多いだけに環境悪化による全滅が怖い。
これだけは何とか避けて今後の堆肥収穫を続けていきたいものだ。