2012年12月17日月曜日

金子1号はミミズの数の飽和状態?逃亡ミミズが増えてきた。

今日は久しぶりに金子1号の紹介だ。

下の写真は3年前、我が家でみみずを飼い始めようと思い、広島の方から購入した金子ミミズちゃんの家だ。このミミズ小屋のミミズ君たちが現在色々なミミズ小屋で活躍しているわけだ。
現在金子ミミズちゃんの家は3段からなるが、一番下の段は金子2号として半年前入れた赤ちゃんミミズの寿命実験をおこなっている。

そして、上の2段が金子1号。2段重ねのフロースルータイプのミミズ小屋だ.

 一番下に液肥が溜まる受け口がある。
液肥は季節やその時の餌によってどんどん溜まる時期も全く溜まらない時期もある。
最近は餌に冬瓜が増えて液肥が溜まる量が多い。
そこで、ガラス容器を受け口に置いて、毎朝犬の散歩のときに溜まった液肥をベランダの植物に与えている。
我が家の他のミミズ小屋は液肥が直接受け皿に溜まるがこういう受け口が付いているのは確かに使いやすい。
右のガラス容器が今日溜まった液肥の量。左は昨日溜まった液肥の量。左の容器の液肥を植物に与え、その空になった容器を右の液肥受け口に置く。液肥が増える傾向にあるかどうかが前日と比較出来る。液肥が増えすぎるときは堆肥がウェットになりすぎないように与える餌で調節するようにしている。
 そして、下の写真が金子1号の上の段。
こちらにいっぱい居たミミズ君達は1ヶ月近い時間を経てかなりのミミズが下の段に移動していく。それでも堆肥収穫時には100匹以上のミミズ君が堆肥の中に残っていることが多い。
こちらはもうすぐ堆肥収穫出来そうだ。この金子1号は少ない時でもバケツ1杯程の堆肥が収穫出来る。
こうして上の段を覗いただけで堆肥の状態が正確に判断出来るのはこの小屋のいいところだ。

そして、こちらが2段目。餌がもうすぐ満杯状態になる。こちらが満杯になると上の段の堆肥を収穫して上下の箱を入れ替える。大体上下の段の入れ替え周期は1ヶ月位だ。
下の段を最初置くときにも上の段と接触面が出来るように中心部分にはある程度の餌を入れておく。その後少しづつ餌が増えて全体が餌で一杯になったら上下入れ替えとなる。餌を与える時上の段を外さなくてはならないのがちょっと面倒?
 ところで、最近は下の段の下に敷いているネット部分に毎日数十匹のミミズ君が逃亡してくる。もちろんここから他の場所には行き場所がない。ここにミミズが逃亡してくる時堆肥も一緒に少し溜まるがこの堆肥の状態によって餌の状態を調節する。
すなわち、下の写真では堆肥はウェットな状態。

そこで餌を調節すると、ネットのところに溜まる堆肥はちょうどいい感じになる。

こういう風にネット部分に毎日ある程度のみみず君が逃亡してくるときは金子1号の2段目のミミズ君が飽和状態に近づいているためだと判断出来る。ここにもし大量のミミズが下に逃げ出してきたならば環境悪化を意味する。
こうして、このネットの部分を観察することで2段目の状態が予測出来るのもこのミミズ小屋のいいところだろう。
実際、金子1号の2段目の餌を少しひっくり返してみて見るとかなりの数のみみず君が居る。環境悪化は全くなさそうだ。
確かに2段目の餌の中はミミズ君でいっぱいだ。飽和状態が近づいているのだろう。

このように少しづつ逃げてくるミミズ君は飽和状態にある小屋に戻しても意味はないだろうということで、箱型3段重ねミミズ小屋など他の小屋に移している。

ということで、今日は金子1号の紹介をした。
このミミズ小屋は一応フロースルータイプだが、どうしても接触面の密着性の点で3段を作るとそれぞれの段の密着させるのが難しいので、上から下への移動で2段でおこなっている。
メリットとしては
下段の下のネットの状態で内部の状態が推測出来る
上の段の堆肥の状態が一目瞭然なので、堆肥収穫の時期を間違えることがない
デメリットとしては
堆肥収穫の時100匹くらいのミミズが残って、分別時間も30分以上かかる
餌を与える時。上の段を外して与えなくてはいけない
といったところだろう。

1 件のコメント:

  1. こんにちは非常に参考になりました。

    ミミズ飼いを始めようと思っています。

    http://blogs.yahoo.co.jp/miniroba
    山羊飼いのロバ君

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