2012年3月31日土曜日

3月ミミズ総括

3月は寒さが去ってみみず君たちが活発に活動する季節みたいだ。
概ね元気なみみず君がそれなりの堆肥を作ってくれた。
堆肥の状態も上等なものが多かった。
どのミミズ小屋でも卵が非常に増えている、赤ちゃんはその割に少ないので孵化のピークはもう少し後のようだ

先月観察小屋に入れた細長いさなぎは孵化して大型の小バエ(B−29)であることが分かった。ただし、生存期間は短く2週間足らずだった。
また、そのさなぎを発見した堆肥の大元となるミミズ小屋を包むネットを調べてみると、ここにもb−29が現れていた。


実験では芽だし実験をいくつか始めた。ジャガイモとアスパラは芽出し用の専用の土よりみみず堆肥に植えた方が早く芽が出た。特にミミズ堆肥に植えたジャガイモの育ちは凄い。
ミミズ堆肥の力を痛感している。


今月末、工事車両が入って荒れていた畑地に鍬を入れてみたが、予想以上に土の状態は悪化していた。踏み固められたり、小石が入っていたり、コンクリートやアスファルトのカスも混じっていた。来月から少しづつ畑として整備して行こう。これまで溜めていたミミズ堆肥も活躍してくれるはずだ。


さて、それでは個々のミミズ小屋の経過報告(3月)。
1)室コン1号(金子)月3~4日堆肥チェック。キャベツ食べ残し。その他餌少量のこるが、黒々とした立派な堆肥!バケツ1杯半。防寒カバー外す。餌は生野菜いろいろ、里芋親芋、冷凍/解凍キクイモ。
2)室コン2号(横型)3月23日。今回も大人ミミズ、卵を多く認めた。堆肥はややドライ気味の上等堆肥。量はバケツ1杯半。前回の餌もほとんど無い。今回の餌は、冷凍キクイモ、冷凍梅、冷凍つくね芋、野菜クズ。今回もかなり大量に与えた。
3)室コン3号(縦型)月27日チェック、堆肥は上等、バケツに2/3。餌は溜めておいたスペシャル茶殻&コーヒーカス。茸類他食物残渣。みみず君はきわめて元気1500匹は居る感じ。底のバケツにはみみず君100匹位来ていた。
4)室コン4号3月20日700?立派な堆肥バケツ1/2杯、大人ミミズ多い。卵も非常に多い。生野菜中心、やや少なめ。
5)室コン5号(金子)3月14 〜15日チェック バケツ1杯と2/3、立派。ミミズは大人、赤ちゃん多く、卵も非常に多い。。餌を冷凍(キクイモ、里芋の親芋)、里芋の茎、葉っぱ野菜の残渣、大根などなどかなり多量にあたえる、その分、ココナッツ繊維は少なめに投与。3/15早速ミミズ小屋の下に逃亡ミミズ100匹近く。その後すぐ逃亡は収まる。
6)畑コン1号月8日チェック640(立派な大人中心、バケツ2/5。餌は冷凍キクイモ、つくね芋と野菜のクズを与える。
7)畑コン2号月5日チェック700、立派なさらさらとした堆肥、バケツ1/2。今回の餌も冷凍解凍キクイモと冷凍里芋親芋。段ボールも少し多めに投与。今回も餌は完全に食べられていた。
8)畑コン3号月13日チェック。ミミズは元気なれど、卵は極めて多く、赤ちゃんも少し見られる。餌は冷凍解凍(つくね芋、キクイモ、うめ)
9)畑コン4号(蓋付きプラBox)月28日設定。予備小屋より移動。餌は大量の菜の花。
11)プラコン1号月5日チェック,大人中心。堆肥は上等。量はバケツ1/2。餌は里芋の親芋、冷凍キクイモ。卵まずまず。
12)プラコン2号月9日チェック,堆肥バケツ1/2、状態は良好、黒々堆肥。、大人多い。食べ残し餌も結構ある。今回は冷凍里芋親芋、野菜クズなど少し少なめに与える、ヤシ繊維もやや少なめに投与。卵は少々。赤ちゃんは居ない。
13)プラコン3号月29日まずまず堆肥バケツ1/2。餌は菜の花をたっぷり与える。野外に設置。
14)プラコン4号3月20日ザボン餌として投与、経過に問題なし。カビは生えた。
15)プラコン5号月11日チェック、赤ちゃんから大人まで、元気。餌は里芋とキャベツを食べきれてなかった,堆肥形成に少し早すぎた感あり。餌は、冷凍キクイモ、冷凍里芋親芋、野菜残渣など。
16)観察小屋1号繁殖実験開始2/231回目餌やり、3/302回目餌やり
17)観察小屋2号100匹、1/29~2/15食べ比べ小豆対解凍キクイモ、2/16〜アボガド大きさによる食べ比べ3.19〜柑橘系ザボン実験
18)観察小屋3号3/2〜サツマイモ大きさ食べ比べ
19)観察小屋4a、b号(1/11~)、成長に及ぼす餌の因子2/231回目餌やり3/302回目餌やり
20)観察小屋5a,b号(12/16~):シマミミズの赤ちゃん~子供20匹成長に及ぼす温度の影響1/19 5c(防寒処置)実験3/4実験終了、すべての実験小屋で同じ程度にミミズ生存。福岡の寒さではみみず君に防寒カバー必要なし。
21)観察小屋6a,b号(1/5~)30匹づつ、狭い環境と広い環境でのシマミミズの赤ちゃん、子供ミミズ生育実験2/231回目餌やり3/302回目餌やり
22)観察小屋7号400匹?、 子供から青年、予備小屋2号にすべて合流、新たに2/23卵孵化実験開始
23)観察小屋8a号:現在実験なし
24) 観察小屋9号1/24~2/21卵孵化実験、サイズ別、2/22〜細長赤卵(さなぎ?)観察、細長い小バエB−29、全滅後もそのままフォロー中、次世代に続く卵は残っているだろうか?
 25)観察小屋10号1/23~寿命実験、3/30乾燥厳しく生存は?一応少量の餌と水をたっぷり与える。
26)予備小屋1号3/151000匹。赤ちゃんから大人まで。卵もいっぱい。今回も盛況。餌は冷凍キクイモ中心に。バケツ2/5の黒々とした乾燥気味の堆肥。3月28日畑コン4号に昇格。
27)予備小屋2号(1/15)200匹赤ちゃんから子供まで、2/25観察小屋7号を合流、赤ちゃん子供多く含む。3/29菜の花与え野外管理


これは、バルコニーのワイルドストロベリー。私のスペシャルティーにも入れている。
春の光を浴びて一斉に新芽が吹き出している。







2012年3月30日金曜日

アスパラ芽だし:やはりミミズ堆肥の方が先に芽を出す

これは昨日の写真。ワラビ、ツワブキ、そしてたらの芽。
天気がよくて山菜もどんどん増えてきた。
たらの芽の天ぷらは美味しかった。

これは二日前の写真、一本のみアスパラの芽が出ていた


そしてこれが今日の写真。
見にくいが奥のミミズ堆肥の方は10本程芽が出ている。
種蒔き用の土の方は全く芽が出ていない。
勝負あったといった感じ。

一方、ジャガイモの方に目をやるとこんな感じ。
真ん中の時間を置いたミミズ堆肥では手前にアンデス赤の方も一つ芽が出てきた。
右側の2区画のミミズ堆肥ではジャガイモ(男爵イモ)はとにかく凄い勢いだ。
こちらも完全に勝負あったといった感じだ。

こちらは今日の朝の桜の写真、3分咲きといった感じ。
夕方には5分咲きになっていた。
いよいよ春の真っ盛りといった感じだ。

2012年3月29日木曜日

ザボンを入れたミミズ小屋&観察小屋:経過報告

今日は、昼間一気に春を通り越して夏が来た感じで暑かった。バルコニーのスイセン「セイルボート」も一気に咲き始めた。

さて、ミミズの嫌いな柑橘系でも、全体の空間に対して大きなスペースを取らなければみみず君は処理出来そうとの予測の基に、先日、柑橘類の中でザボンを与えてみた。
今月の19日に観察小屋、20日にミミズ小屋(プラコン4号)にザボンを入れた。
今日はその経過報告だ。

ザボンを与えた観察小屋で、注意深く様子を見ていたが、特に環境が悪くなってどうのこうのということはなかった。
ということは、ミミズ小屋の方も心配なかろうとは思っていたが、まず26日にミミズ小屋をちょっと覗いてみた。
ザボンを置いた場所は分かるように蓋の段ボールにマーキングをしている。

ふたを開けてみるとザボンを置いている所は見事にカビていた。
もちろんザボンそのものがカビているのだ。その上に様子伺いするように数匹のみみず君が居た。
ただし、蓋の外に脱走してきたものは1匹も居なかった。
これまでの経験からすると与えた食べ物がカビるとその後しばらくしてその食べ物は奇麗に食べられてしまう。恐らくそんな経過を辿るのだろう。

受け皿の方もチェックしてみたが逃亡者の団体は居なかった。旅行者が数匹いただけだった。

さらに今日(29日)再度確認してみた。
前回の観察から三日しか経ってないのでやはりカビの方は変化なしだ。
ただ、前回は気付かなかったが、ザボンを置いた所の段ボールがへっこんでいる。
ということは、ザボンの体積が縮小したのだ。
これが、食べられて縮小したのかどうかはよくわからない。

そこで、観察小屋の方を見てみた。
表皮の内側にあるの白い部分だけを入れた観察小屋(2b)ではみみず君がかなり食べにきている。暗くて分かりにくいが下の写真の右側がそうだ。


ところが、表皮を一緒に入れた観察小屋2aではミミズ小屋に入れたザボンと同様カビている。表皮にカビやすい成分があるのだろうか?
こちらは、現時点ではみみず君が食べにきている様子はない。

2aのザボンが入ってない方にはみみず君が元気にたむろしている。まだタイミングを見計らっているのだろう。やはり全体の空間に対してザボンの占める範囲が狭ければみみず君が生活するのには全く問題ないようだ。

ということで、みみず君の嫌いな柑橘類ではあるが、表皮を除いて餌として与えると全く問題なく食べることが分かった。
柑橘類の皮に含まれるd-リモネンは皮の中でも表皮に多く含まれているのだろう。

カビたザボンがいつ頃なくなるか観察小屋でチェックして無くなった頃、ミミズ小屋の方もチェックしてみようと思う。


2012年3月28日水曜日

畑コン4号(外置きミミズ小屋)

今日は、昨日準備したミミズ小屋を畑の側に設置した。
畑地もやっと使用許可が出たので石ころ拾ったりして準備段階に入った。

今回のミミズ小屋は畑の近くで外置きなので、餌は畑やそのまわりから調達しようと思う。
今日はまず畑の近くにいやという程ある菜の花を餌としよう。
花や先っぽの柔らかい部分だけをたっぷり摘んできた。
それを昨日準備したミミズ小屋に、予備小屋1のみみず君や実験してない観察小屋のみみず君たちと一緒に入れた。
設置場所も畑のそばの日陰部分、下はコンクリートだが環境はなかなかいいと思われる。
虫や小動物の被害もまず心配ない。もちろん座布団収納袋(不織布で出来ているため通気性には心配ない、耐久性は今後明らかになってくる)で回りをカバーしている。
全体の餌の量に対してみみず君が少なめ(それでも1000匹位は居ると思われる)なので、今回は1ヶ月ではなくもう少し時間を置いてチェックしてみよう。

さて畑の方だが、しばらく、工事車両などが入っていたため、土が堅くなり、小石なども以前よりかなり増えていた。
今日使用許可が出たので、まず石拾いから始めた。
まだ小石はいっぱい残っているが、
早く畑として使いたいので畑地の一番端から鍬を入れ、まずは1列だけ畝を作ってみた。

私の畝作りは下の写真のように誰が見てもへたくそだ。
それでもそのうちうまくなってやろうと心には決めている。
ここに明日植える予定なのは男爵イモなどのジャガイモだ。

日陰で芽出しをおこなっていた種芋たちだが、出番が予定よりかなり遅くなった。
植え時の遅れは心配だが明日植えてからは頑張ってもらおう。
もちろん、畝にはミミズ堆肥をしっかり撒いている。

尚、芽出し実験に使っている芋たちはまで芽が出そろってないので、すべての芋の芽が出たあとに更に遅れての畑への植え込みになる。




2012年3月27日火曜日

外置きミミズ小屋準備

先日紹介した外置きコンポストになる蓋付きプラスチックBoxを買いにホームセンターを覗いてみた。
今日の安売りで、先日紹介したBoxよりもう一段小型のプラスチックBoxが売っていた。
前回紹介したものより横幅だけでも20cm小さめ、横幅で40cmしかない。
ということは、座布団収納袋に2段重ねでも入ってしまう。
小バエやミズアブ予防には2段とも完全に袋に入った方が安全だ。

という事で、早速作業に取りかかった。
これが上の段の蓋。3mm程の空気穴を16個空けた。

4つの側面の上方にも3mmの空気穴を4個づつ16個空けた。

底には2mm程の液体の通る穴を60個程空けた。

2個を重ねても予想通り座布団収納袋に収まった。
収納袋の雨風に対する耐久性のテストは終わってないが早く使ってみたい。

ちなみに上のBoxは餌を与え堆肥をつくらせる場所。
下のBoxは液肥の回収場所だ。

もうひとサイズ大きなBoxなら、上段のBoxを細工してフロースルー型にしようと思ったが今回はサイズが小さく、ミミズ君や残った餌と堆肥の分別には手間がかかりそうにないので今まで通りの堆肥回収方式をとることにした。

ということで、明日時間があったら早速畑のそばに設置しようと思う。

2012年3月26日月曜日

ジャガイモ芽だし実験;種蒔き用土まだ芽が出ず

3月13日にミミズ堆肥に植えたジャガイモ(男爵イモ)が芽を出して、あれから12日。
種まき用の方に植えたイモはまだ芽が出ない。写真の左側だ。
そろそろ出てきていいとは思うのだが。
男爵イモの手前に植えているアンデス赤はまだどの土に植えたものもも芽を出していない。
一方、ジャガイモを植えた黄色い箱の向こうに見えている青色の箱はつくね芋の芽だし。まだこちらも芽は出ていない。

ところで、今日は快晴。まだ気温は上がってないが山菜採りに果樹園に寄った。
 これが収穫。

 広げてみるとこんな感じ。
ツワブキがいっぱい採れた。ワラビ、たらの芽はまだ少し早かったが、食べる分だけ採ってきた。
左に見えるのは大きめの金柑、ほぼ最後の収穫だ。これで、みかん類で残っているのは甘夏だけとなった。

2012年3月25日日曜日

布団収納袋;室外雨風耐久テスト

先日紹介した室コン2号を包む座布団収納袋は室内使用となるので
同じタイプのものが室外で使えるかどうかのチェックだ。
これが座布団収納袋より若干大きい布団収納袋、100円ショップで買ったもの

これがまず野外で最初に使おうと思っているプラスチック容器
決して大きめの容器ではないが久しぶりに野外でのコンポストをスタートするのには上等と思われる。

大きさは60×50×45
まず、布団収納袋がこの容器をすっぽり包む事が出来るか?だが

よかった、余り余裕はないがすっぽり入れる事が出来た。
これに穴をあけたり、2段重ねにしたりする予定だが2段目はこのシートで包む必要ないので
あとはこのシートが雨風に耐えれるか?
現在軒下の雨が降り込む所に置いているのでしばらくここでシートの耐久テストだ。

今日は、昨日に続いて風は強いがとてもよい天気。
遠出したい所だが、ちょっとした目の手術を受けたのでおとなしく家に居る事にする。


2012年3月24日土曜日

B-29全滅

3月9日に孵化を始めた細めで大きめの小バエB−29。
3月24日全滅。
成虫としての生存期間、約2週間。思った以上に短かった。
憎き小バエだが少しかわいそうに思えてきた。
逃げる小バエは居ないので、観察瓶の接続を外して観察してみた。
大きい方の瓶には数匹の残骸が転がっていた。瓶の中に数匹のヒメミミズが瓶の内側に居た。
卵らしいものは見当たらなかった。
一方、段ボールの表面には死んだ数匹のB-29の亡骸と、写真では分かりにくいが。小さな白いぶつぶつが見える。もしかしてこのぶつぶつが卵ではないか思うが、この大きさではこれがB−29の卵であるかどうかは全く分からない。
元の瓶を接続した形に戻して数ヶ月放置してみる事にする。

ところで、ザボン実験、相変わらずザボンは食べてないが、みみず君は元気。
ザボンを入れたミミズ小屋も逃亡者は出なかった。

2012年3月23日金曜日

座布団収納袋、ランドリーネットの代用になるか?

これは何でしょう?
見ての通り、座布団の収納袋。
何に使うかというと室コン2号の虫除け用ネット。
不織布で出来ており、空気はよく通すようになっているので虫除けに使えると踏んだ。
サイズ的には余裕を持ってバッチリ。もう少し大きなミミズ小屋まで使えそう。
あとは耐久性の問題。
特に、野外に置いて水に濡れた場合どうなるかはひとつのポイント。

野外で使えるようだと、今後野外で管理する大きめのミミズ小屋に使ってみたい。

2012年3月22日木曜日

冷凍解凍後サツマイモ 大きさによる食べ比べ:結果

サツマイモはみみず君にとって生で食べるのにかなり時間がかかる。
冷凍解凍して与えればそれなりに早く食べられることは、以前の冷凍解凍芋食べ比べ実験で報告した。
ところが、サツマイモは生の状態で長期の貯蔵ができるため、冷凍する事がほとんどない。
今回、我が家の愛犬「金太」がサツマイモをかじったため、今回の実験と相成った。

これが、3月2日、上が刻んだ方、下の写真が塊投与。



そしてこれが3月11日


この時点で刻んだ方は半分以下になっている
塊の方はカビ発生。

そしてこれが今日(3/22)設定から20日後になる。

もう、刻んだ方は粉々状態


塊の方はみみず君はよく集まっているが大きさは変わってない感じ。カビはしっかり残っている。
どちらも食べられてしまったら食べ比べ実験が成立しないので、今日御開帳といきましょう。
やはり、塊の方はかなり残っている。

刻んだ方が食べて崩れて粉々といった感じで、白っぽいサツマイモの組織が堆肥に混ざっている感じ。その部分は全体的にウェットな状態になっている。ほぼ食べ終わったと判断出来るが、まだ完全な堆肥にはなってないようだ。実験開始から20日だからこんなものでしょう。

もちろん間を仕切っていた段ボールはウェットにはなっていたが全く食べられてはいなかった。

という事で、今回の実験結果は、予想通り。
刻んだ冷凍解凍後のサツマイモの方は、ほぼ食べ終わるまで非常に早かった。

2012年3月21日水曜日

B-29続報




このさなぎの正体は細長い小バエだった。B−29と呼んでいる。
最初に1匹見つけたのが3月9日、その後3日程でほとんど孵化してしまったようだった。

それが最初孵化して12日目、もう数匹が死んでいる。
ショウジョウバエの一生は10日あまりと聞いていたがこの小バエもこんなに早く死ぬのだろうか?

真ん中が死んだB-29。右の生きているヤツも以前に比べたら元気がない。

寿命なのか?

寿命であればその前に交尾してどこかに卵を産んでいるはずだ。
この観察小屋では恐らく卵を産める可能性があるのは以前蓋として置いていたウェットな段ボール。
確かに写真では分かりにくいが段ボールにへばりついているヤツが居る。
しかし、目を凝らしてみても卵の姿は分からない。
ガラス瓶の底も念のため虫眼鏡で観察してみたが、見つけたのは1mm弱の黄色いダニらしき生物だけだった。

今回のB−29の死亡は、ウェットな段ボールとそのおくに堆肥を含んだベッドがあるので、乾燥が原因とは考えにくい。
この小さな生物にとって酸欠もないだろう。
狭い空間でいつも飛んではぶつかりを繰り返していたので消耗が早かった?

どちらにしても現在はっきり生存が確認出来るのは6匹程だ。残ったB−29の動きを見ていると全滅まで余り時間はかからないと予測される。

もし、今のB−29が全滅したら、次世代のB−29がこの観察小屋から産まれるかどうか分からないが、また段ボールの上からメッシュを掛けて乾燥しないようにして長期観察をしてみよう。

ところで、昨日はワラビ採りにいった。
我が家の小さな果樹園は、小さな山の中腹にあるが手入れをしてないのが良いのか、毎年この時期ワラビ、ツワブキ、そして間もなくたらの芽が採れる。
それが何と見つけたのはちっちゃいのがたったの2本。
そして、もう落ちているはずの梅の花が満開で咲き誇っていた。
採るのもかわいそうだったが一応、今年の初物。ツワブキ、ツクシと一緒に頂いた。
ちなみに下の写真が去年の同じ日の写真。真ん中はたらの芽。



今年は春が来るのが遅かったはずだ!

2012年3月20日火曜日

ミミズ小屋に柑橘類(ザボン)投与

昨日始めたみみず君の食べ物(ザボン)実験。今のところ、みみず君が弱った様子は全くない。もちろん、まだザボンの皮を食べ始めたようには見えないが。
おっ、一匹勇敢な若者が皮の中へ突入。
ん〜少し顔色悪くなった?右の方にいるみみず君と比べると顔色の違いがよくわかる。

しかし、観察小屋の裏側には賢いみみず君たちがゆっくり出番を待っている。


しばらく見ていたら、ザボンの皮に突入したみみず君は撤退した。
まだ時期早尚であると悟ったのであろう。

という事で、全体の空間の広さに対してザボンの皮がこの程度だったら全く問題なさそうなので、ザボンの皮があるうちに実際にミミズ小屋に投与してみよう。



こんな感じでザボンの皮の表皮を気持ち削った。
丁度今日がチェック予定日のプラコン4号に与える事にする。
こんな感じでミミズ小屋の1/3以上を占めないように注意して
もちろん他の餌も十分与えている。

虫が寄り付きにくいようにという事で、ミミズ小屋設定の最後は蓋の下は薄くココナッツ繊維を被せている。
これは小屋をネットで覆っているので意味がないかもしれないが、以前からの私の習慣になっている。



こんな感じで設定完了。
ザボンの皮のあった位置が分かるようにしているので、1ヶ月後みみず君が食べているかどうか楽しみにチェックしてみよう。


もちろん、この小屋は、脱走事件が起こらないかどうか、しばらく注意して見ていく事にする。