2012年5月8日火曜日

菜の花を入れた畑コン4号:みみず君の横移動実験

昨日,観察小屋で菜の花を入れたみみず君が全滅していたので、心配で室コン4号を覗いてみた。
3月の終わりに設定したこの小屋。
与えたほとんどの餌は食べられていたが,観察小屋と同じく菜の花の太い茎の繊維だけは残っていた。
そんな中で、みみず君は比較的元気にしているように見受けられた。
数もあまり減っているようには見受けられない。
ココナッツ繊維の色がまだ残っており、堆肥はまだ十分には出来てないようだ。
まずはみみずくん元気でよかった!
みみず君が全滅した観察小屋との条件の違いを考えてみると、菜の花と同時にココナッツ繊維を結構入れていた。
これも良かったのかもしれない。

この畑コン4号はイモ類などの穀物を主食として与えた時と明らかに状況が異なり、全体の体積は半分以下になっていた。
また、堆肥の状態は収穫するには早すぎるのに、餌になるものがほとんど見受けられない。
ということで,ミミズ小屋を覗いたついでに、新しい餌を与えることにした。
みみず君と菜の花残骸を小屋の左半分に集めて、小屋の右半分に雑草の枯れ草とキクイモなどを入れてみた。
下がその写真。写真では分かりにくいが雑草の下にキクイモやココナッツ繊維も十分入っている。

1ヶ月後みみず君が新しい餌の方に移動しているかどうかをチェックしてみよう。
これでミミズ移動がうまくいけば、この小屋では次回より真ん中に金網の敷居を作り本格的に横移動で堆肥を収穫することをやってみよう思っている。

ここまでの印象では菜の花は量を入れた割に堆肥形成が少なく、繊維成分も堆肥に混ざる。
菜の花は堆肥収穫にはあまり適した食材ではなさそうだ。

畑コン4号は菜の花を大量に入れたミミズ小屋で、みみず君が無事で一安心したが、あと2〜3個くらいかなりの量の菜の花を餌として入れた小屋があった。
堆肥収穫には早すぎるがもう一つチェックしてみよう。


同じく3月末に菜の花を大量に入れたプラコン3号をチェックしてみる。
みみず君皆元気にしていたし大量の卵や赤ちゃんもチラホラ見受けられた。
菜の花が餌として使えないことはなさそうだ。
こちらはどんぶり型のミミズ小屋だが、堆肥も思ったより立派に出来ていた。
そこで,さっそく堆肥とミミズの分別をすることにした。
分別法は、最近このみみず小屋で主におこなっている堆肥収穫法;すなわちフロースルー光振動法だ。
下の小屋(これが新しいプラコン3号になる)には新しい餌になる雑草やキクイモなどがココナッツ繊維と一緒に入っている。今日は上の小屋にみみず君が元気にしていることを確認し、全体の1/5程を分別した。

この写真は分別した堆肥を外したところ。菜の花の繊維がいっぱいのこっていた。卵も非常に多かったのである程度救済した。今日の分別はここまで。5分程で終わりだ。
このミミズ堆肥分別法の良いところは忙しい時でも少しづつでも分別できることだ。
さて、菜の花を餌に与えた観察小屋でみみず君が全滅したのはなぜだろう?
ミミズ小屋の元気なみみず君を見ているとどうやら菜の花が毒でないことだけは間違いなさそうだ。菜の花は時期的にもう手に入らないし、原因が分からないままなので来年注意深く同じ実験をおこなうしかない。一応、昨日追加した実験の1週間後のチェックも参考になるだろう。




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