2012年5月9日水曜日

里芋の親芋種芋実験:逆方向、順方向の芽と根

3月中旬に設定したこの実験。
里芋の親芋が種芋になるかという実験。
逆方向に植えるというのはどこかのブログに出ていたのでその通りにやってみた。6個を植えた。比較のために順方向に植えたものも一つ作った。

さて今日はいよいよ畑に植え付けだ。
植え付けついでに芽と根の状態をじっくりチェックしてみよう。

初めに芽が出たのは順方向に置いたものだった。
その後芽の勢いは逆転した。

そして下の写真が今日のものだ。
これが逆方向に置いたもの
 一方、これが順方向に置いたもの。土はどちらも同じときに収穫したミミズ堆肥を使っている。
写真で、一目瞭然。明らかに上の逆方向に置いたものの方が芽の元気はいい。

そこで,順方向に置いたものと,逆方向に置いたものを
土を外して芽と根の状態をチェックしてみる。
右上の1個が順方向,あとの6個は逆方向。
写真がゴチャゴチャして分かりにくい。

よくわかるように1個づつを並べてみる。左が逆方向、右が順方向。
ここで分かることは
1)芽も根も左の逆方向に置いたものが勢いが良い
2)右の順方向は親芋の上の方から芽も根もが出ている。
3)左の逆方向では写真上は親芋の下の方(つまり通常の親芋での位置では上の方)から芽と根が出ている

つまり順方向でも逆方向でも芽の出る位置は親芋の上の方からということになる。
それでいて逆方向に置いた方が芽と根の育ちが良かったのということはなぜだろう?
親芋の栄養を上から下に吸い上げるより下から吸収する方が容易なのだろうか?
それとも親芋の栄養が重力の因子で下りていく?

上の写真で親芋に対する芽と根の位置が逆方向で分かりにくいのでアップの写真を加えておく。
写真で親芋の下の方が水平なのは最初の設定。
親芋の上1/4をカットして外し、残った親芋を逆さに植えたから。この方法は以前どこかで見かけたブログの中の記載通りにやっている。


この芋を見ると2分割をして植え付けてもいいようだが,畑の土地が狭いのでそのままで7個の種芋を植え込んだ。どんな芋が出来るか楽しみにしておこう。



今回、順方向に置いたものと逆方向に置いたものの容器が異なるのは実験として曖昧さは残ったが、里芋の親芋を芽出しに使う場合、逆方向の方が良いようだ。

オババから指摘があった親芋を分割して芽出しをするとどうなるか?
ということは課題として残った。
縦割り2分割や4分割なら芽は出そうな気がする。
今回の結果からして、輪切り分割にした場合に親芋の下の方からも芽は出るかどうかが興味あるところだ。
これらの実験は来年の楽しみとしておこう。


さて、畑が使えるようになって1ヶ月あまり。色々な野菜が育ちつつある。どうやら収穫第1号はこれ(水菜)になりそうだ。






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