これはウドの花芽なのだ。
「ウドの大木」と言う言葉がある。
役立たずの大男に使われるのだが、これは土から出る頃の若い芽は食べれても、そのあとは食べることも出来ないし、通常2m程に成長する茎は木としても使えないというところからきた言葉らしい。
我が家のウドは土嚢袋に植えた。
土嚢袋に植えたところで、出始めた芽を食べてしまうと全く育たないだろう。 ということで、芽が出てきても何も手を付けずのままにしておいた。 |
苗はとても元気に育って、高さ1m半ぐらいまでになった。
地植えではないので、恐らくこれくらいが限界なのだろう。そして、そのウドはその先々に白い花芽をつけたのだ。
ところで、このウド。
土嚢袋から出初めの芽は収穫しなかった。
ということは、やはり場所だけをとって「役立たず」で終わるのだろうか?
そこで、何か利用方法はないものかネットで調べてみた。
すると、この花芽は天ぷらやお浸しにして食べれるとのことが記されていた。
伸びてくる新芽もつまんで同様に食べれるのだそうだ。
ウドはタラの木の仲間なのだ。
確かによく見ると似ている。
今は美味しそうな新芽はないので、この花芽だけを天ぷらにしてもらおう。
ということでかなり涼しくなった夕暮れに天ぷらと酒。
若干、癖がある味で娘には評判が悪かったが、これは大人の味だ。
いや〜旨かった。
ウドの大木は決して役立たずではなかったのだ。
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