今日はこれまで全く問題がなかった35匹でおこなっている寿命実験第3弾の観察小屋だが、今回は同じような減少がないかちょっと心配してのチェックだ。
ミミズ観察小屋は寿命実験1を除いては下の写真のような容器でおこなっている。
ミミズ小屋の上に観察小屋が乗っている。 観察小屋には空気や液肥が通る穴が開けてある。 観察小屋の下には、液肥が出てきた時の受け皿を置いている。 |
大きさは高さ15cm、直径12cm程で、もちろん液肥用の穴と空気用の穴が開けてある。
シマミミズの生態に対する実験をおこなうのには、大きさ的にも耐久性の面からも丁度良いと思っている。
強いて欠点を言えばこれらを防虫用の袋で囲っていないため、餌の種類によってはショウジョウバエが発生する。もちろん、ランドリーネットの中にこれらの観察小屋を入れれば虫はほぼ完全に予防出来ると思っている。ただショウジョウバエはミミズ君の実験にはあまり悪影響を与えない感じなので今のところ気にしていない。
また、液肥はたまに出てくるので、観察小屋の下には上の写真のような受け皿を置いておくことは必須だ。
さて、今日は寿命実験第3弾のチェックをおこなったのだが、簡単にチェックの手順を紹介しよう。
まず、内容を目的のミミズ君、赤ちゃんなどのミミズ君、卵胞、そして餌の残渣に分けていく。
こちらがこの実験で、ミミズ君の寿命を割り出すために毎回数を数えている大人ミミズ。
分別したすぐあとには、すぐ一緒についてきた堆肥の陰に隠れてしまう。
ミミズ君は35匹、皆元気だった。
この堆肥の下に35匹のミミズ君が隠れている。 |
分別した卵胞を集めて置いている。今回は80個くらいあった。
卵胞の数ではその時期時期における繁殖状態や、観察小屋の中の環境が推察出来る。 今回は35匹の大人ミミズが80個程の卵胞を産んでいたので繁殖状態良好だ。 |
今回の赤ちゃんは約20匹くらい居た感じだ。
これらは、前回与えた餌の残骸。
もう食べるところは残っていないのかもしれないが、これらの食べカスは一応観察小屋に戻すようにしている。
もし、この食べカスの中に卵胞や小さな赤ちゃんが含まれているとしたら、 次回チェック時には大きめの赤ちゃんや子供ミミズとして発見されることになる。 |
今回も卵胞が膨らんだ妊娠ミミズが一杯だ。
上に被っていた堆肥を外すと、元気なミミズ君の姿。彼らは皆元気。 妊娠ミミズも多く見られた |
ちょっと大きめの赤ちゃんが多かった。
この観察小屋は1ヶ月後に次のチェックになる。
餌の分量は、中に居るミミズ君が1ヶ月でちょっと食べきれないくらいがベストだ。 小さな観察小屋なので、環境悪化が怖く餌として甘い果物などは基本的に避けている。 |
ところで、今日は9月初めなのに中秋の名月。
確かに窓から吹き込む風は涼しく、暮れた空にきれいな月が見えている。
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