2013年5月2日木曜日

ジャガイモ袋栽培の経過。袋栽培と畝栽培、土嚢袋とビニール袋、ビニール袋の色での成長の差は?

今年初めてジャガイモの袋栽培に挑戦している。
植えたのは3月11日。
土嚢袋とビニール袋の袋を全部で12袋用意した。
これまでの経過はどうだっただろうか?


まず、デストロイヤーの種芋を入れた6個の袋。
種芋の大きさは、どれも差がなかった。
下の写真が設定時(3/11)。
ビニール袋の底にはどの袋も6個づつ、水抜き用の穴をあけている。

そして下の写真が5月1日のもの。
ビニール袋は土嚢袋に比べ明らかに成長が遅い。

下の写真奥に見える畝には2列にジャガイモを植えている。どちらの畝も、左側にデストロイヤー、右側に男爵芋を植えている。
畝のデストロイヤーと土嚢袋のデストロイヤーを比較してみると
土嚢袋のデストロイヤーは畝のものと遜色ない。
ところが、ビニール袋に入ったものは明らかに育ちが悪い。
特に、透明と白い袋に入ったものは成長不良?
ここまでの差が出るとは思わなかった。この原因は後でじっくり考えてみよう。
成長が悪いビニール3袋の中では黄色の袋の中の苗が少し成長がよいようだ。
ビニール袋の中では黄色が成長が比較的よいようだ。
それでも、左に見える土嚢袋には完全に負けている。




一方、下の写真は4月11日のアンデス赤を入れた六つの袋。
アンデス赤は、畝に植えた男爵芋と同様、どの袋も芽が出た時期はデストロイヤーより早かった。
それでも個々の袋をみてみると成長具合いの差は明らかだった。
やはり土嚢袋の方がビニール袋より概ね成長が早かった。
黄色のビニール袋は土嚢袋とあまり差がなかったが、透明と緑は明らかに成長が遅かった。

そして、ビニール袋のアンデス赤は5月1日には下の写真の様になった。
4月中旬に芽掻きをしたつもりだったが、不十分だったかもしれない。どの袋もえらく茂っている。いずれにせよ、アンデス赤の成長は早い。
これが5月1日の写真。茂りすぎてどの苗がどの袋のものなのか分かりにくい。
しかし、よく見ると袋ごとの成長には、4月11日の時と同じような差がある。
それでも、これくらい成長するとその差はほとんど目立たなくなっている。

今回の袋栽培で
見てみようと思ったのは
1)袋栽培にしたら、畝に植えたものと収穫量や大きさに差が出るかどうか?
2)土嚢袋とビニール袋では同じ袋栽培でも差が出るかどうか?
3)ビニール袋栽培でビニールの色をいくつか用意したが、その色により何か違いが出るだろうか?
  3a)透明なビニール袋では内側まで光が当たりやすいだろう。それによる影響は出るだろうか?また、透明な袋では緑化が起こり易い?(男爵芋ではこれまで土寄せ不足で緑化を経験しているが、もし光が当たった場合アンデス赤やデストロイヤーはどんな色になるのだろう?)
  3b)虫によっては好きな色と嫌う色があるらしい。(アブラムシが黄色い色を好むことはよく知られている。)
ビニール袋の色により、ヨトウムシなどの害虫が寄り付く袋と寄り付かない袋が出るだろうか?

ここまでの経過では
1)土嚢袋と畝に植えたもの(デストロイヤー)では差がなかった。
2)土嚢袋とビニール袋では土嚢袋の方が成長がよかった。
3)成長が遅いビニール袋の中では黄色が一番良い状態だった。
4)今のところどの袋にも芋虫ら害虫の姿はなかった。
透明なビニール袋と白のビニール袋の成長が悪かったのは、光の種芋に対する影響だろうか?

今のところ興味ある経過となっている。


さて、明日から連休の後半を利用して小旅行を楽しんでくる予定だ。
帰って来たら、畑の様子はどう変わっているだろうか?



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