2013年5月21日火曜日

イチジクの挿し木、最終的に2月、11月に植えたもので活着率の差はなし。さあ、どこに植えよう?

最近はDNAさえあれば、一つの細胞から一つの個体を作り出す時代。
イチジクの挿し木から芽が出た、といって喜んでいるのは私だけかもしれない。

だが、種を植えるわけでもないのに、枝を刺すだけで、そこから根が出たり、芽が出たりする。
やはり、これは凄いのだ。

昨年11月と2月にイチジクの挿し木をして、4月チェックした時は、本に書いていた通り、2月に植えた方だけがうまくいっているように思えた。

しかし、今回見てみると、一概にそうとは言えなくなった。

2月に植えたのは8本の細い挿し穂、4月の時点ではすべて生き残るかと思ったが、4本だけが最終的に生き残った。
こちらは2月に植えた細い挿し穂から出た芽。
芽が出た2本が重なっている。
しかし、枯れた4本を見ても、生き残った挿し穂との違いは全く分からない。
2月に植えた4本の挿し穂は芽を出すことなく完全に枯れた。



一方、全滅と思われていた11月に植えた3本の挿し穂のうち、1本が立派な芽を出してきた。
11月に植えた挿し穂の中で、もし生き残るものがあるとしたら、下の写真の1本だと思っていた。

しかし、この挿し穂は芽を出すことなく枯れたようだ。
芽を出したのは下の写真の挿し穂。
完全に枯れていると思った挿し穂から4カ所くらい芽が吹き出している。

結果的に、植える時期に関しては、2月と11月で4/8と1/3。
これは有意な差ではない。11月の挿し穂がもう1本芽を出していたら結果は逆転だったのだ。

さて問題は、芽が出た苗木をどこに植えるかだ。


元々、イチジクの挿し木を思い立ったのは、昨年台風のとき根こそぎ倒れたイチジクに手は入れてみたものの、そのまま枯れてしまうことを想定したからだった。

倒れた木はカミキリムシの幼虫にやられて、イチジクの木自体がかなり弱っていた。
そこで、虫の退治をして、ボンドで穴を塞ぎ、大幅な剪定をした。
下の写真が大幅な剪定をしたものの、恐らく枯れてしまうだろうと思ったイチジクの木。
これは、昨年9月根こそぎ倒れた木を大幅剪定し、支柱で固定した時の写真

ところが、約1mの幹だけが残って、もうダメかと思ったそのイチジクは、下の写真の様に見事に復活した。
幹からも、根っこ部分からもどんどん枝を伸ばし葉が茂った。
生命力がある木だ。

ということで、植える必要がなくなった苗木たちだが、せっかく生き残ったのだから、どこかに植え場所を見つけなくてはいけない。
見渡して、植えれるスペースがあるのは、上の写真のイチジクの近くだけのようだ。
その辺に植えることにしよう。

さて、植える時期はいつがいいのだろうか?
水枯れの心配のない梅雨時期がいいような気がする。

ただ、植えるのは簡単だが、手入れする余裕まではなさそうだ。
そこはイチジクの生命力を信じて、美味しい実をいっぱい食べさせてくれることを期待することにしよう。




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