2019年1月31日木曜日

2019年1月の菜園&果樹園。

2019年もあっという間に1ヶ月が過ぎた。
1月2月は冬野菜の収穫が楽しい時期だが、菜園近く色々な鳥たちが楽しめる時期でもある。
こちらは後ろ髪がキレイなアオサギ
菜園の晩白柚の家にはまだ来ないが、果樹園の小梅には遊びに来たメジロ
モズ君も餌入れになっている鍋を叩いても、寄ってこないのだが、畑仕事中は近くに寄ってくる。
こちらはミミズを1匹たいらげた後、まだ他の獲物を探しているモズ君。


さて、1月の菜園
我が家の主力芋類、デストロイヤーは最大の大きさで12cmと大きさ的には若干の不満は残ったが、全体の収穫量は文句なし。
かなりの量をお裾分けに回すことができた。
昨年夏に収穫した種芋の植え付けも先日終わった。
昨年夏に収穫した芋はしっかり芽が出ていた。
半切した芋に木灰を付け、浅植え、逆さ植えで植えた。
種芋を植え付けたあとは、不織布で覆っている。

里芋は、昨日全収穫を終えた。
1株からの収穫量はどれも少なく寂しかったが、育てた株が多くて、食べる分に不自由しなかったのはよかった。
また、11月頃収穫してそのまま茎葉を付けた親芋を土の中に保存していたものが、少し大きくなっていたのは嬉しかった。
直径8cmくらいの親芋が取れて一安心。
この大きさがあれば、この3月の種芋にするのに問題ない。

ヤーコン芋も、まだ最終収穫を少し残しているが、これまでに十分量が収穫できている。
種芋も上等なものが採れている。

ゴボウは下旬に最終収穫をしたが、ちょっと遅かったみたいで、硬くて食べれない部分が半分くらいあった。
それでも柔らかいところはとても美味しかった。

これまで下手だったニンジン栽培では、初めて満足できる収穫状況になった。
昨年9月の種まき時期に、足踏み法を取り入れたのが大正解だった。
ニンジン、ゴボウ、鶏肉の炊き込み御飯は美味しかった。

葉っぱ野菜は、ターツァイ、白菜(ほとんどが巻いてないが)はトウ立ちの時期が近づいているのだろうか?少し硬さが出てきたが、相変わらず順調。
ミズナも時間差で育てた第2陣がいい感じで収穫出来ている。
ここは、今が収穫適期のミズナの第2陣の畝。
昨年末から大量の収穫が出来ていた第1陣のミズナは先日畝を片付けた。
白菜の畝では、今月もこんな野菜が採れた。
巻かなかったが味は白菜。
ロメインレタスルッコラが、極めて順調な収穫状況になっている。
こちらはロメインレタス。
こちらはルッコラ。

先祖返りか交雑のためか分からないが、今月も変わった野菜をたくさん食べた。
見かけはカブだが、味もカブで、思った以上に柔らかくて煮物に美味しかった。
私はカブの種など蒔いたことはないのだが。。
オクラが終わった畝に出てきた何か分からない野菜は、葉を生で食べるとからし菜の味がした。
枯れたオクラの苗を押し分けるように大きな葉っぱ野菜が育ってきた。
見た目、何か全くわからなかった。
食べるとしたら、若くて柔らかそうなところのみだろうと考え若芽中心に収穫した。
家人は『からし菜でしょう』とのこと。
からし菜の種は我が家では一度も蒔いたことはないのだが。。
料理に使ってもらったが、あまり評判は良くなかった。
トウ立ちを始めている野菜の中にもアブラナ科であることは分かるが、何かわからない花芽があった。
この花芽はとても美味しかった。
花芽といえば、ルッコラの花芽も美味しかった。
こちらは最近収穫を始めたルッコラの花芽。
こんな感じに軽く湯掻いて、ドレッシングをかけて食べている。

ディルは、昨年のこの時期は十分な収穫が出来なかったのだが、今年は文句なしの収穫状況。
昨年、大きめの苗を選抜して移植した畝だ。
びっくりするほど元気いっぱいだ。
一方、ディルの種をバラ蒔きした畝では、大き目の苗を移植した後に残った苗は、なぜか葉の色も茶変して元気がない。
去年はこんな苗に不織布をかけていたら春には復活した。
今年は移植した苗が元気なので、ここの苗は放置状態。
芳香野菜としてはイタリアンパセリもとても元気だ。
帰りしな、使う分だけ収穫している。


果樹園では、八朔の収穫が圧巻だったし、晩白柚も今年は誰にも盗られずに順調に収穫できた。
こちらは八朔の最終収穫。
今年最高の収穫量となった伊予柑にも量的に負けていなかった。

こちらは今期最重量の晩白柚
スス病をナイロンタワシで落とした姿。
そして、メジロ君の到来を、今か今かと晩白柚で作った3個の家が待ちわびている。


レモンも数年ぶりに十分量の収穫が出来た。

キンカンもこれまでで最高の収穫量になった。


昨年まで実を付けていない果樹園のオリーブも少し気合を入れて肥料やりなどをした。
こちらは、果樹園にある3本のオリーブの木。
この辺りは、雑草、特にコセンダングサが元気で困る。
果樹園では、来月は甘夏の収穫が残っている。
それが終わると、山菜の収穫がすぐそこまでやってくる。
2月も菜園や果樹園との楽しい付き合いになると嬉しい。

2019年1月30日水曜日

大根をほとんど収穫して一部を土の中に保存。今日は里芋も最終収穫。

今日も畑仕事をしていたらモズ君が畝に降りてきた。
猛禽類のモズだが、その姿はとても愛くるしい。
掘り起こした畝のミミズが目的みたいだ。
通常モズは高いところから地上に舞い降りて、さっと獲物を持っていく。
ツグミみたいに、土の上でゆっくり獲物を探すのは珍しい。
どうやら、私に対しての警戒心が減ってきたようだ。

さて、今期の大根は、初回種まきして育てた苗が、虫にやられ全滅
かなり遅めの種まきとなったため、収穫が遅れた
それに、これまで収穫した大根や聖護院大根は軒並み小さめだった。
気合が入らず間引きをしなかったのも一因だ。
去年は15cmを記録した聖護院大根も、今年は最大で11cmにとどまった。

それでも最近の鍋料理などには聖護院大根がよく使われている。
そんな大根類もそろそろ“ス”が入り始める頃なので、畝に残っていたほとんどを収穫した。
手前は葉大根だが、この大根が一番いい状態になっていた。
大根の葉も枯れ始めているのは“ス”が入るサインだ。
で、収穫した大根のうち、こちらは我が家への持ち帰り。
そしてこちらは、お裾分けした大根。
上の方にあるズングリした大根は葉大根の残り物だ。
さらにこちらは、3月頃食べる予定で土の中に保存した大根。
昨年はたくさん保存したのだが、全部は食べきれなかった。
今年は去年の1/4くらいを保存した。
一応、掘り返す時の目印を立てている。
引き抜いてもニンジンより小さなクズ大根は、すべてミミズ君の餌にした。

今年は余った大根の種を、ゴボウが育たなかった数個のビニール袋に蒔いていたのだが、こちらはまだ葉がしっかりしているので、2月に収穫する予定だ。
まだ、小さなものがほとんどだ。
中には、一応収穫できるくらいの大きさになっているものもある。


さて、芋類の収穫はいつも楽しくて仕方がないのだが、不作だと楽しみが半減する。
今期の里芋は、苗が例年は1m50cmくらいの高さまで成長するのだが、80cmくらいの大きさにしか育たず、一株からの収穫量も少なくて残念だった。
こちらは数年前の里芋の畝。
高いものでは、高さ150cmを超えていた。
こんな株からは、大量の里芋が採れて収穫時は興奮した。

今日は、こんな寂しい思いをした今期の里芋の最後の一株を収穫
この時期まで置いていたので、子芋の数や親芋の太りなどちょっとは期待していたのだが、やはり寂しい結果に終わった。
こちらが最終収穫の一株。
収穫した子芋は10個弱。
親芋は3個で、どれも直径は5〜6cm止まりだった。
こちらが最後の一株の掘り返し。
寂しいし、ちょっと悔しい。
それでも、今期の里芋は育てた苗が多かったので、10月の時期からこの時期まで欠かすことなく食卓に里芋が載ってくれた。
今期の里芋栽培、満足とまでは言えないが、一応よしとしよう。

2019年1月29日火曜日

『竹酢液』の虫除け効果や『竹パウダー』の土壌改善作用は『竹のクズ』にもある?剪定したバラの木やアーティチョークの根元に撒いてみた。

ここは、支柱などに使う笹竹の切り出し場
とても密集して生えているので、根元は竹クズが積もっている。
雑草は全く生えていない。
虫の姿もここでは見当たらない。

さて、『竹酢液』は私は使ったことがないし、『ちくさくえき』を先日まで『たけすえき』と呼んでいた。
竹酢液とは、竹炭を作る時、出る排気ガスを採取し冷却することで液化させたもの
その中には200種類以上のポリフェノール類や酢酸、蟻酸、アルコール類などが含まれているらしい。
その効果は、消臭、殺菌、防カビ、防虫効果などがあるとさせている。
だから、園芸で虫除けに使われたり、かなり薄めて入浴剤で使われたりするらしく、最近はホームセンターで売っているし、先日のTVではイノシシ除けに土手に竹酢液を撒いたなんて話も出ていた。
また、竹を粉砕し製造後密封し嫌気状態にすると乳酸菌を多く含む『竹パウダー』なるものができるらしい。
この竹パウダーは植物には栄養素としての窒素リン酸カリは含まず、乳酸菌による土壌改善剤として使われ、また動物には栄養価はなくても繊維やビタミン補給ができるとして養鶏飼料に使われているようだ。

『竹のクズ』に少しでもそんな作用が入っていないだろうかと期待して、先日笹竹の切り出し場から竹クズを集めてきた。

使ってみたのはバラの木の剪定後の根元アーティチョークの根元
どちらも一番の狙いはアブラムシや害虫の予防効果だ。
さらに、土壌改善作用と根元の雑草予防と寒い時期の保温効果にも期待している。

ところで、バラの木の剪定の適期は、バラが完全に休眠している12月下旬から2月中旬とのことだ。
早すぎると、剪定後に芽が伸び始め、寒さで傷み、遅くなると、すでに伸び始めた芽に使われた養分を失うこのになるのだそうだ。
ところが我が家のバラは、つい先日まで花を咲かせていたので休眠期に入ったか定かではなかった。
1週間ほど前に、萎えかけの2輪の花を付けるだけになっていた。
休眠期に入ったかどうかは?でも、このバラの木を剪定した。
このバラ木は『Qween of Sweden』という品種で、夏の頃には2mくらいの高さになる。
2年前は1m、昨年は思い切って40cm、今年は6〜70cmの高さまで剪定した。
バラについては素人なので、毎年試行錯誤している段階だ。
こちらが剪定後のバラの木。
そんな剪定後のバラの木の根元に、準備していた竹クズをしっかり施した。


一方、防虫ネットを掛けていてもアブラムシがたくさん付いていた第1菜園のアーティチョーク
昨年は4月まで防虫ネットをかけていた。
しかし、防虫ネットは意味がないと考え外した。

そして、このアーティチョークの根元にもたくさんの竹クズを施しておいた。
果たして、このアーティチョークの苗はどんな風に育っていくだろうか?
昨年は一番多くの蕾を付けてくれた株なのだが、今のところ少し小さめだ。

さあ、今年のバラが見事に咲いてくれ、アーティチョークがアブラムシに負けず元気に蕾を付けるようになるなら、これから『竹のクズ』をもっと活用することになりそうだ。