直径10mほどに広がった枝にこんな感じで実がびっしり付いている。 |
そこで今年の梅漬けについて家人と相談したのだが、今年は大梅の出来が悪いこともあり、小梅漬けをメインにすることに決定。
もちろん、今年の小梅の成り方からして全部収穫することは不可能なのだが、2日前に収穫した5kgに加え、昨日は15kgの大樽にいっぱいになる量の小梅を予測して収穫した。
収穫した小梅は、大梅の時と同じように風呂の浴槽で洗い、アク抜きをした。
毎年、梅は収穫しているので、必要な分量がほぼ確実に収穫できる。 |
大梅の時より小さくて数が多いため若干面倒だったが、可能な限り汚れやヘタを取り、15kg用の樽に、これくらいと思える量まで梅を入れていった。
一つの樽に入れた梅の重さも目分量でかなり正確に分かるようになっていた。 |
この時は、乾かしたらこんなに重さが減るんだと思って、今日収穫した梅の余りを1kg足して小樽に入れた。
そして、小梅5kgに合わせ、塩、砂糖、焼酎を入れていった。
一方、15kgの樽に小梅を入れたものも、それくらいの重さになったと信じ重さを測ってみた。
ところが、私の予測より2kgも低い値が出た。
これはちょっとおかしいと思い、続いて私が体重計に乗ってみた。
すると、なんと実際より4kgより低い値が出たのだ。
ん〜20年以上使ってきた体重計が壊れていた!!
大梅はこれまで10%の減塩で作っていたが、小梅の方はさらに塩分を減らして7.5%にしていた。
その代わり、砂糖を10%、焼酎を10%加え、カビ防止をしていた。
最初に5kgのつもりで小梅を入れた樽は、正確にはわからないが実際は5.5kg以上あった可能性がある。
いい加減なのだが、0.8kgの小梅に対応する、塩、砂糖、焼酎を追加して入れておいた。
そして、大樽の方は13kgの表示が実際は15kgあったと考え、塩1150g、砂糖1500g、焼酎1500mlを加えた。
いい加減な仕事となってしまったが、私の感で何とか量的にはうまくやれたと信じ、大樽を保存できる場所に動かそうとした瞬間、次の大きな問題が生じた。
樽の下に僅かではあるが水分が染み出ていた。
調べてみると、大樽の底が何年も使ってきたための劣化によるものか?小さなヒビが入っていたのだ。
いやーショックだった!
仕方なく、大樽の内容を、出来るだけ塩、砂糖、焼酎が均等に入るよう、上の方から手で一杯づつ掬って、2個の中樽に交互に入れていった。
それでも下の方に溜まった焼酎はほぼ均等に2等分できても、塩や砂糖を2等分するなんて全く不可能だ。
大樽の内容はどれくらい均等にこの2個の中樽に移せた? 塩分が薄い方はカビやすく、濃い方は味が落ちる。 |
両端が7.5kg?づつ入った中樽。 真ん中は5.8kg?入った小樽。 |
小梅漬けでは、焼酎を入れていることもあり、毎年そんなに重い重しをかけなくても1日目に梅酢が出てくる。
今日の朝、恐る恐るこれらの樽を見てみた。
もしこの時点でカビが生えていたり、梅酢が濁っていたらガックリだ。 |
押し蓋の上に見える梅酢は透明だ。 |
梅酢を見る限り、この時点でのすべての樽の状態は合格だ。 |
濁ってきたら、そのあとカビてくるのは確実だ。
逆に、あと1週間してカビてこなかったら、味の方は保証できないが梅干し作りはまず大丈夫だろう。
これからの1週間は、いつものように樽をローリングしながら、注意深く梅酢の状態を見ていくことにしよう。
もし小梅がカビた場合は、仕方ないが小梅漬けに再挑戦することになるだろう。
まだ実が山のように残っている小梅は、1〜2週間経つとカメムシ被害はより強く出てくるだろうが、まだ実は収穫できるはずだ。
もちろん、正確な重さが出る体重計は早めにゲットするつもりだが、まずは今回の小梅漬けがうまくいくことを祈っておこう。
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