2019年5月6日月曜日

不思議なナスの木。この時期の果樹園、大梅の成りが少ないのは気になるが、初めて果樹園のオリーブの木に蕾が付いていたのには期待。

先日の旅行中、不思議なナスの木を見たので紹介しておこう。
こちらがその木、高さ2m50cm、広がりが3mを超える大きさだ。
大きさだけなら、ビックリはしても特に不思議ではない。
常夏のこの地で、ナスが冬枯れないで木になるのは分かる気がする。
ただこの木には長ナスがなっている場所と、黄色い丸いナスがなっているように見える枝と、ミニトマトのような赤い実がいっぱいなっているように見える枝が付いていた。
接ぎ木で育てれば、それは可能だと思った。
ただ、どうも接ぎ木で育てたものではない感じなのだ。

こちらが、木の中心付近にぶら下がっていた長いナス
硬そうで、とても食べれそうにない。
一番長い実は60cmくらいありそうだ。
こちらは丸い小型の丸ナスがなっているように見える場所。
大きさはやや小さめのトマトくらいだ。
そしてこちらは、ミニトマトのように見える実がなっている枝。
熟れてない実は白っぽく、その枝先にはナス特有の花が咲いている。
こに見える実がミニトマトで、その枝が接ぎ木なら、その花は黄色のはずだ。
この木があったのは、ロイヤルプロジェクトのレストランがある場所だったので、やはり農業の指導者が、なんらかの工夫を凝らして育てたのだろう。
お会いして、不思議に思える部分への解説をして欲しかった。


さて、5月に入ったので月末には小梅の収穫、そして大梅やビワの収穫と続いていくはずなので、それらの木を中心に果樹園の木々の様子を見て廻った。

ビワの木は4本あるのだが、今年のビワは順調そうだ。
4mくらいの高さがあるので、高いところにたくさんなっている実は鳥たちにプレゼントだ。
今年は豊作のようで、高いところにもたくさん実を付けている。
こんな感じの低いところにある実は
摘果するには遅すぎるとは思われるが、小さめの実を摘果しておいた。


柑橘類では、この2月に雑木を切り倒したので、この雑木の下にあった4本の木は元気がいいように見える。
こちらは甘夏
蕾の数は若干少ない感じだが、去年より大きくて甘い実がなるに違いない。

こちらは2本ある晩白柚のうちの1本。
なんとなく新芽の状態がこれまでよりいい感じだ。
花もたくさん咲いている。
遊びに来ているのは『モンキアゲハ』のようだ。
羽化して間もないのか、斑紋がまだ真っ白だ。

同じく雑木の下にあったレモンも元気そうだ。
こちらにもモンキアゲハが遊びに来ている。
モンキアゲハは柑橘類を好む蝶なのだ。
そして、もう小さなレモンの実ができている枝があったのにはびっくりした。
柑橘系の花の中でレモンは細身だがきれいだ。

倒れた雑木で枝が折れた八朔は木は小さくなったが元気がいい。
花もいっぱい咲いている。
2本ある八朔で、ここの木からは最近は小さな実しか採れなかった。
木は小さくなったが、今年は大きな実をつけるかもしれない。

ここ2年多くの実をつけるようになったみかんの木(木の名前は忘れた)は、今年もすごく元気で、たくさんの蕾をつけている。

温州みかんの木も問題なさそうだ。
去年より若干蕾の数は少ないようだが、木は元気そうだ。
毎年たくさんの実を付ける八朔の木は、今年も花がいっぱい。
今年も豊作間違いなさそうだ。
辺り一面いい香りが立ち込めている。
花の数が多いためかもしれないが、八朔の花の香りは特にいい。

昨年大豊作だった伊予柑が花が少ないのが少し心配だが、去年とても多くの実をつけたので、木が今年は少し休もうとしているのかもしれない。
新芽は元気で木自体は全く問題なさそうだ。
花の方は、こんな感じでポツンポツンと咲いている。
この花の咲き方なら、実の方は去年の1/10くらいかもしれない。

晩白柚は2本あるのだが、梅の側にあるの木も例年通りをたくさんの枝に付けている。
蕾が房のようになっているが、そこに1個つつ実が付けば上等だ。
ただ、大梅と小梅に挟まれて少し日陰部分が増えてきたのが気になる。


先日まで枝しか見えなかった柿の木も、今は新緑がきれい。
ここに見える葉が大きい方が渋柿、葉が小さい方が富有柿だ。
富有柿も例年通り蕾が見えていた。
花が咲く前から実になる部分が膨らんでいる。
去年実を付けなかった渋柿の方も今年は枝の上の方に蕾が付いている。
今年は干し柿作りにまた挑戦できそうだ。

今年は、数年前4本苗木を植えていた果樹園のオリーブが、以前イノシシに引き抜かれて枯れたものに加えもう1本が枯れ、全部で2本になった。
真ん中に見えるのが『ネバジロブランコ』
右端に見えるのが一回倒れて少し弱ったが復活している『ルッカ』
それでも、嬉しかったのが、果樹園で見た初めてのオリーブの蕾
ネバジロブランコ』の上半分にびっしり蕾が付いている。
この秋にはかなりの収穫が望めそうだ。
菜園のオリーブは昨年初収穫し塩漬けを楽しめたが、今年は果樹園の実も加わり、かなりの量になりそうなので今から期待が膨らんでいる。


さて、最後に収穫の時期が近づくのチェックだ。
大梅は成ってはいるが、例年よりはるかに数が少ない。
伊予柑と同様、昨年の大豊作で木が少し疲れたのだろう。
それでも我が家で消費するくらいは収穫できそうだ。
大梅の収穫は6月のはじめに予定している。

小梅の方は例年以上に大豊作のようだ。
赤みを帯びてきた実もあるが、まだ自然落下している実はほとんどない。
そして、今のところはカメムシ被害がほとんどなく、小梅の表面はきれいだ。
小梅は5月の終わりころの収穫を予定しているが、問題は収穫する直前に大発生してくるカメムシの被害だ。

何とか、今年も恒例の梅干し作りがうまくいくことを願っている。

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